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2章:異世界召喚編

ユグドラシルの森の光の階段の扉へ

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イヌッコロの元主人の隠れ家を拠点にして2ヶ月ぐらい経過している。

「思ったより時間かかったな」と言って俺はタバコに火をつけて一服した。
「全階層の罠やら、魔物殲滅してたら時間かかるんだぞ」
「シリルのいう通りだ。」ってリン。
「異世界じゃねぇと、俺ら、ダンジョンの魔物殲滅なんてできねぇからよ、いいかなってな」
「古の魔物ってのも、一発殴れば、すぐ鍵のカケラくれたしな」ってリン。

「うん、古の魔物ってのも、俺らの世界のダンジョンマスターより弱かったぞ」
「なかなか手応えのある魔物って異世界にはいないのかだぞ」

うーん、確かにおかしい。 シリルの言っているみたいに、魔の森にしかり、魔界の瘴気の森も神獣竜界の深層の森の魔物達のほうが手応えがある。
なのになんでなんだろうな。。 俺も一服しながら、考えていた。

「我、思うに、我らの管轄ゆえ、王の存在に合わせて魔物も進化してるとおもう。」

「そういう事なのかだぞ?」
「まぁ、考えてもわからねぇーし、あいつに聞けばいいんじゃねぇ。」
「だな。」

そんな会話をしつつ、俺は集めたカケラを組み合わせて鍵を作ってた。

「シュン殿、わしが扉まで案内いたします。」

って声かけて来たのはイヌッコロ。
「いい。 もう事前に攻略してあって、転移すりゃいけるからよ」

って断ったら、
「クゥーン」って寂しそうにしていた。

正直、懐かれても困るしな。

◇◇◇
って事で、俺たち3人は、今、神の領域へ続く「光の階段」の扉の前にいる。
イヌッコロも含めた古の魔物達の封印は解除済みだ。 俺たちの同行を求めたきたが断った。 
まぁ、俺たちには関係ないが地上側になんかあった時のために、守護としていさせた。 
各古の魔物をしごいてやったからレベル7000になったみてぇだし、超天使ってのも力合わせりゃ勝てるんじゃね。

うん? 人族と魔族の争いはどうなっているかって、さっぱり興味がないのでしらねぇが、勇者一行は粛々とダンジョン上位層を攻略してるみてぇーだ。
初級は攻略して、今2つ目らしい。レベルは1000も行ってねぇだろ。

ちなみに、魔族のほうは、シリルが魔王をしごいたみたいで、レベル9000になったって感謝されたらしい。
それに、あの王女が魔族は人族を捕食するって言ってたけど、シリルが聞いた限りではそんな事はしておらず、ただ増えて邪魔な人族が魔族の支配している領地に勝ってに住み始めたから集落、村を潰しているらしい。
相変わらず、どの世界も人間って感じだ。 

とまぁ、俺達は、地上の事は放置して、 鍵穴に鍵を通して回すとカチャって音がして扉が開錠した。

俺たちが扉の中に入ると、扉が締まり自動的に施錠された。
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