上 下
49 / 85
3章:セロウノ大陸編

行軍の日 初日 前編

しおりを挟む
行軍の日。 
俺とヴィンスは、魔導バスで集合場所へ学園から移動する。
集合場所には、軍兵、護衛兵、騎馬や馬車、荷馬車などがある。 さながらちょっとした、出軍だ。

「なんか、すごいな」って俺
「王子とか、公爵家やなんだかんだで、貴族多いしな。 マリーちゃん、リンジー達は馬車で移動みたいだ。」といいヴィンスは、軽装の防備をきている。
「俺らは、まぁ嫌がらせで歩きだけどな」といっていると、軍兵が来た。

「歩きの生徒達、君達は落ちこぼれ集団と聞く。 今回、君達への課題は身体能力の向上だ。 各自、出発時に荷物を渡す。 それを背をって、行軍の後をついてこい」といい、含み笑顔をみせてるし。
「落第者は、後方の救護班が救出するが、その時点で後期実技成績がいかにテストが良くても50%の減点だ」

なんだそれ。

「上官命令だ、出発する」という合図で、荷物を背負う俺とヴィンス。
「よう、ヴィンス」と言って声をかけるくる男子生徒2名がいた。
「おう、スコットにバーナードか。 やっぱお前らもか。 元気にしてんか?」 
知り合い?スコットは、茶髪の短髪で、中肉だが筋肉はあり身長は185cmでやややんちゃな感じで容姿は中の上、バーナードと呼ばれた生徒は、赤毛の短髪で筋肉隆々で身長は190cmと大柄で、容姿も勇ましい感じでレベルは上の下と言ったところだ。

「ああ、元気にやってるよ。 魔導国家出身は、強制的みたいだ」ってスコット。
「ヴィンス、こいつがギースか?」ってバーナードが聞いてきた。
「ああ、ギースだ。」と俺を見ながら紹介するヴィンス。 
「スコットとバーナードも、魔導国家出身で、Bクラスなんだ」って俺にいってきた。
「ヴィンスから聞いてたけど、小柄だな」ってバーナード。 
「今、これでも成長期で、167CMになったってんだよ」って俺。
「あー、確かに伸びてるよ」ってヴィンスの奴わらってるし。
「それよりも、今日1日で100KMも歩かなきゃいけねぇーからよ、早めに前のほう行こうぜ」ってスコットに言われて、俺ら4人は歩いている他の生徒より前のほうに移動する。

荷物の重さは人によって異なり、魔導国家出身は、1番重い15Kgを担がされている。 かつ、前を行く馬車や騎兵がゆっくりと進んでも、こちらはほぼ早歩きか、小走りだ。 登り坂や下り坂もあり、ほとんどの生徒が身体強化を使っての移動を余儀なくさせする。

途中、小休憩もあるがようやく昼食の休憩。
「前のやつらは、だいぶ前について、給仕があんだろ。 はぁー、俺らは持参の保存食かよ」ってスコットは、バックから保存食と水を取りがしている。 
「まぁーな。 さすがに疲れたしな」ってヴィンスも保存食たべてる。
「1人、疲れてねぇーわ、弁当食べてるやついんけどな」って俺のほう見てるし。
俺は首を傾げてる。 けど、弁当食べてるのは俺です。
「保存食って、まじぃーからな。」と言って食べてる。
「ギース、やたら軽装で荷物もすくなぇーなっておもったけど、マジックバック持ちか?」ってバーナード。
「ああ、って言っても、着替えてと、調理器具、調味料と、水、念のための保存食ぐれぇーしか今回入れてねーし。 弁当もこの昼用だ」
「んじゃあぁ、お前、テントも寝袋もねぇーのか?」ってスコットに聞かれた。
「無い。 一泊ぐれぇーの野宿なれてんし、自分達の荷物は荷馬車に預けるってなってたからよ、俺、誰かに預けのって嫌いだからやめた」といって、タバコに火をつけて一服。
「なぁ、お前らにいったみたいに、ギースって、変わってるだろ」ってヴィンスがいってるよ。
「「みたいだな」」ってスコットにバーナード。

俺のどこが変わってるんだよ。 危機管理能力の問題だと思うけどな。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

