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2章:異世界召喚編

王城での情報収集

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召喚されてから既に1週間が経過した。
初日の午前のみ召喚組と交えてこの世界の常識などを学び、午後は一般兵との訓練は夕食の時間まで続く。
以降は、俺とシリルは監視付きで図書室に案内されて、勝手に学べとの事だ。
読んでよい書物は決まっており、俺たちは片っ端から読んでいた。

リンは、召喚組のほうで訓練している。
そっちの情報収集をしてもらっている。 表向き、俺達は会っていないが、2日に1回は夜中に会って情報交換がてら、しっかりセックスしてる。
魔術つかわなくとも、暗殺だって出来る俺達だ。 気配を消していけば、大概どこでも侵入可能だ。

という事で、シリルもいるから俺達は夜な夜ないろんな所に侵入して情報収集したわけだ。 
もちろん、ここの閲覧禁止の書庫も網羅した。

今、俺とシリルは夕食が終わり部屋にいる。
「シュンさん、これからどうするんだぞ。 俺、ここのご飯飽きたぞ。 不味いスープと固いパン。 それに身体うごかしたいぞ。」

俺らは、初日以降一般兵の食堂で食事を強制され、だされるのは腐りかけの食材で作られたスープに固いパンのみだ。 はっきりいって冷遇されている。

「シリル、よくいうなぁ。 全部廃棄して、俺が作ってるだろ」
「模擬戦だって毎日してるだろ。 どうせ、ここに居るのが飽きたんだろ」

「シュンさん、そうだぞ。 ここに来て翌日には次元ボックス使えるまで魔力回復したんだぞ。 おかげで、ツリーハウス出せるし、もうこの世界からも撤退もできるんだぞ。」

シリルの言う通りで、一晩寝てある程度魔力が回復した俺らは次元ボックスが使えるようになり、たんまりある食材を使ってツリーハウスで調理し、ハウス内を拡張して訓練場、射撃場まで完備した。 魔術って便利ってな。

しかも情報収集がてら、この世界の魔法陣の解説も座標もわかっている今さっさと元の世界にも帰還できる。
「シリルの言う事もわかるがよ、俺らの本当の目的達成のためにこの世界利用するのがいいしな。 それに、リンの話しじゃ、実戦演習ってのであと数週間後にはこの世界にあるダンジョンに行くみてぇーだ。」

するとシリルの目が輝きだした。
「お! 殲滅かだぞ?」

俺はニヤリわらって、タバコに火をつけ一服。
「そういうことだ。 今は我慢だ」っていったら、シリルはニコニコしながら「了解だぞ」っていっていた。
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