15 / 33
3章:学園編
学園の入寮前に、学園長室へ 後編
しおりを挟む
一方、アレクが扉を開くと、ソファーに座る王妃と侍女が2名たっていた。
王妃がたちあがり「アレク」といって抱きしめてきた。「もっと顔を見せて」といって顔を近づきながら「大きくなって、しかも逞しくなって」と涙目になる母親だ。
7年ぶりにあう母親は、まったく変わってない。 ある意味、凄い。
「俺は、王族から追放じゃなかったんですか!」って言って、「もう、離してください」という俺アレクだ。
「そうよね、恨んでるわよね」って母親だ。
俺が魔道国家のギルドに行ったのだって、結局忌み子で紋章なしの出来損ないの俺の暗殺が計画があって、母親がそれを察知して逃がしたからだ。なのに、暗殺は続いて、シュンさん達に鍛えられるまで恨みしかなかった。
「最初は恨みましたが、今はなんとも思ってませんよ。 ただ、王族や貴族とか関わりたくないです」って俺の気持ちだ。 散々、殺そうとしておいて、学園へいく年齢になったら今度は王族としてふるまえって、勝手すぎる。
「とりあえず、学園にいる間は父上の指示に従いますが、俺、王国に戻るつもりはないですから!」って言っておいた。
「そうよね。。 ただあの当時は、貴方への当たりが強くて、アレクの安全を考えてギルドへ預けたの。 追放でもないのよ。 確かに、国王と兄のアンドレは、貴方を辛い目にあわせてる。でも覚えていて、私はいつでもアレクの味方よ。」という母親だ。
確かにあんたは味方だった。 でも、やり方ってのがあったと思う。 まぁ、預けてくれなきゃシュンさん達に出会う事もなかったし、その点は感謝してる。
「アレク、覚えている?」って1人の侍女の手をとって聞いてくる母親。俺は首を傾げる。 だれ?
「王宮で、貴方の侍女だったニーナよ。」
「あー、うる覚えですが」っていったら、ニーナが寂しそうな顔をする。 だって、7歳だったし俺。
「アレク様のお世話係になります。 よろしくお願いします。」とお辞儀するのだった。
すると、シリルさんからが念話で、
シリル:「アレク、まだなのかだぞ。 俺、先に寮いってるぞ」
アレク:「シリルさん、まってよ。 もう終わる」
シリル:「学園長室にいるぞ」
「母上、俺、寮にいくんで、失礼します」といってそそくさと俺は学園長室にむかった。
ニーナも荷物をもって学園長室に来てる。
「アレク、遅いぞ」ってシリルさん、
「シリルさん、悪い。 ちょっとね。 この子がお世話係の侍女のニーナ」と苦笑いする。
するとニーナが「アレク様、誰ですかこの失礼だけど可愛い美少年は」っていう。
「シリルさん。 表向きは護衛兼従者だけど、シリルさんに失礼な態度をとったら許さないよ」というと、ニーナが納得しない顔をしつつ「わかりました」っていう。
そんなシリルさんは特にきにしてないようだ。
「ジョージ、寮遠いから転移してもいいかだぞ?」
「ええ、学園長室なら構いません」というと、シリルさんが「アレクとそこの人いくぞ」といって、転移する。
ここで転移って、シリルさん、結界がって思ったけど、つっこむ前に浮遊感が伝わった。 さすが、シリルさんだな。
◇◇◇
一方、シリル達がいなくなった学園長室では、「さすが魔王様じゃ」と苦笑するジョージの姿があった。
◇◇◇
応接室にいる王妃。
「もう、アレク。。 ちゃんと別れもいえずに行ってしまったわ」と嘆いているのであった。
王妃がたちあがり「アレク」といって抱きしめてきた。「もっと顔を見せて」といって顔を近づきながら「大きくなって、しかも逞しくなって」と涙目になる母親だ。
7年ぶりにあう母親は、まったく変わってない。 ある意味、凄い。
「俺は、王族から追放じゃなかったんですか!」って言って、「もう、離してください」という俺アレクだ。
「そうよね、恨んでるわよね」って母親だ。
俺が魔道国家のギルドに行ったのだって、結局忌み子で紋章なしの出来損ないの俺の暗殺が計画があって、母親がそれを察知して逃がしたからだ。なのに、暗殺は続いて、シュンさん達に鍛えられるまで恨みしかなかった。
