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3章:学園都市編
午後の実技の授業 前編
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訓練場に向かう俺シリルとデニス。 もちろん、エドガーとエリックも一緒にいる。
「カシルさん、金髪がエリックで、赤茶髪がエドガーで2人とも『雷神の斧』の候補生だそうです。」ってデニスが紹介してくれたぞ。
「デニス、名前覚えるの早いぞ。 えーと、俺のことはカシルでいいぞ。 名前覚えるの苦手なんだぞ」
「「あー、わかった。 よろしくな」」ってエドガーとエリック。
デニスの奴、編入初日でもう知り合いをつくってるんだぞ。 絶対、俺には無理だぞ。
◇◇◇
俺たちが訓練場につくと、デリックの他にいかにも騎士団出身の教員がいる。
その隣りには、長身痩躯で195CMで暗めの銀髪だがさわやか系で容姿も整っており、もてそうな顔をした上級生と、同じくらいの身長だが、筋肉隆々のマッチョだが頼もしい風貌の上級生2人がいる。
デリックがシリルとデニスに気づくと「グレイとドラーティオ、こっちに来てくれ」と呼ばれたぞ。
俺とデニスは、デリックがいる所に向かった。
「俺、実技は、槍と武術と攻撃魔法でな、剣術の担当は元王国騎士団の副隊長だったアレックス先生だ。
こっちにいるのが、今日からお前達とペアになる上級生だ。」って、デリック。
爽やか系が、
「僕は、クリフだ。 彼が、ブルーノだ。 僕は、遠距離が得意であまり近接は不得意なんだ。 ブルーノのは体格どおり、盾役もできるし、近接が得意だ。」っていう。
「オズボーン先生、このチビ、本当に16歳っすか? 戦闘できるようにみえないんすけど。 実践の成績に響くからチェンジできないんっすか」って嫌味たらたらというブルーノ。
「チビとかいうんじゃない。 童顔でな、しかも17歳だ。 あと学生ギルドランクはAだから。」ってデリックがフォローしてくれたぞ。
「チビいうんじゃないんだぞ。 カシルだ」って俺は、たぶん不貞腐れてるぞ。 なんで、毎回チビとか見た目年齢で絡まれないといけないんだぞ。
「カシル君はランクAってすごいね。 僕と同じで遠距離かい?」ってクリフ。
「うーん、武器はなんでも使えるぞ。 ただ、近接が好きだぞ」っていったら、ブルーノが爆笑してる。
「ブルーノ! 授業でわかることですから。 で、ドラーティオ君は?」
「剣と魔銃はつかえますが、槍はあまり得意じゃないです。」ってデニス。
「体型でわかる気がします」ってアレックス。 体格でってなんだぞ。 しかもまだ、ブルーノは爆笑している。
「アレックス先生、俺もグレイとドラーティオの実力知らないんで、まず彼らに簡単に打ち合いしてもらうってのはどうっすか?」
「そうですね。 でないと、ブルーノ君も納得しなそうですし。 グレイ君とドラーティオ君、よろしいですか?「かまわないぞ。 デニスは?」
「いいっすけど、軽くですよ」ってデニスの奴、冷や汗かいてるぞ。
「うん、わかってるぞ」って俺ニコニコしながら言っておいた。
その間、アレックスは他生徒達に各自上級生の指導のもと訓練するように伝えるのだった。
アレックスの合図でシリルとデニスの打ち合いが始まる。
デニスに合わせて打ち合いをするシリルだが、徐々に早くなっていく、数分でデニスに徐々に余裕がなくなっていくのである。 その速さにおいつけない、アレックス、クリフ、ブルーノは唖然としながら2人の打ち合いをみていた。
「おい、お前ら軽くっていっただろ!」ってデリックが大声で叫んでる。
俺とデニスは打ち合いをやめて、「うん?軽くだぞ」って俺。
「はぁはぁ、カシルさんの軽くは、俺にとっては必死なんっすよ」って汗だくのデニスだぞ。 そうだったのかだぞ。
そんな会話に苦笑するしかないデリック。
「クリフもブルーノも、グレイもドラーティオも実力ありって認められるか?」というと、頷く2人だった。
そして、気を取り直したクリフ。
「グレイ君、ドラーティオ君、この1年間よろしく。」
「グレイ、チビって言ってわるかったな。」っていうブルーノ。
「ただ、2人とも体格で攻撃が軽い。 基礎体力向上で、筋力をつけよう。 まず、グラウンドを身体強化なしで50周走ってきたら、20KGの重りのついた棒で素振り1000回してみよう。」ってブルーノに言われたぞ。
「うん、それがいい」と言ってクリフが俺たちに計測機をそれぞれ渡す。
