【白銀の黒帝：14】異世界に召喚された俺たち

4章：俺たちの世界

邪神界に戻ったジョシュア

邪神界の邪神城に戻ったジョシュアは制御がはずされ、ベットでゴロゴロしながら、邪の水晶の処理をしている。

「ジョシュア様、ちゃんと戻ってきたのはよいですが、またベットでゴロゴロですか？」ってベリアルだ。
「我になにいっている。　我はいつもここにいるぞ」というジョシュア。
「ジョシュア様、失礼いたしました」といって部屋からでると、ベリアルが「邪神が下界にいって戻ってくると、記憶が封印されるというのは本当だったんですね。」という。
「ああ、可哀そうじゃが、また失踪されてはこまるんじゃ。」と創造神がいって、部屋の中にはいっていくのであった。

「あんなになついていたシリル様の事もお忘れになるとは、複雑です。」と部屋の外で独り言をいうベリアルだ。
すると、部屋の扉があいてジョシュアが「ベリアル、今シリルといったな。」という。
そんあジョシュアの行動に驚く創造神。
「ジョシュアよ、いきなりベットから飛び上がってとうしたんじゃ？」
「シリルってなんだ？」といって、またベットに戻り、ゴロゴロしながら枕を抱きしめると「シリルのほっぺはもっとやわらかい」とボソっといって、「我、今なんかいったか？」と聞くのである。
「特になにも」とベリアルがいって、部屋からでていくのだった。

創造神も部屋から出てくるのである。
「初めてじゃ。　記憶がのこっておる。　まだ、無意識じゃ。　当面、あのもの達の話は禁止じゃ」という創造新。
「畏まりました」というベリアルであった。

部屋の中では、ベットでゴロゴロしながら、水晶の邪を処理しているジョシュア。
そしてジョシュアが「我、なんでこんなもの作ってたんだ。」と愚痴をいいながら処理をするが、山吹色の瞳からは涙がこぼれて「我はなにを寂しいんだ」とポツリいい、「シリルに会いたい」とボソっといいつつも、「我、なんかいったか」と頭をふりながら、ゴロゴロするのであった。

ジョシュアの記憶は封印されているはずが、朦朧となにかが頭に引っかかっているのである。