上 下
62 / 62
5章:エピローグ

エピローグ

しおりを挟む
神獣竜界の深層の森にあるログハウスのベンチで座り、読書をしながらタバコをふかす俺シュンに、アークがエールをもってきた。
「シュン、気になってることがあんだが」ってアーク。
俺がエールを受け取りながら「なんだ?」と聞いたら、「おまえがシリルが傷ついた時、どう思った?」聞かれた。

「初めてぇ焦ったな。 その後、気付いたら必死だったな」って俺は素直に答えた。
「そうか。 俺も聞いた時同じような感情をもったよ。 でも、なぜジョシュアを殺さなかったとしてもだ、痛めつけなかった?」
「そりゃ、シリルの姿を見た時は、腹立って痛めつけようかと思ったけんど、」といいながらエールを飲んだ。
「その前に、シリルがやばかったから、回復に徹してったてのもあんしな。」
「そうか、でも連れて帰ってきた後もお前珍しく何もしなかったな。 そこが気になってるんだ」って突っ込まれた。

「あはは、やっぱアークには気付かれたか」って俺は苦笑した。
「シリルのやつ、やばいなって思ったみてぇーで、遺言を俺にのこしやがったんだ」
「なるほどな、それでか。 それで、シリルの遺言ってなんだったんだ?」
「あの後、シリルに口止めされてんだ」
「なんだ、弄るネタできたとおもったのにな」といって、俺が紙を見せると、アークが「弄れないなこの内容」という。 「だろ」といって、俺はアークに見せた紙を燃やすした。
口止めされてるけど、紙に書いてはいけないとはいわれてないからな。 っていっても、アークと俺の秘密だ。

シリルの遺言は、”もし、おれ死んでも、ジョシュアを止められないおれが悪いから、ジョシュアを殺さないでくれ。 あと、魔族たちから俺の記憶をけしてくれだぞ” とかなり悲しい内容だったのである。


◇◇◇
ジョシュアが邪神界に帰ってから、魔界軸で数年が経過。
ここは魔界のとある森の中。 ツリーハウスの場所を移して、政務をしつつ、間引きをして、夕食をたべおわったシリルはのんびりベットの上でエールをのみながら読書をしている。

すると、急に女性が抱き着き「シリル、会いたかった」ときた。
「なぁ、ジャーサ、半年前もこなかったかだぞ」と抱き着かれたまま聞いた。
「我もしらなかったんだ。処女ささげた相手となら、いつでも会えるって」
「この家ならシリルは1人だし、他の女もいないだろ。 ジョシュアが寝るタイミングとシリルがここにいるタイミングみて来てるんだぞ」とドヤ顔でいうのであった。 
「俺は1人になりたいから、この家にいるんだぞ」
「我は来ちゃだめか」ってなんかしょげてるし。
「俺がここにいなくても、別の所でもいいじゃないかだぞ」
「我、シリルが他の女とセックスしてるのはみたくない」と不貞腐れる。 
「おれ、淡泊だぞ。 月に1度あるかないかだぞ。 酷ければ数年だってしない事あるみたいだぞ」と呆れながいっておいた。
「我はやっぱりこの家きちゃだめか」と抱き着いたままだけど、寂しそうにいう。
「ジャーサだけだぞ。 ジョシュアになる前に帰るんだぞ」
「うん」といって、俺のほっぺにキスをしてきた。
「今日はどんくらいいれるんだぞ」
「あと1時間。」
「何したいんだ?」と聞くと、ジャーサが「もちろん」といって俺の膝の上に座り「瘴気いる?」言われた。
俺はニコリわらって「ジャーサの時はいらない」といって押し倒して、舌を絡ませてキスをしながら、1時間限定のセックスをするのだった。

