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4章:俺たちの世界

ジョシュア、帰還まであと数ヶ月

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ジョシュアが邪神界に帰るまで残り3か月となる。 
ジョシュアが残り1か月でもよいという事からシリルと魔界にきている。

森の中の湖がある湖畔の大きな木の上にツリーハウスにいる。
俺シリルは湖の近くの木の上で、読書をしている。 ジョシュアは、その隣で昼寝をしている。 
「ジョシュア、起きるんだぞ」というと、「シリルは読書ばっかりだ。 なんかして遊ぼう」って不貞腐れてるジョシュアだぞ。
「うーん、ジョシュアも読書するのかだぞ」
「俺は、シリルと遊びたいんだ」
「ったく、どこのガキだぞ。 わかったぞ。 釣りでもするかだぞ?」
「釣りってなんだ?」
「神獣竜界も、魔界も海がないんだぞ。 湖に魚がいるんだぞ。 糸たらして捕まえるんだぞ。」
「魔術のほう楽だぞ、でも時間つぶしにはいいぞ」って提案してみたぞ。
「やってみたい」と嬉しそうにいうから、俺が次元ボックスから小舟とオールを出して、湖の中央に移動した。


暫くして、「なぁ、魚みえるんだ。 なのにつれないんだ」ってジョシュア。
「当たり前だぞ。 餌をつけてないんだぞ」って言ってやった。
「なんで、餌ってやつつけないんだ?」
「飽きたら魔術でつかまえるから、いいんだぞ。 でも、たまに針にひかかってつかまえられるぞ」って言ったら俺の釣り竿の糸が引いたんだぞ。
「お、一匹げっとだぞ」といって針についた魚を見せると、ジョシュアが「なるほど。 楽しいかもだぞ」といって釣り糸の針を魚のほうに移動させて、動かしてみたりしている。


「お、つれそうだ」と湖に身体を近づけると、小舟がゆれる。
「ジョシュア、おちるんじゃないんだぞ」って一応注意しておく俺。
「うん、わかった。 うん?」ってなんかジョシュアの声色が変わったんだぞ。
「ジョシュア、どうしたんだぞ?」
「湖がおかしい」という言葉の前に俺が羽を広げて「ジョシュア、召喚だなんだぞ! 逃げるぞ!」といって、ジョシュアを持ち上げようとするが持ちあがらない。 
「シリル、おれもう捕まってる。 シリルは逃げるんだ」
「ジョシュアひとりじゃなにもできないのだぞ。 っていうか、おれも捕まったぞ」といい、羽をとじながら諦めたぞ。
「どこにつれてかれるんだぞ」と笑っていると、ジョシュアが「次元の歪みできちゃうんだ。 魔界は大丈夫なのか?」って聞かれたぞ。
「もう、大魔王と四天王に連絡したぞ。 シュンさん達がきてくれるから魔界は大丈夫だぞ」とニコニコして言っておいた。
だけど、ジョシュアは震えてる。
「おれ、怖いんだ」という言葉を残して、湖に小舟だけがのこり光とともに、シリルとジョシュアの姿のみ消えるのである。
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