14 / 32
2章:少年期
ゼバスとモーゼス 後編
しおりを挟む
俺は、ゼバスの好意により、この家に住ませてもらえる事になった。
行き場のない俺にとってはありがたい話だ。
「あ、そうそうルカス君がもってた武器って何? 見た事ないからさ。」
「これですね。 ボーガンって言って、俺の力じゃ弓を弾けないから、父さんと試行錯誤して作りました。
ここに、矢を刺して、トリガーを押すと矢が飛ぶんです。 さすがに魔物は倒せないけど、小動物とか鳥なら狩れますよ。」
「ねぇねぇ、ゼバス、最弱の村人なのに武器を発明してないか?」ってモーゼフ。
「えー、ビックリです。」ってゼバス。
そうかなって、俺的にはわからない。
それから、俺は村で作った滑車、あと計画途中だった水車と用水路の話をした。 モーゼスは、目輝かして聞いてくれた。 ゼバスもうなずいていた。
旅もあって俺は疲れたため、夕食後すぐにゼバスに案内された寝室でねた。 久しぶりのベットで、いままでにないくらいだからすぐ眠りについた。
◇◇◇
Side:ゼバス
ルカス様は来られた時は正直驚き、またセイラとパウロの死に唖然としました。
しかも理由が、ルカス様の後に生まれた子供の出生を隠すためとは。
最後まで、あの時、約束した何があってもルカス様を生かす事というのを、お守りいただけた事に感謝の言葉もありません。
私が、お渡しした金銭にも一切手をつけずに育てていた模様。
既に、眠ってらっしゃるルカス様を確認して、リビングに戻りました。
「ねぇねぇゼバス。 僕、思うんだけど、ルカス君ってただの村人じゃないと思うんだよね。」って今日は珍しくリビングでワインを嗜むモーゼス坊ちゃん。
「ご機嫌ですね。 していかに?」
「村に住んでたってわりには、少ない知識から発想が豊か過ぎるんだよね。
たぶん、体力とか魔法とかは平凡以下でもそれを上回る頭脳があるような。
うん、僕の研究を手伝ってもらおうかな。」
「そうですか。 まぁ、ほどほどにですよ。」って私です。
この人の研究に、ルカス様を巻き込むなんて、危険すぎます。
ただ、発想だけは豊なので、ルカス様のいい刺激になるかもしれません。
「うん、わかってるって、ゼバスの大切な子みたいだからね。」
ってニッコリわらいながら、寝室に向かうモーゼスお坊ちゃんです。
わかってらっしゃるようで。 ルカス様は私の大切なお方なのです。
行き場のない俺にとってはありがたい話だ。
「あ、そうそうルカス君がもってた武器って何? 見た事ないからさ。」
「これですね。 ボーガンって言って、俺の力じゃ弓を弾けないから、父さんと試行錯誤して作りました。
ここに、矢を刺して、トリガーを押すと矢が飛ぶんです。 さすがに魔物は倒せないけど、小動物とか鳥なら狩れますよ。」
「ねぇねぇ、ゼバス、最弱の村人なのに武器を発明してないか?」ってモーゼフ。
「えー、ビックリです。」ってゼバス。
そうかなって、俺的にはわからない。
それから、俺は村で作った滑車、あと計画途中だった水車と用水路の話をした。 モーゼスは、目輝かして聞いてくれた。 ゼバスもうなずいていた。
旅もあって俺は疲れたため、夕食後すぐにゼバスに案内された寝室でねた。 久しぶりのベットで、いままでにないくらいだからすぐ眠りについた。
◇◇◇
Side:ゼバス
ルカス様は来られた時は正直驚き、またセイラとパウロの死に唖然としました。
しかも理由が、ルカス様の後に生まれた子供の出生を隠すためとは。
最後まで、あの時、約束した何があってもルカス様を生かす事というのを、お守りいただけた事に感謝の言葉もありません。
私が、お渡しした金銭にも一切手をつけずに育てていた模様。
既に、眠ってらっしゃるルカス様を確認して、リビングに戻りました。
「ねぇねぇゼバス。 僕、思うんだけど、ルカス君ってただの村人じゃないと思うんだよね。」って今日は珍しくリビングでワインを嗜むモーゼス坊ちゃん。
「ご機嫌ですね。 していかに?」
「村に住んでたってわりには、少ない知識から発想が豊か過ぎるんだよね。
たぶん、体力とか魔法とかは平凡以下でもそれを上回る頭脳があるような。
うん、僕の研究を手伝ってもらおうかな。」
「そうですか。 まぁ、ほどほどにですよ。」って私です。
この人の研究に、ルカス様を巻き込むなんて、危険すぎます。
ただ、発想だけは豊なので、ルカス様のいい刺激になるかもしれません。
「うん、わかってるって、ゼバスの大切な子みたいだからね。」
ってニッコリわらいながら、寝室に向かうモーゼスお坊ちゃんです。
わかってらっしゃるようで。 ルカス様は私の大切なお方なのです。
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
今日の授業は保健体育
にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり)
僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。
その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。
ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる