9 / 76
2章:ギルド編
ギルドの内情 後編
しおりを挟む
ちょっとギルドの存続の危機だったり、問題児3人の話を聞いた俺。
「決まったな」って俺がニヤリ笑う。
「俺も連れてきた理由わかったぞ」ってシリルだ。
「だろ、お前つれてきてよかったなぁ」って俺。
「何が決まったんじゃ?」ってジムに聞かれた。 そりゃ、この会話だけじゃ意味わからないもんな。
「その傭兵団の傍観が、今回俺達がきた理由なんだけどよ、ジムの話きいてんとよ、ここのギルドなくなると俺ら困んのよ。 ってわけで、俺ら3人を一時的に隊員にしてくねぇーか?」って言っておいた。
「いいのか! 願ったりかなったりじゃ」ってジムも嬉しそうだ。
「ってわけでよ、俺ら3人のギルドカード作ってくれると助かんだけど。」
「ああ、もちろんじゃ。 ただ、名前がそのままじゃと」ってジムが恐縮してる。
「なんで、なんだ?」
「国王、フローシア王は口伝で名前をしっておる。 彼らがお主らの名前を聞いた瞬間、ギルドに戻ってきたと勘違いしてしまうのじゃ」ってジム。
「あー、なるほど。 そう言う事か。 ギルドに戻るってわけじゃないしな。 それに、偽名っていってもな」って俺、使った事ないから考えてた。
「ションでいいんじゃないか?」ってリン。 安直すぎないか。
「あー、それでいいか、んで、リンは?」
「われか、うーん」って今度はリンが悩みだした。
「んじゃ、ランでいいんじゃねぇー」
「あーそれでいいな」と笑いっている。
「俺は偽名はあんぞ。 カシルでいいぞ」シリル。
「ション、ラン、カシルじゃな」といいながら手続きを初めて、シルバーのカードを3枚渡してきた。 名字は適当だ。
「システムが変わって、隊員はみなシルバーとなったんじゃ。 ランクはSSにしておいてある。
ランクSSSは、隊長じゃしな。 とりあえず、隊員として登録しておいた。 もし、シュン殿が隊長を希望する際は、別途相談してくれればよいのじゃ」ってジム。
「ああ、気分しでぇーだな」って苦笑いした俺。 隊長までは考えてないしな、今のところ。
「それと皆さまが黒帝の縁者様であることはわしらの秘密じゃ。 当面は、特に番隊にも所属せんでもいいし自由に任務を請け負ってくれると助かる。」ってジム。
「討伐と暗殺ならどこでもいってぇやんよ。 数百単位でも、数千でもな」
「移動範囲はどのくらいじゃ?」と聞かれた。
「俺とシリルは、ここから魔大陸まで一回でいけんな。 リンは、単独転移でいったところだ。」
「伝承はほんとうじゃな。」と呆れていうジム。
「だいたい、俺とリンで動くしな」っていいつつ俺はニヤリ笑って、「俺とシリルは集団転移も可能だ。 あと、地図さえよこせばそこにいけんだ」と言っておいた。 そうこれがシリルを連れてきてよかった点の1つだな。
「呆れてものもいえんのじゃが、一つお願いじゃが、白炎と黒炎だけは人前では使わないようにしてほしいんじゃが」ってジム。
「おいおい、俺に浄化魔術を使えっていうのか」って俺、ちょっとがっくししてる。
「お! おれ見たいぞ」ってシリルだ。
「絶対みせねぇーし、お前につかわせればいいだけじゃねーか」
「俺、見てみたかったんだぞ」って不貞腐れてるシリル。
「われもみたことない。 あきらめろ」ってリン。
なぜ俺が使いたくないかというと、俺がなぜか光系の魔術使うとキラキラするし、まじ黒歴史になるから俺は、白炎が使えるようになってから光系の魔術は使わない事にしてる。 なんせ、浄化魔術を最後につかったのは7歳の時で、実際見たのはアークだけだ。 アークに爆笑されてから使ってねぇ。
「リンさんも見た事ないなら、諦めるぞ」ってシリルだ。
よくわかってる。 俺が使わないって言ったら使わないしな。
「お、年齢が18歳だぞ」ってカードを見てるシリルが喜んでる。
「隊員は18歳以上だからじゃ。 基本隊員コートで討伐に行くときは、フードを被っていてほしいんじゃが。 特にシリル様な」といわれ、シリルが「うん、わかったぞ」といってるよ。
確かに見た目18際に見えないしな。
「ジムの念話の範囲はどのくれぇーだ?」
「王都内じゃな」といわれ、俺は対になった袋と通話機を渡した。
「この中に、依頼と地図いれてくれれば、俺らが討伐中でも次にいける。 通話機は、念話が繋がんねぇー場所で緊急の時に使ってくれればでるかもな。」と言っておく。