ジャーサが帰った後、シリルは苦笑しながら「数十年単位じゃないんだぞ。」といいながらもうれしそうである。
しおりを挟む

この作品は感想を受け付けておりません。

あなたにおすすめの小説

お持ち帰り召喚士磯貝〜なんでも持ち運び出来る【転移】スキルで異世界つまみ食い生活〜

双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ひょんなことから男子高校生、磯貝章(いそがいあきら)は授業中、クラス毎異世界クラセリアへと飛ばされた。 勇者としての役割、与えられた力。 クラスメイトに協力的なお姫様。 しかし能力を開示する魔道具が発動しなかったことを皮切りに、お姫様も想像だにしない出来事が起こった。 突如鳴り出すメール音。SNSのメロディ。 そして学校前を包囲する警察官からの呼びかけにクラスが騒然とする。 なんと、いつの間にか元の世界に帰ってきてしまっていたのだ! ──王城ごと。 王様達は警察官に武力行為を示すべく魔法の詠唱を行うが、それらが発動することはなく、現行犯逮捕された! そのあとクラスメイトも事情聴取を受け、翌日から普通の学校生活が再開する。 何故元の世界に帰ってきてしまったのか? そして何故か使えない魔法。 どうも日本では魔法そのものが扱えない様で、異世界の貴族達は魔法を取り上げられた平民として最低限の暮らしを強いられた。 それを他所に内心あわてている生徒が一人。 それこそが磯貝章だった。 「やっべー、もしかしてこれ、俺のせい?」 目の前に浮かび上がったステータスボードには異世界の場所と、再転移するまでのクールタイムが浮かび上がっていた。 幸い、章はクラスの中ではあまり目立たない男子生徒という立ち位置。 もしあのまま帰って来なかったらどうなっていただろうというクラスメイトの話題には参加させず、この能力をどうするべきか悩んでいた。 そして一部のクラスメイトの独断によって明かされたスキル達。 当然章の能力も開示され、家族ごとマスコミからバッシングを受けていた。 日々注目されることに辟易した章は、能力を使う内にこう思う様になった。 「もしかして、この能力を金に変えて食っていけるかも?」 ──これは転移を手に入れてしまった少年と、それに巻き込まれる現地住民の異世界ドタバタコメディである。 序章まで一挙公開。 翌日から7:00、12:00、17:00、22:00更新。 序章 異世界転移【9/2〜】 一章 異世界クラセリア【9/3〜】 二章 ダンジョンアタック!【9/5〜】 三章 発足! 異世界旅行業【9/8〜】 四章 新生活は異世界で【9/10〜】 五章 巻き込まれて異世界【9/12〜】 六章 体験! エルフの暮らし【9/17〜】 七章 探索! 並行世界【9/19〜】 95部で第一部完とさせて貰ってます。 ※9/24日まで毎日投稿されます。 ※カクヨムさんでも改稿前の作品が読めます。 おおよそ、起こりうるであろう転移系の内容を網羅してます。 勇者召喚、ハーレム勇者、巻き込まれ召喚、俺TUEEEE等々。 ダンジョン活動、ダンジョンマスターまでなんでもあります。

蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる

フルーツパフェ
大衆娯楽
 転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。  一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。  そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!  寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。 ――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです  そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。  大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。  相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。      

孕ませねばならん ~イケメン執事の監禁セックス~

あさとよる
恋愛
傷モノになれば、この婚約は無くなるはずだ。 最愛のお嬢様が嫁ぐのを阻止? 過保護イケメン執事の執着H♡

一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!

当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。 しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。 彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。 このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。 しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。 好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。 ※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*) ※他のサイトにも重複投稿しています。

未来人が未開惑星に行ったら無敵だった件

藤岡 フジオ
ファンタジー
四十一世紀の地球。殆どの地球人が遺伝子操作で超人的な能力を有する。 日本地区で科学者として生きるヒジリ(19)は転送装置の事故でアンドロイドのウメボシと共にとある未開惑星に飛ばされてしまった。 そこはファンタジー世界そのままの星で、魔法が存在していた。 魔法の存在を感知できず見ることも出来ないヒジリではあったが、パワードスーツやアンドロイドの力のお陰で圧倒的な力を惑星の住人に見せつける!

異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた

りゅう
ファンタジー
 異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。  いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。  その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。

マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました

東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。 攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる! そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。

【R18】ファンタジー陵辱エロゲ世界にTS転生してしまった狐娘の冒険譚

みやび
ファンタジー
エロゲの世界に転生してしまった狐娘ちゃんが犯されたり犯されたりする話。

処理中です...