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2章:ギルド編

問題児3人組は合同訓練へ

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イアス達は渋々合同訓練の訓練場である、ギルドで一番広い地下の訓練場に向かっていた。 
「遅刻っすけど、いくだけましか」ってイル。
「ああ、今頃、走りこみじゃねー」ってルイ。
「だろうな」とイアスが言ってい訓練場のほうに向かう。

訓練場の前ではジムが仁王立ちしてる。
「20分遅刻じゃ!!」
「ちょっとトイレにいってて遅れたんすよ、マスター」とヘラヘラ言い訳をするイアスだ。
「お前達には今から別の所で訓練してもらう、文句をいわずについてこい」
「はぁー別の所ってどこっすか?」ってイアスに、ジムが怒鳴り声で「いいからついてこい!」と威嚇すると、イアス達が「「「はい、マスター」」」といってなにも言わずについていくしかない状態。


ジムの後を追いながら歩くイアス達。
「マスター、この先には何もないはずっすよ」ってイアス。
「ああ、立ち入り禁止だよな」というルイ。
「ああ、昔いったけど、張りぼての扉があるだけだよな」と言い始めるイル。
「お前ら、ここに来た事あるのか!」と怒鳴るジムだ。
「しまった。 あれっすよ、初等教育の時に探検して、たまたまみつけたんすよ」というとイルだ。
立ち入り禁止区域にはいるとはな。
「はぁーそうか」と、儂ジムは呆れるしかない。
「ほら、張りぼての扉があるだけじゃないっすか」って扉の前でイルが騒いでる。
ふふふ、してやったりじゃ。 儂ジムがニヤリと笑いながら扉を押すと開くのであった。 
「はぁー、開いた!」ってイアスが驚き、みな驚愕しながら中にはいると、そこは様々な設備がある訓練場であった。 
「マスター、なんすかここの訓練場。 てか、他の訓練場に比べて設備すごいんすけど」ってイアス。
「実は、儂もはいるのが今日がはじめてなのじゃ」といい「なんじゃ、こりゃ」と驚くのジムだ。
そこには、広い訓練場のほか、射撃場、そして個室の部屋が幾つかあるのであった。 
訓練場の所には、東屋があり、また、端にはベンチがおいてあり、そこには片膝を立て、もう一つの足は胡坐をかき隊員コートだがフードを被り、タバコをふかして読書している俺シュンと、同じくフードを被って座っているリン、そしてフードを被って胡坐をかきながら読書しているシリルがならんで座ってる。

◇◇◇
ようやく来たか。
「ジム、おせぇーぞ」
「イアス達が遅刻してきてきたんじゃ」ってジムだ。
リンがとなりで笑いながら「やっぱりか」といい、シリルも笑いながら「そっくりだぞ」とボソっというのだった。 

「とりあえず、おめぇーらの実力みんから、本気で3人まとめてかかってきな」って俺がタバコをくわえながらいっておいた。
状況がまったく把握できてないイアス達。
「マスター、彼ら何者っすか?」と聞き、「いきなり全力って」と聞くが、「いいから、いわれた通りにするんじゃ」としかないわないジムだ。
「かかってこねぇーなら、こっちから行くぞ」と威圧する俺。
「はい、いきます」ってイアスが向かう姿をみて、ルイとイルも向かいながら各自武器を出す。 
「へぇー、わかってんじゃねぇーか」
「ええ、魔力量も多いし、俺よりかなり強い事ぐらい見て理解できますって」ってイアスだ。
「魔力量、わかるって珍しいんじゃねぇ」
「ええ、誰にも言わずにいましたがね」ってイアスに、ルイとイルも「ああ、ここに来て、自分以外にもわかるやつがいるって初めてしったんで」って言っている。 なるほどな。
「本気でかかってきな」というと、向かってくるのだった。 もちろん演唱破棄で魔法も放つ連携で攻撃してくるイアス達だ。

「へぇー、基礎はできてるぞ。 てか、人間で身体強化ここまで上手なやつ、初めてみたぞ」と観戦しているシリル。
「ああ、久しぶりだ。 ここまで身体強化できているやつらと、演唱破棄で上級か」と真面目に分析しているリン。
「あー、やっぱ数分が限界だぞ」というシリルに、リンが「だな」と苦笑する。

数分後、武器無し身体強化なしのシュンにボコボコにやられ、みな息を上げながら大の字になり、イアスが「おれ、雷、素手ではじく人始めたみたわ」といい、ルイ、イルが「右に同じ」といって息をきらしている。
「しかもタバコすいながらだったな」というイルに、3人が「「「どんだけ、強いんだよ!!」」」と叫ぶのだった。

俺、相手に3人で数分ね。 基礎は、できてんなって俺の感想だ。
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