【白銀の黒帝：20】魔大陸の貴族

4章：学園編

学園に編入

編入日、朝の日課後、朝食を自炊して制服に着替えて職員室に向かう俺デオドルである。　
シリルさんに着替え魔術をきいたが、魔法陣みても複雑で断念した。　洗浄魔術っぽいものだけは、習得している。

それはおいといて、職員室にはいった俺。
「今日から2年に編入するデオってぇいうんだけど、担任は誰っすか？」と聞いたら、堅いのいい純魔族のオッサンと俺のタイプじゃないが可愛い系の混魔族の女性ときた。

オッサンが「あなた様が、バーターティオ公の嫡男のデオドル様でしたか。　弟君も同じクラスで２Ｓの担任のジャデスです。主に実技担当です」って言われて、女性が「副担任で、学科を教えるティナです。」って挨拶された。

「本来であれば、学園長が対応するのですが、皇女様がご入学のためそちらの対応で忙しくて、私どもが対応致します事ご理解ください」と深く頭を2人でさげてくる。

俺デオドルは、これが嫌で家を飛び出した。

「俺、別にきにしねぇーし、それに敬語とか話せねぇんだ。　まぁ、話す気もねぇしな。　それに、俺、ここには自分の金できてぇるし、実際実家にも帰るきもねぇから、普通に接してもらえるといいんだけど。」

そしてら、オッサンが笑いだした。
「助かるわ。　俺も苦手でよ。　気にする生徒多いからよ、お前もそうだったらってな。　一応、学園長がおまえは、自力で学園に入ってきてるって聞いてたが、まぁ確認だ」ってオッサン。　まだ笑ってるし。
「ヘェ～、まぁその堅いで、敬語とか話されたら気色いなって思ってたわ」って俺が言ってやった。
「おまえな、気色いとかいうな」と豪快に笑うオッサンに、副担任も笑っていた。

◇◇◇
担当はいい奴らっぽい、これなら学園にいられるかななんて考えていた俺だが、まぁ、上手くいくわけがない。

自己紹介が終わって、俺は窓側の1番後ろの席だ。　最高の席だなって考えていたら、さっそく弟のドミニクがやってきた。　双子っていっても似てない俺ら、君、相変わらず爽やか系の美男だねぇーなんて考えながら話しは聞いてねぇー。

机を叩いて「兄上、いったい今までどこにいたんですか？　父上も母上もみな心配してます。」って言われた。
まじウザい。
「うるせぇーな。　何処でもいいだろ。　俺のことは、ほっとけ。　家にも帰る気ねぇーんだ。　邪魔だ。　授業はじまんぞ」って言ってやったら、何かいいたそうな顔しつつも自分の席に戻っていった。

授業は。。。
おい、シリルさん、高等すぎてむっちゃ勉強して、これが高等部のレベルなのかって俺も魔術のために勉強してたし、今もしてるけど授業は歴史、地理以外は簡単だった。　逆に、それ以外の時間は授業にでず魔術の勉強に使う事にした。

午後の実技。。
おい、シリルさん、なんか実技は前期のテストまで免除になった。　俺、及第点でもないよな。　ってことで俺は、ギルドの任務うけたり、ダンジョンに行く事にした。　ランクAなんで、はっきりいって1人で討伐である。

ただ対人戦という意味で、楽しめたのがジャデスだった。　毎日昼休みの間、相手してもらっている。