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3章:異世界の学園

入学初日が終わって

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学園から食堂の中庭に転移したシリルとジョシュア。 
「ただいまなのだぞ」っていつも通りシリルの声だ。

俺シュンとリン、ベリアルが配膳をしてあって、すでに昼食の用意ができていた。 
シリルとジョシュアは魔術で私服に着替え、部屋に荷物をおき、全員そろって昼食を食べる。 

「ジョシュア様、入学式はいかがでした?」ってベリアルだ。
「あれは眠いんだ。 ねたんだ」
「あー、あれは寝るもんだ」っていう俺に、リンも「ああ、寝る」と同意する。
「自己紹介ってやつ楽しみにしてたのに、なかったんだ。」ってジョシュアの奴は残念そうだ。
「あれは、すげぇー面倒なんだよ。 ないっていい事だ」って俺。 本当、周りはうざいし面倒だ。
「ああ、いちいち反応されると厄介だ」というリン。 そうそうって顔してシリルも頷いている。
「そうだったのか。 でも、自己紹介なかったから、前に座ってたやつに声かけたんだ」ってジョシュアの奴、嬉しそうに言っている。 よく声かけたな。
「シリル、よく、おめぇーがジョシュアをおいて帰ってこなかったな」
「帰りたかったぞ、ジョシュアが服つかんではなさなかったぞ」ってシリルのやつ不貞腐れてる。 そういう事か。
「だってだ。 声かけて、無視されたら嫌だったからなんだ。 シリルぐらいだ、おれが声をかけて無視するの。 だからつかんだんだ」
「ジョシュア、シリルは興味ないことは聞いてぇねーんだよ。」って俺
「シュンもだ」ってリンに突っ込まれた。 リンもじゃねぇーか。 俺やシリルよりはまだましか。
「それで、無視されたんですか?」と話題を戻すベリアルだ。
「なんか、すごく驚かれたけど、ちょっと話したんだ。 確か、女の子が2人で、ヘナとララっていう名前で、男がえーとルカスっていう名前なんだ」
「名前をおぼえてるのかだぞ。」ってシリルが驚いてる。
「シリルは覚えてないのか?」
「うん、興味ないから覚えてないぞ」
「な、ジョシュア、シリルはこうだから、あんま無視されても気にすんな」って俺が言っておく。
「最近は、ジョシュアが声をかけてきたら反応するようにしているぞ。 その後がしつこいからだぞ」ってシリル。
へぇ~、シリルが珍しいな。
「しつこいって、どうなるんだ?」って俺が聞いたら、
「反応しないと、ジョシュアのやつ、抱き着いてくるんだぞ。 嫌だぞ。 避けても、反応するまで抱き着こうとするんだぞ」
「一回、シリルにだきついたんだ。 そしたら、ほっぺたがやわらくてきもちいんだ。 だから、シリルが無視すると抱き着くようにしたんだ」ってジョシュアだ。
「ジョシュア、あんまりシリルに抱きつこうとすんな。 魔族達もすぐ抱き着こうとするから、シリルさけるんだ」って俺がいうと、
リンも「ああ、でも魔族はわきまえてるから、シリルが1度さけると抱き着くのを諦める。 ジョシュアも気をつけろ。 そのうちにシリルがきれて暴走する」
「どうなるんだ?」ってジョシュアの奴が不思議そうな顔している。
「全魔力解放して暴れるか、または、誰もこない場所に逃げるな」って俺がいうと、リンが遠い目をしながら「逃げる時まだいい。暴れると、どっかの大陸が消えるな。」といいう。確かに。
「ああ、あんときは、大陸消える前に半島だけで終わったな」って俺。

そうそう、シリルがマジ切れして暴れた事があって、魔界の半島が一個消えた。 
四天王に、緊急で呼び出されて俺らが止めにはいったんだったな。 なんて思い出してたよ。
「シリルの師匠は、昔、八つ当たりで山二個と半島けしたがな」ってリン。 それ、思い出したくないからやめてくれ。
「うーん、世界が消えないだけまだいいが、この世界はまだ壊れたらこまるんだ。 気をつけるよ」というジョシュアだ。 
滅多に、シリルがキレる事はないが、しょうもない理由で暴走させられると、結局、止めに行くのは俺だから勘弁してほしい。

「お、シュンさん、ここの魔術書、もう読んだかだぞ?」ってシリル。
たくよ、お前の会話してたのに、途中からスルーかよ。 まぁ、そういうやつだけどな。
「半分以上はよんであんぞ。 お前もよむか?」
「授業中に読むから貸してほしいのだぞ」って言われて、俺が次元ボックスから30冊ほどだし「つかわねぇーけど、知っとくといいぞ」といって渡すのであった。
「授業中に読むってどういう事だ?」ってジョシュアだ。
「授業を聞けばわかる」ってリン。 確かにその通りだな。
「うん、わかったんだ」

◇◇◇

その後は、俺は、シリル、ジョシュアと夕食の準備まで模擬戦してた。
シリルは、その後は部屋で読書をして過ごし、ジョシュアは授業を楽しみにベットでゴロゴロしているのであった。

その日の夜、俺とリンはセックスした後、
「シリルが、珍しいな。」ってリンが言ってきた。
「あー、男に抱き着かれるとはな。 それに、ジョシュアの面倒よくみてぇんだ、あいつ」って俺がタバコに火をつけて一服。 シリルが抱き着かれるって、さすが邪神だな。
「いや、ジョシュアがシリルになついてないか?」ってリン。
「確かにな。 シリルの言う事は素直に聞くしな。 そういや、ジョシュアにしたら、部下以外で一緒にいんのシリルだもんな。 シリル、巻き込んでよかったな。」って俺はニヤリ笑った。
「シリルがいれば、シュンも楽しいからつれてきたんだろ」ってリンに突っ込まれた。
「あたりめぇーだ。 シリル、おもしれーもん」といってタバコの火を消して、またリンとセックスし始めた。

シリルには悪いが、俺とリンだけだったらジョシュアを速攻、邪神界に連れ帰っていたな。 
学園とか行きたくないし、いくら自由にしてやりたいといっても、付き合いきれないからな。
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