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2章:ギルド編

武道大会で、クーデター勃発

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王国の国王に、ギルドマスターのジムが、武道大会の表彰式でクーデターにより騎士団に囲まれている。
目的が俺の財産だったり、情報となると、さすがに人間同士の争いってだけに終わらせる事ができない。


「宰相、貴様何をいっておる。」と押さえつけながらも怒鳴る国王。
「黒帝様の縁者様については、ギルドマスター規約にあるんじゃ! サディアスというやつが来た時に該当しなかったため、縁者としてみとめられん。」
「宰相、これは王国に対するクーデターです。 魔導国家の王として、すぐ両名の釈放を求めます」というフローシア王、ラグダス。
「魔導国家のラグダス王よ。 すでに騎士団および貴族の私兵合計200名が私の合図でいつでも突入できる。 それにこの会場内にも同士がおる。 国民の事を思うならば、魔導国家の王よ黙っているのがよいかと」
「貴様、卑劣な!」と怒鳴るラグダスだ。 そりゃ、自分の国にまで犠牲者をだすわけにはいかない。

そんなやり取りしてるけど、俺、既に会場に侵入済み。
俺がタバコを加えたまま拘束されている国王、ジム、ラグダスを救出しておいた。
「なかなかの茶葉だったぞ」って俺。
「貴様、何者じゃ!」って宰相。
「今はいいよ。 んで、王都のギルドの制圧できてぇねぇーし、外にいる奴ももう討伐されてるから。」とだけ言っておく。 なんせ、下準備はしっかりしたしな。
「信じられん」って言ってわなわな震えてるて合図をだすが何もおきない。 シーンだな。
 

宰相がわなわな震えて「貴様を含め全員捕獲しろ!」って叫んでるし。
騎士団員、観客に紛れていた傭兵団団員総勢100名ほどがわらわらと現れる。 
何気に面倒な俺は会場外および魔導国家内にいるクーデター対象を転移でよびよせていた。 
「なぁ、こいつら殺していいか?」って一応聞いておいた。
「観客の目があるんで、殺し無しでお願いします。」って言われて、俺はタバコを加えながら「りょーかい」といい、その10分後には宰相ふくむ100名が骨折したり気絶した状態で山となっている。

ふぅ~、殺しなしで手加減したから結構時間かかったな。
「こいつらどうする?」とジムに聞いたら、「宰相以外は魔導国家の外に出しておいてくれ」って言われた。
「りょーかい」って、他の奴らは魔道国家の外に転移させておいた。
「んじゃ、任務完了な」といってその場から姿を消す俺。 国王とかに構ってるのも面倒だしな。

◇◇◇
俺が迷宮都市の食堂に戻るとすでにリン、シリルもいた。
「シリル、王都のギルドはどうだった?」
「やっぱ、隊員の中に内通者いたぞ、それに副ギルドマスターも内通者だったぞ。 とりあえず、ボコボコにして拘束後王宮に転移させといたぞ。」
「やっぱりな」といいながら、エールをリン、シリルにわたしてちょっとした乾杯だ。
「リンのほうは?」
「われのほうは何もなかったぞ。 シュンが、会場に集めたのもあるがな」
「わりぃー、面倒になっちまってよ。 まぁ、今夜はダンジョンの間引きでストレスはっさんだな」
「虫エリアじゃなければいい」ってリン。
「今夜は魔大陸だぞ」というシリルの言葉で、ちょっと機嫌のよくなったリン。

俺も殺しなしだったし、ストレスたまったから、間引きがあるのはちょうどいい。

◇◇◇
そんな会話をしているが、その後闘技会場では、ラグダスが宰相の取り調べ後王都に返すことを宣言したり、今回の騒動の責任をとり王国の国王が正式に退位するなどの発表があった。 また、ギルドについても本部を迷宮都市に異動すると発表したのである。

シュン達は把握していたので特にきにせず、食堂の訓練場で模擬戦していた。 
一方、イアス達は他隊員たちと、迷宮都市と魔導国家のギルドに職員、家族の生活の場などの案内に無理矢理協力させられたのである。

ある意味、サディアス達のクーデターは成功したが、肝心の黒帝に関する財産や情報を得る事はできないのである。
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