「時より俺ら、3週間ぐれーいねぇーときあんけど、そん時は連絡する」と言った。 なんせ、魔界にいかなきゃいけねぇーし。
「至れりつくせりじゃな。 助かるんじゃ」といいながら受け取るジム。
ジムが隊員コートと戦闘服を渡し「いってみたかたんじゃが」といいながら「おかえりなさいませ。 黒帝様、暗殺者様、そして黒帝の縁者様」と言われ、俺がタバコの火をけして「ただいま」といい、リンも「ただいま」といい、シリルは「ただいま?なのだぞ」というのだった。
シリルにとっては始めてだもんな。
◇◇◇
その後、黒帝と暗殺者カードが使える事を確認して、一部金額を各偽造カードに移動してもらい、退室するのであった。
その姿をみて、「この時期に現れていただけるなんて、感謝しなくては。 にしても伝承通りのお方じゃな」と苦笑いするジムだった。
「決まったな」って俺がニヤリ笑う。
「俺も連れてきた理由わかったぞ」ってシリルだ。
「だろ、お前つれてきてよかったなぁ」って俺。
「何が決まったんじゃ?」ってジムに聞かれた。 そりゃ、この会話だけじゃ意味わからないもんな。
「その傭兵団の傍観が、今回俺達がきた理由なんだけどよ、ジムの話きいてんとよ、ここのギルドなくなると俺ら困んのよ。 ってわけで、俺ら3人を一時的に隊員にしてくねぇーか?」って言っておいた。
「いいのか! 願ったりかなったりじゃ」ってジムも嬉しそうだ。
「ってわけでよ、俺ら3人のギルドカード作ってくれると助かんだけど。」
「ああ、もちろんじゃ。 ただ、名前がそのままじゃと」ってジムが恐縮してる。
「なんで、なんだ?」
「国王、フローシア王は口伝で名前をしっておる。 彼らがお主らの名前を聞いた瞬間、ギルドに戻ってきたと勘違いしてしまうのじゃ」ってジム。
「あー、なるほど。 そう言う事か。 ギルドに戻るってわけじゃないしな。 それに、偽名っていってもな」って俺、使った事ないから考えてた。
「ションでいいんじゃないか?」ってリン。 安直すぎないか。
「あー、それでいいか、んで、リンは?」
「われか、うーん」って今度はリンが悩みだした。
「んじゃ、ランでいいんじゃねぇー」
「あーそれでいいな」と笑いっている。
「俺は偽名はあんぞ。 カシルでいいぞ」シリル。
「ション、ラン、カシルじゃな」といいながら手続きを初めて、シルバーのカードを3枚渡してきた。 名字は適当だ。
「システムが変わって、隊員はみなシルバーとなったんじゃ。 ランクはSSにしておいてある。
ランクSSSは、隊長じゃしな。 とりあえず、隊員として登録しておいた。 もし、シュン殿が隊長を希望する際は、別途相談してくれればよいのじゃ」ってジム。
「ああ、気分しでぇーだな」って苦笑いした俺。 隊長までは考えてないしな、今のところ。
「それと皆さまが黒帝の縁者様であることはわしらの秘密じゃ。 当面は、特に番隊にも所属せんでもいいし自由に任務を請け負ってくれると助かる。」ってジム。
「討伐と暗殺ならどこでもいってぇやんよ。 数百単位でも、数千でもな」
「移動範囲はどのくらいじゃ?」と聞かれた。
「俺とシリルは、ここから魔大陸まで一回でいけんな。 リンは、単独転移でいったところだ。」
「伝承はほんとうじゃな。」と呆れていうジム。
「だいたい、俺とリンで動くしな」っていいつつ俺はニヤリ笑って、「俺とシリルは集団転移も可能だ。 あと、地図さえよこせばそこにいけんだ」と言っておいた。 そうこれがシリルを連れてきてよかった点の1つだな。
「呆れてものもいえんのじゃが、一つお願いじゃが、白炎と黒炎だけは人前では使わないようにしてほしいんじゃが」ってジム。
「おいおい、俺に浄化魔術を使えっていうのか」って俺、ちょっとがっくししてる。
「お! おれ見たいぞ」ってシリルだ。
「絶対みせねぇーし、お前につかわせればいいだけじゃねーか」
「俺、見てみたかったんだぞ」って不貞腐れてるシリル。
「われもみたことない。 あきらめろ」ってリン。
なぜ俺が使いたくないかというと、俺がなぜか光系の魔術使うとキラキラするし、まじ黒歴史になるから俺は、白炎が使えるようになってから光系の魔術は使わない事にしてる。 なんせ、浄化魔術を最後につかったのは7歳の時で、実際見たのはアークだけだ。 アークに爆笑されてから使ってねぇ。
「リンさんも見た事ないなら、諦めるぞ」ってシリルだ。
よくわかってる。 俺が使わないって言ったら使わないしな。