孕ませねばならん ~イケメン執事の監禁セックス~

あさとよる
恋愛
傷モノになれば、この婚約は無くなるはずだ。 最愛のお嬢様が嫁ぐのを阻止? 過保護イケメン執事の執着H♡

蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる

フルーツパフェ
大衆娯楽
 転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。  一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。  そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!  寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。 ――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです  そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。  大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。  相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。      

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する

高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。 手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です! 小説家になろうでも10位獲得しました! そして、カクヨムでもランクイン中です! ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。 いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。 欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・ ●●●●●●●●●●●●●●● 小説家になろうで執筆中の作品です。 アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。 現在見直し作業中です。 変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。

【R18】偽りの鳥籠

春宮ともみ
恋愛
ある夜、夫であるエリックに抱かれながら、ジュデスは覚えのないはずの誰かの名前を口走ってしまう。救いのない、歪んだ愛の行く先は――  *** ムーンライトノベルズで開催された、月見酒の集い様主催【囚われ企画】参加作品です。  *** ※バッドエンド寄りのメリバに着地します。地雷注意です ※作者が読みたいだけの性癖を詰め込んだ三人称一元視点習作です ※表紙はpixabay様よりお借りし、かんたん表紙メーカー様にて加工しております

漫画の寝取り竿役に転生して真面目に生きようとしたのに、なぜかエッチな巨乳ヒロインがぐいぐい攻めてくるんだけど?

みずがめ
恋愛
目が覚めたら読んだことのあるエロ漫画の最低寝取り野郎になっていた。 なんでよりによってこんな悪役に転生してしまったんだ。最初はそう落ち込んだが、よく考えれば若いチートボディを手に入れて学生時代をやり直せる。 身体の持ち主が悪人なら意識を乗っ取ったことに心を痛める必要はない。俺がヒロインを寝取りさえしなければ、主人公は精神崩壊することなくハッピーエンドを迎えるだろう。 一時の快楽に身を委ねて他人の人生を狂わせるだなんて、そんな責任を負いたくはない。ここが現実である以上、NTRする気にはなれなかった。メインヒロインとは適切な距離を保っていこう。俺自身がお天道様の下で青春を送るために、そう固く決意した。 ……なのになぜ、俺はヒロインに誘惑されているんだ? ※他サイトでも掲載しています。 ※表紙や作中イラストは、AIイラストレーターのおしつじさん(https://twitter.com/your_shitsuji)に外注契約を通して作成していただきました。おしつじさんのAIイラストはすべて商用利用が認められたものを使用しており、また「小説活動に関する利用許諾」を許可していただいています。

【全話挿絵】発情✕転生 〜何あれ……誘ってるのかしら?〜

墨笑
ファンタジー
『エロ×ギャグ×バトル+雑学』をテーマにした異世界ファンタジー小説です。 主人公はごく普通(?)の『むっつりすけべ』な女の子。 異世界転生に伴って召喚士としての才能を強化されたまでは良かったのですが、なぜか発情体質まで付与されていて……? 召喚士として様々な依頼をこなしながら、無駄にドキドキムラムラハァハァしてしまう日々を描きます。 明るく、楽しく読んでいただけることを目指して書きました。

異世界隠密冒険記

リュース
ファンタジー
ごく普通の人間だと自認している高校生の少年、御影黒斗。 人と違うところといえばほんの少し影が薄いことと、頭の回転が少し速いことくらい。 ある日、唐突に真っ白な空間に飛ばされる。そこにいた老人の管理者が言うには、この空間は世界の狭間であり、元の世界に戻るための路は、すでに閉じているとのこと。 黒斗は老人から色々説明を受けた後、現在開いている路から続いている世界へ旅立つことを決める。 その世界はステータスというものが存在しており、黒斗は自らのステータスを確認するのだが、そこには、とんでもない隠密系の才能が表示されており・・・。 冷静沈着で中性的な容姿を持つ主人公の、バトルあり、恋愛ありの、気ままな異世界隠密生活が、今、始まる。 現在、1日に2回は投稿します。それ以外の投稿は適当に。 改稿を始めました。 以前より読みやすくなっているはずです。 第一部完結しました。第二部完結しました。

処理中です...