俺としては文句もいいたいけど、初日だし、まぁ苦にもならないからデニスと一緒に外のグラウンドへ向かう事にしたぞ。
「カシルさん、金髪がエリックで、赤茶髪がエドガーで2人とも『雷神の斧』の候補生だそうです。」ってデニスが紹介してくれたぞ。
「デニス、名前覚えるの早いぞ。 えーと、俺のことはカシルでいいぞ。 名前覚えるの苦手なんだぞ」
「「あー、わかった。 よろしくな」」ってエドガーとエリック。
デニスの奴、編入初日でもう知り合いをつくってるんだぞ。 絶対、俺には無理だぞ。
◇◇◇
俺たちが訓練場につくと、デリックの他にいかにも騎士団出身の教員がいる。
その隣りには、長身痩躯で195CMで暗めの銀髪だがさわやか系で容姿も整っており、もてそうな顔をした上級生と、同じくらいの身長だが、筋肉隆々のマッチョだが頼もしい風貌の上級生2人がいる。
デリックがシリルとデニスに気づくと「グレイとドラーティオ、こっちに来てくれ」と呼ばれたぞ。
俺とデニスは、デリックがいる所に向かった。
「俺、実技は、槍と武術と攻撃魔法でな、剣術の担当は元王国騎士団の副隊長だったアレックス先生だ。
こっちにいるのが、今日からお前達とペアになる上級生だ。」って、デリック。
爽やか系が、
「僕は、クリフだ。 彼が、ブルーノだ。 僕は、遠距離が得意であまり近接は不得意なんだ。 ブルーノのは体格どおり、盾役もできるし、近接が得意だ。」っていう。
「オズボーン先生、このチビ、本当に16歳っすか? 戦闘できるようにみえないんすけど。 実践の成績に響くからチェンジできないんっすか」って嫌味たらたらというブルーノ。
「チビとかいうんじゃない。 童顔でな、しかも17歳だ。 あと学生ギルドランクはAだから。」ってデリックがフォローしてくれたぞ。
「チビいうんじゃないんだぞ。 カシルだ」って俺は、たぶん不貞腐れてるぞ。 なんで、毎回チビとか見た目年齢で絡まれないといけないんだぞ。
「カシル君はランクAってすごいね。 僕と同じで遠距離かい?」ってクリフ。
「うーん、武器はなんでも使えるぞ。 ただ、近接が好きだぞ」っていったら、ブルーノが爆笑してる。
「ブルーノ! 授業でわかることですから。 で、ドラーティオ君は?」
「剣と魔銃はつかえますが、槍はあまり得意じゃないです。」ってデニス。
「体型でわかる気がします」ってアレックス。 体格でってなんだぞ。 しかもまだ、ブルーノは爆笑している。
「アレックス先生、俺もグレイとドラーティオの実力知らないんで、まず彼らに簡単に打ち合いしてもらうってのはどうっすか?」
「そうですね。 でないと、ブルーノ君も納得しなそうですし。 グレイ君とドラーティオ君、よろしいですか?「かまわないぞ。 デニスは?」
「いいっすけど、軽くですよ」ってデニスの奴、冷や汗かいてるぞ。
「うん、わかってるぞ」って俺ニコニコしながら言っておいた。
その間、アレックスは他生徒達に各自上級生の指導のもと訓練するように伝えるのだった。
アレックスの合図でシリルとデニスの打ち合いが始まる。
デニスに合わせて打ち合いをするシリルだが、徐々に早くなっていく、数分でデニスに徐々に余裕がなくなっていくのである。 その速さにおいつけない、アレックス、クリフ、ブルーノは唖然としながら2人の打ち合いをみていた。
「おい、お前ら軽くっていっただろ!」ってデリックが大声で叫んでる。
俺とデニスは打ち合いをやめて、「うん?軽くだぞ」って俺。
「はぁはぁ、カシルさんの軽くは、俺にとっては必死なんっすよ」って汗だくのデニスだぞ。 そうだったのかだぞ。
そんな会話に苦笑するしかないデリック。
「クリフもブルーノも、グレイもドラーティオも実力ありって認められるか?」というと、頷く2人だった。
そして、気を取り直したクリフ。
「グレイ君、ドラーティオ君、この1年間よろしく。」
「グレイ、チビって言ってわるかったな。」っていうブルーノ。
「ただ、2人とも体格で攻撃が軽い。 基礎体力向上で、筋力をつけよう。 まず、グラウンドを身体強化なしで50周走ってきたら、20KGの重りのついた棒で素振り1000回してみよう。」ってブルーノに言われたぞ。
「うん、それがいい」と言ってクリフが俺たちに計測機をそれぞれ渡す。
俺としては文句もいいたいけど、初日だし、まぁ苦にもならないからデニスと一緒に外のグラウンドへ向かう事にしたぞ。
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