「最初は恨みましたが、今はなんとも思ってませんよ。 ただ、王族や貴族とか関わりたくないです」って俺の気持ちだ。 散々、殺そうとしておいて、学園へいく年齢になったら今度は王族としてふるまえって、勝手すぎる。
「とりあえず、学園にいる間は父上の指示に従いますが、俺、王国に戻るつもりはないですから!」って言っておいた。
「そうよね。。 ただあの当時は、貴方への当たりが強くて、アレクの安全を考えてギルドへ預けたの。 追放でもないのよ。 確かに、国王と兄のアンドレは、貴方を辛い目にあわせてる。でも覚えていて、私はいつでもアレクの味方よ。」という母親だ。
確かにあんたは味方だった。 でも、やり方ってのがあったと思う。 まぁ、預けてくれなきゃシュンさん達に出会う事もなかったし、その点は感謝してる。
「アレク、覚えている?」って1人の侍女の手をとって聞いてくる母親。俺は首を傾げる。 だれ?
「王宮で、貴方の侍女だったニーナよ。」
「あー、うる覚えですが」っていったら、ニーナが寂しそうな顔をする。 だって、7歳だったし俺。
「アレク様のお世話係になります。 よろしくお願いします。」とお辞儀するのだった。
すると、シリルさんからが念話で、
シリル:「アレク、まだなのかだぞ。 俺、先に寮いってるぞ」
アレク:「シリルさん、まってよ。 もう終わる」
シリル:「学園長室にいるぞ」
「母上、俺、寮にいくんで、失礼します」といってそそくさと俺は学園長室にむかった。
ニーナも荷物をもって学園長室に来てる。
「アレク、遅いぞ」ってシリルさん、
「シリルさん、悪い。 ちょっとね。 この子がお世話係の侍女のニーナ」と苦笑いする。
するとニーナが「アレク様、誰ですかこの失礼だけど可愛い美少年は」っていう。
「シリルさん。 表向きは護衛兼従者だけど、シリルさんに失礼な態度をとったら許さないよ」というと、ニーナが納得しない顔をしつつ「わかりました」っていう。
そんなシリルさんは特にきにしてないようだ。
「ジョージ、寮遠いから転移してもいいかだぞ?」
「ええ、学園長室なら構いません」というと、シリルさんが「アレクとそこの人いくぞ」といって、転移する。
ここで転移って、シリルさん、結界がって思ったけど、つっこむ前に浮遊感が伝わった。 さすが、シリルさんだな。
◇◇◇
一方、シリル達がいなくなった学園長室では、「さすが魔王様じゃ」と苦笑するジョージの姿があった。
◇◇◇
応接室にいる王妃。
「もう、アレク。。 ちゃんと別れもいえずに行ってしまったわ」と嘆いているのであった。
0
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
悪役令嬢にざまぁされた王子のその後
柚木崎 史乃
ファンタジー
王子アルフレッドは、婚約者である侯爵令嬢レティシアに窃盗の濡れ衣を着せ陥れようとした罪で父王から廃嫡を言い渡され、国外に追放された。
その後、炭鉱の町で鉱夫として働くアルフレッドは反省するどころかレティシアや彼女の味方をした弟への恨みを募らせていく。
そんなある日、アルフレッドは行く当てのない訳ありの少女マリエルを拾う。
マリエルを養子として迎え、共に生活するうちにアルフレッドはやがて自身の過去の過ちを猛省するようになり改心していった。
人生がいい方向に変わったように見えたが……平穏な生活は長く続かず、事態は思わぬ方向へ動き出したのだった。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
今日の授業は保健体育
にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり)
僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。
その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。
ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる