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2章:学園編

合宿という名の総仕上げ

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学園の休暇も明後日で終わりで、魔獣狩りの最終日の夜、俺ら4人は、とある森の洞窟に根城をもつ盗賊の拠点にきた。
「最後の仕上げって、盗賊狩りか?」ってパウロが小声でいう。
「そう、なんせ、今後、戦争あるかもで、人を殺せませんじゃだめだろ。」
「お前ら覚悟がまだなら、俺とユキで行くけど、どうする?」

「「行く。」」って覚悟したようだ。
「ロイと付き合ってくなら、頭のネジ2~3本以上ハズ覚悟ですわよ」ってニヤリ笑うユキ。

「「わかってる」」っていい笑みだ。

「ラウロが見張り、ぶっ殺したら、俺ら乱入な。 中は入って左側に30人いる。」
「いいか?」
頷く3人。

ラウロの弓が炸裂して、見張り4人は即死だ。
んで、流れるように俺ら侵入。
「「「誰だ」」って騒いでるけど、パウロ、ユキ、そして後から合流のラウロで次々と乱闘だけど殺していく。 危ないのは、投げナイフで俺フォロー。

ユキに死体を纏めさせて、俺は人質の女性だ。 もう犯されおかしくなってる。 魔神の炎で焼き殺して灰にした。 さすがに、パウロとラウロじゃまだ無理だしな。 そんでもって、しっかり財宝やら武器は全部次元だ。

「ロイ、集めたわ」ってユキ。
「パウロもラウロも平気そうだな」ってエール2本あげた。
「ああ、なんかやられる前にやらなきゃって感じだ。」
「同じく」
って言ってエールのみだした。

「じゃぁ、最後の証拠隠滅」って言って、死体の山を魔神の炎でもやした。

「うん、いい感じ」ってタバコに火つけて一服しつつ、エールのむ。
「灰になって証拠隠滅ね」ってユキもエールのんでる。

「「ってなんだ、その黒い炎」」ってパウロとラウロに突っ込まれた。
「前に俺、倒れた事あっただろ。 その後目覚めたら、使えるようになった俺の固有魔法だ。 これも秘密な」

「「固有魔法、聞いたことない」」ってハモるパウロとラウロ。

「そう、聞いたことない。 でも、俺は使えんだな。 国とか知られたら大変ってわけだ。 俺とユキが目指す自由気ままな人生の邪魔にしかならんのよ。」

「ロイを知れば知るほど、あの契約の意味がわかるよ」って呆れるラウロ。
頷くパウロだ。 まぁきっとまだまだ今後も驚くだろう。

「うふふ、ロイだけで、この国滅ぼせますものね」って小声でユキに言われた。
うん、魔導ランチャーも着々と準備中。
でも滅ぼすとか面倒。 目指せ死亡フラグ回避のユキとのスローライフだ。

とりあえず、パウロとラウロの強化もしたし、最後の仕上げの盗賊討伐は完了だ。
でも普通は最初の同族殺しって罪悪感があるはずだが、なぜこいつら平気なんだ?ってちょっと俺は疑問だった。 ちぐはぐ世界。 俺にとってこの世界はそうしか思えない一旦だった。
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