上 下
29 / 76
2章:ギルド編

魔の森の収穫にいこう 前編

しおりを挟む
魔の森へシュン達が行く日。
ギルドの裏でイアス達と集合するシュン達。 

「隊長達、私服っすか?」って早速ルイに突っ込まれた。
「おめぇーらだって私服だろ。 休暇なんだしな。」って俺も突っ込んでおく。
「そうっすけど、一応、戦闘服はもってますよ」
「んじゃぁ、収穫に行くか」といい、さっそく集団転移して、魔の森のログハウスに到着。

到着した場所は、魔の森にある拠点のログハウス。

「隊長、ここが魔の森っすか?」ってイアス。
「あー、そうだぞ。 しかも、深層部だ。 結界をはってあんから、庭の先の森の中いくと即死ぬぞ」といい、俺はログハウスのほうへ向かう。
「アーク、ただいま」
「シュン、リン、シリル おかえり」っていうと、短髪の赤髪の20代後半の青年がログハウスからでてくる。
「アークもあいからずだ」ってリン
「アーク、ただいまだぞ」とってシリルは、走りながらアークのほうに向かう。
「シリル、おかえり」ってシリルとじゃれあうアークだ。
「シュン、こいつらが例のやつらか?」ってアーク。
「ああ、一番でかいのがイアス、次がルイで、イルだ。」ってアークにイアス達を紹介。
「イアス達、アークだ。 エールとワイン造ってるのがアークなんだ。 ついでにタバコもな」
「「「アークさんっすか。 よろしくっす」」」ってイアス達。
「ああ、今回は、米と麦の収穫だかんな、頼むぞ」と苦笑いしながらいうアークだ。

皆、ウッドデッキのほうに向かいながら、俺がいつもの通りにすわりエールを皆に配ってる。
「到着して、すぐ収穫ってのもなー」って俺。
「おいおい、結構あんだぞ」ってアークの突っ込みだ
「さっきから、突っ込みたいんすけど、どこに農場があんっすか!」ってエールのみながら突っ込むイアス。
ログハウスと、広場をみれば確かにどこに農場がってなるよな。
「「地下」」って俺とアークで言っておいた。
「「「「はぁー、地下って。。」」」って声そろえていうイアス達。
「魔術師にいちいちつっこむなっていっただろ」ってリン。 まぁ、いつものやり取りだな。

その後談笑し、ログハウスの部屋を案内しながら地下へ行く俺たち一行。 
扉を開くとそこには広大な農場が広がっている。
それを見たイアス、ルイ、イルは「「「はぁー、なんすかこの広大な土地!!」」」って叫んでるよ。
「ここだけ明るいってどういう事っすか?」ってイアス。
「魔術で拡張して、魔道具を作って気温、湿度、やらやら雨量とか調整してあんだ」と胸を張っていうアークだ。
そういえば、俺たち以外の人間でアーク農場に来たのって、こいつら初めてかもしれねぇーな。 あ、でもシリルはいたか。
なんて考えてたら、
「イアス達は脱穀と精米、米の袋詰めな」ってアークがいいながら機械がどかどか置かれていく。 
イアス達は突っ込む暇なく操作方法を教えられるよ。

一方、俺とシリルは魔術で刈り取りしながら、一定量をまとめている。 リンは風魔術でイアン達のほうへ束を運んでくるのであった。 刈り取りしながら乾燥させてるから、すぐ脱穀可能。
アークはアークで運ばれたコメの質をみながらぶつぶついっている。

数時間後には、米の収穫が終わる。
「シュン、昼飯」ってアークに言われてた。
「あー、コメあんからパエリアでいいか?」
「ああ、それで」ってことで、俺はキッチンへ向かう。 

イアス達は米の袋を運びながら「なんか、こういう時だけ隊長って魔術師っておもうな」というと、米を一緒に運んでいるリンも「ああ、我も思う。」というのだった。

「シリル、次の苗床の田植え用に土耕しておいてくれ」ってアーク。
「うん、わかったぞ」といいながら魔術で土を耕しているのである。 
「シリルさんも隊長と同じっすね」と苦笑しているイアスに、リンが「師匠が師匠だからな」っていう。
「シリルさんて、シュンさんの弟子だったんすか?」
「ああ、人間だった時な」
「なるほど、納得っす。 また今度その時の話聞きたいっすけどね」ってイアスだ。
「面白い話ではないな。 シリルも忘れてるだろ」
「聞くのやめときます」というイアスだ。

シリルが、シュンに保護されるまではの人生は不遇としか言えないし、なんとなく察したイアスであった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

番から逃げる事にしました

みん
恋愛
リュシエンヌには前世の記憶がある。 前世で人間だった彼女は、結婚を目前に控えたある日、熊族の獣人の番だと判明し、そのまま熊族の領地へ連れ去られてしまった。それからの彼女の人生は大変なもので、最期は番だった自分を恨むように生涯を閉じた。 彼女は200年後、今度は自分が豹の獣人として生まれ変わっていた。そして、そんな記憶を持ったリュシエンヌが番と出会ってしまい、そこから、色んな事に巻き込まれる事になる─と、言うお話です。 ❋相変わらずのゆるふわ設定で、メンタルも豆腐並なので、軽い気持ちで読んで下さい。 ❋独自設定有りです。 ❋他視点の話もあります。 ❋誤字脱字は気を付けていますが、あると思います。すみません。

5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?

gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。 そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて 「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」 もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね? 3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。 4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。 1章が書籍になりました。

【完結】夫が愛人と一緒に夜逃げしたので、王子と協力して徹底的に逃げ道を塞ぎます

よどら文鳥
恋愛
 夫のザグレームは、シャーラという女と愛人関係だと知ります。  離婚裁判の末、慰謝料を貰い解決のはずでした。  ですが、予想していたとおりザグレームとシャーラは、私(メアリーナ)のお金と金色の塊を奪って夜逃げしたのです。  私はすぐに友人として仲良くしていただいている第一王子のレオン殿下の元へ向かいました。  強力な助っ人が加わります。  さぁて、ザグレーム達が捕まったら、おそらく処刑になるであろう鬼ごっこの始まりです。

俺は善人にはなれない

気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。

断る――――前にもそう言ったはずだ

鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」  結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。  周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。  けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。  他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。 (わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)  そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。  ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。  そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?

淫らな蜜に狂わされ

歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。 全体的に性的表現・性行為あり。 他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。 全3話完結済みです。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

姉から奪うことしかできない妹は、ザマァされました

饕餮
ファンタジー
わたくしは、オフィリア。ジョンパルト伯爵家の長女です。 わたくしには双子の妹がいるのですが、使用人を含めた全員が妹を溺愛するあまり、我儘に育ちました。 しかもわたくしと色違いのものを両親から与えられているにもかかわらず、なぜかわたくしのものを欲しがるのです。 末っ子故に甘やかされ、泣いて喚いて駄々をこね、暴れるという貴族女性としてはあるまじき行為をずっとしてきたからなのか、手に入らないものはないと考えているようです。 そんなあざといどころかあさましい性根を持つ妹ですから、いつの間にか両親も兄も、使用人たちですらも絆されてしまい、たとえ嘘であったとしても妹の言葉を鵜呑みにするようになってしまいました。 それから数年が経ち、学園に入学できる年齢になりました。が、そこで兄と妹は―― n番煎じのよくある妹が姉からものを奪うことしかしない系の話です。 全15話。 ※カクヨムでも公開しています

処理中です...