「お、年齢が18歳だぞ」ってカードを見てるシリルが喜んでる。
「隊員は18歳以上だからじゃ。 基本隊員コートで討伐に行くときは、フードを被っていてほしいんじゃが。 特にシリル様な」といわれ、シリルが「うん、わかったぞ」といってるよ。
確かに見た目18際に見えないしな。
「ジムの念話の範囲はどのくれぇーだ?」
「王都内じゃな」といわれ、俺は対になった袋と通話機を渡した。
「この中に、依頼と地図いれてくれれば、俺らが討伐中でも次にいける。 通話機は、念話が繋がんねぇー場所で緊急の時に使ってくれればでるかもな。」と言っておく。
「時より俺ら、3週間ぐれーいねぇーときあんけど、そん時は連絡する」と言った。 なんせ、魔界にいかなきゃいけねぇーし。
「至れりつくせりじゃな。 助かるんじゃ」といいながら受け取るジム。
ジムが隊員コートと戦闘服を渡し「いってみたかたんじゃが」といいながら「おかえりなさいませ。 黒帝様、暗殺者様、そして黒帝の縁者様」と言われ、俺がタバコの火をけして「ただいま」といい、リンも「ただいま」といい、シリルは「ただいま?なのだぞ」というのだった。
シリルにとっては始めてだもんな。
◇◇◇
その後、黒帝と暗殺者カードが使える事を確認して、一部金額を各偽造カードに移動してもらい、退室するのであった。
その姿をみて、「この時期に現れていただけるなんて、感謝しなくては。 にしても伝承通りのお方じゃな」と苦笑いするジムだった。
1
お気に入りに追加
20
あなたにおすすめの小説
番から逃げる事にしました
みん
恋愛
リュシエンヌには前世の記憶がある。
前世で人間だった彼女は、結婚を目前に控えたある日、熊族の獣人の番だと判明し、そのまま熊族の領地へ連れ去られてしまった。それからの彼女の人生は大変なもので、最期は番だった自分を恨むように生涯を閉じた。
彼女は200年後、今度は自分が豹の獣人として生まれ変わっていた。そして、そんな記憶を持ったリュシエンヌが番と出会ってしまい、そこから、色んな事に巻き込まれる事になる─と、言うお話です。
❋相変わらずのゆるふわ設定で、メンタルも豆腐並なので、軽い気持ちで読んで下さい。
❋独自設定有りです。
❋他視点の話もあります。
❋誤字脱字は気を付けていますが、あると思います。すみません。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
【完結】夫が愛人と一緒に夜逃げしたので、王子と協力して徹底的に逃げ道を塞ぎます
よどら文鳥
恋愛
夫のザグレームは、シャーラという女と愛人関係だと知ります。
離婚裁判の末、慰謝料を貰い解決のはずでした。
ですが、予想していたとおりザグレームとシャーラは、私(メアリーナ)のお金と金色の塊を奪って夜逃げしたのです。
私はすぐに友人として仲良くしていただいている第一王子のレオン殿下の元へ向かいました。
強力な助っ人が加わります。
さぁて、ザグレーム達が捕まったら、おそらく処刑になるであろう鬼ごっこの始まりです。
俺は善人にはなれない
気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。
姉から奪うことしかできない妹は、ザマァされました
饕餮
ファンタジー
わたくしは、オフィリア。ジョンパルト伯爵家の長女です。
わたくしには双子の妹がいるのですが、使用人を含めた全員が妹を溺愛するあまり、我儘に育ちました。
しかもわたくしと色違いのものを両親から与えられているにもかかわらず、なぜかわたくしのものを欲しがるのです。
末っ子故に甘やかされ、泣いて喚いて駄々をこね、暴れるという貴族女性としてはあるまじき行為をずっとしてきたからなのか、手に入らないものはないと考えているようです。
そんなあざといどころかあさましい性根を持つ妹ですから、いつの間にか両親も兄も、使用人たちですらも絆されてしまい、たとえ嘘であったとしても妹の言葉を鵜呑みにするようになってしまいました。
それから数年が経ち、学園に入学できる年齢になりました。が、そこで兄と妹は――
n番煎じのよくある妹が姉からものを奪うことしかしない系の話です。
全15話。
※カクヨムでも公開しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる