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1章:異世界召喚

どっかの異世界にいるはずなんだが

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俺とリンは、異世界に召喚さえる時に、俺はシリルを巻き込んで一緒に異世界に来たはいいが、シリルをみた召喚先の人間共が、人間じゃないっていってシリルを転移させる時に今度はシリルが俺とリンをひっぱって一緒にどこかの谷底まで落とされた。

そんでもって、俺は、そこに拠点を作って、たぶん数ヶ月ぐらいこの谷底にいる。

「まぁ、速攻この谷に送られてよかったかもな。 召喚された人間や人間たちに巻き込まれずにすんだしよ。 
 俺らは、今どっかの異世界にきてるんだが、んで、あいつ曰く、ここには行方不明になった邪神がいるから探すってのが俺らの本当の任務なんだよな」って俺。 

そうあいつ事、俺たちのすむ世界を作った神である創造神だ。 俺たちに面倒ごとしかもってこないから、敬うなんてしてない。

「うん、どっかの異世界って言っても、いつでも魔界や神獣竜界に帰れるし、ここも戻ってこれるんだぞ」
「確かにな。 てか、帰んねぇーと、瘴気の森も深層の森も氾濫しちまうからな」って俺。
そうそう、俺もシリルも、自分達の世界での任務があるし、シリルにいたっては魔王の政務だってある。 巻き込んでおいてなんだが、帰れるのわかっていて連れてきたってのもある。
「うん、さっき大魔王があと2か月は大丈夫だっていってたぞ。」
「連絡してくれるようにいったか?」
「聞く前に、帰ってこいと連絡してくれるっていってたぞ。」って、シリルだ。
「大魔王が俺らの中で雄一時間軸がずれてねぇーから、助かるな。」
「あはは、そうだぞ。 でも、日記のおかげだぞ」
「大魔王は日記になにかいてぇーんだろうな」って俺たちは大爆笑するのだった。

大魔王は色気のある細マッチョで高身長だ。そんな男が、毎日、日記をつけてるって何書いてんだが想像しただけで笑えるな。

「でもよぉー、邪神っていてもなんも手掛かりねぇーよな」って俺、タバコふかしつつ、これからどうするかなって考えていた。
「シュンさん、ただ単にやる気ないだけだぞ」って突っ込まれたよ。
「結構、ここの谷の魔物討伐がたのしくってな」って言い訳だ。
「うん、まぁまぁ強くて楽しいぞ」ってなんだよシリルもなんだかんだでここの魔物討伐を楽しんでるんじゃねぇーかよ。
「だろぉー。 んで、ここの人間どもに転移させてられてこの谷底にどのくらいいるかしらねぇーが、とりあえずそろそろ地上にあがるか?」って聞いてみた。
「さっき大魔王に聞いたぞ。 魔界軸で約3か月で、神獣竜界軸で9か月経過してるみたいだぞ。」
「それで、あと2か月は平気だっていってたんだな。 で地上あがるか?」 数ヶ月かと思ったが結構経過してやがったな。
「次魔界に行ってもどってきてからでいいと思うぞ。」ってシリルだ。
「だよな。 んじゃぁよ、食後の運動かねて、血でも浴びにいくか!」
「うん、いくぞ」
ってなわけで俺たちは戦闘服に魔術で着替えて、谷底の魔物討伐に出かけた。

そう、俺たちが今回異世界まで来たのは、行方不明の邪神を探しにきてるわけだが、ちょっと面倒ってかやる気がなく、谷底の魔物がまぁまぁ強くて討伐が楽しいもんだからなかなかここから地上へ上がる気がしていない俺たちだ。

◇◇◇
闇の中、遠くで時より、ドーンという音が響くのであった。
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