上 下
46 / 62
3章:異世界の学園

さらば、人間領

しおりを挟む
食堂に戻り、訓練場で俺とジョシュアは模擬戦をした。
今は、食堂で打ち上げをしている。 

「結局、決勝できなかったから、ここで模擬戦か。 で、結果は?」ってエールを飲んでるシュンさん。
「また引き分けなんだ」ってジュシュア。
「うん、シュンさんに呼ばれるまで決着つかなかったんだぞ。」とエールをのみながらいう俺だぞ。

「シュンさん、今夜、撤退は正解だったぞ。 勇者の荷物運びしろっていわれたぞ」といって書状を見せると、シュンさんが笑いながら「ほんと人間ってこうだよな」といって書状を燃やすのだった。 
「大方の荷物はもう片付けてあんし、ここはもう拠点としてつかわねぇーから、結界もといて放置だ。 
 これ飲み終わったら、各自部屋片づけて、暗晦の谷の拠点に移動な」ってシュンさん。

「ジョシュア様、では、私は邪神界に帰ります。」ってベリアルだ。 うん? いいのかだぞ。 
「やっと、俺を独りにしてくれるのか?」
「ええ、あなたのお父様の世界にいかえれますし、それにシュン様達が一緒であれば、私が同行する必要はありません」
「シュン様、ご迷惑ばかりかけますが、ジョシュア様をお願いします」といって頭を下げるとベリアルだ。
「あはは、ベリアル。 俺というよりも、シリルだけどな」
「確かに」って苦笑いのベリアルだぞ。
「シリル様、すみませんがジョシュア様をお願いします。」
「もう、あきらめてるから大丈夫だぞ」って俺、溜息つきながら言ったぞ。 

◇◇◇

食堂でベリアルと別れ、谷で1泊のつもりがついつい2か月ほど滞在してしまった俺たち。
「うん、このままここにいんとダラダラすんな」って俺シュン。
「うん、大魔王が間引きがっていっていたぞ」というシリルはエールを飲んでる。
「ここの拠点はこのまんまにして、いくか」といい、簡単に片づけをして、俺シュンが次元ゲートをひらき移動。

◇◇◇

一方、ジョシュアとシリルがいなくなった学園は翌日、彼らが退学した事や、そして、王宮の招集にも応えずいたため、犯罪者となり指名手配される。
だが、居住先の食堂は、も抜けの殻で、いっさいの情報がなく、誰も彼らを見つける事ができず時とともに風化していくのである。

ルカス達は、いきなりの退学で驚き、もちろん翌日に食堂へいくが建物だけあり、中は家具から看板まで全てない状態となっており消沈するのであった。
別れもできずに姿を消したクラスメイト。 彼らはいったいどこにいったのか。。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

赤ずきんちゃんと狼獣人の甘々な初夜

真木
ファンタジー
純真な赤ずきんちゃんが狼獣人にみつかって、ぱくっと食べられちゃう、そんな甘々な初夜の物語。

異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた

りゅう
ファンタジー
 異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。  いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。  その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。

淫らな蜜に狂わされ

歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。 全体的に性的表現・性行為あり。 他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。 全3話完結済みです。

5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?

gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。 そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて 「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」 もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね? 3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。 4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。 1章が書籍になりました。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

処理中です...