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3章:学園都市編

学園に編入 後編

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学園長室に盗聴器って、まぁ破壊したからいいんだぞ。

すると、学園長室のドアがノックされた。
「担任のかたですね。」と言って、入室を許可すると身長は190CMで筋肉隆々でやや坊主にちかい髪型の強面の男性がはいってくる。 
「学園長、お呼びっすか?」って低い声だぞ。
「デリック・オズボーン先生、この子達が今日から2-Bに編入する生徒です。 少しお話しがありますのでお座りください」というと、デリックは少し面倒くさそうな顔をしつつ学園長の隣にすわる。 なんで、いつも面倒くさそうな担任が多いんだぞ。

「小柄の子が、カシル・グレイ君で、隣がデニス・ドラーティオ君です。」ってラドフ。 小柄とか言わないでほしんだぞ。
「すんげー突っ込みたいんすけど、グレイ君は本当に16歳なんっすか? 14歳でも通じそうなんっすけど。」ってデリックもだぞ。 というと、ラドフが咳払いをしてる。
「童顔らしくて、実年齢は18歳だそうです。」というと、驚きを隠せないデリックは「まじかよー」って言ってるぞ。
実年齢はもっとそれ以上だぞって、心の中で呟く俺だぞ。 
なんか学園くるといつもこのやり取りだぞ。 他にネタないのかだぞ。

シリルが不貞腐れながら「本当だぞ。 成長が止まっただけだぞ」というと、デリックが「すまなかった」と素直に謝るのだった。

「グレイ君に、ドラーティオ君。 ちなみにオズボーン先生は、ギルドの3番隊の副隊長です。」ってラドフ。
「学園長、秘密なはずじゃ!」ってデリックが叫んでるぞ。
「変な探りや干渉防止のため、お伝えしたほうが良いかと思いまして、この子達が、マスターから新たに派遣された生徒です。 ただマスターいわく、彼らはあくまでも協力者だそうで、あまり彼らの素性や詮索はしないでくださいね。 これはマスター命令だそうです。」ってデリックに言うラドフ。
「わかりました」ってデリックだぞ。 
「グレイ君はなかなかの実力者ですよ。 先ほど、学園長室に仕掛けられていた盗聴魔道具を見つけてくれました。
 マスターによると実際の実力はランクSS相当だと。 ドラーティオ君もランクA相当だそうです。 ただ学生ギルドカード上はAですよ」
「お前らすげーな」ってデリックが感心しながらいってるぞ。
「いやー、最初、見た時は大丈夫かと心配したけどよ、お前らなら平気そうだな。」って言われたけど、俺は意味がわからないんだぞ。
「どういう意味だぞ?」
「実技や実践活動で3年生とのペアを組むんだが、お前らが組むペアってのが王国の『漆黒の大剣』の傭兵団推薦できている生徒達なんだ。
その生徒なんだが、2年の後半になペアを組んでいた上級生を再起不能にした。 
本人達は、事故だっていうし、当の負傷者も討伐中の事故だっていいはっているんだ。 
ただ、その上級生は魔導国家の生徒で『疾風の斧』の推薦で実力者でもあった。 何があったかはわからず仕舞いだ。」
「オズボーン先生が言ったのここ最近でいう1番おおきな事件です。 きっと教師には知られてない小さな事もあるかもしれません。」ってラドフ。

「うーん、あんま興味ないけど、まぁ自分の身は自分で守れるから大丈夫だぞ」って言っておいたぞ。
「面白いやつだな」と苦笑するデリック。

「始業の時間ですね。」ってラドフがいうと、デリックが「お前らいこう」といって俺、デニスも一緒に退出する。

教室に向かう間、俺シリルとデニスは念話で会話している。
デニス:「ペアが、漆黒の大剣でよかったっすね。」
シリル:「うん、色々探りいれる必要ないかもだぞ。」
デニス:「盗聴魔道具は誰が仕掛けたかわかりました?」
シリル:「わからないぞ。 誰でも作れそうなやつだったぞ。 でも学園内の奴って事はわかるぞ。 壊したふりして盗聴の魔法陣はもってるからあとでシュンさんと解析してみるぞ」
デニス:「あの一瞬でよくやりますね」
シリル:「ついでに、盗聴、盗撮の結界もはったぞ。」
デニス:「言葉がないです。」

そうこうしているうちに、教室の前につき、デリックが「俺が呼んだら、教室入ってきてくれ」といって、教室にはいるのであった
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