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3章:特訓編

俺は死んでないみたい

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俺が目を覚ますと朝で、そこはふかふかのベットの上だった。 今まで硬いベットでその後は寝袋である。 あまりの気持ちよさで、二度寝しそうだったが、部屋の外から美味しそうな臭いとコーヒーのいい匂いがする。

お腹のすいた俺が部屋をでると、キッチンとダイニングテーブルがあり、キッチンでは紺色の髪に紺色の瞳に陽褐色の肌で角はなく、身長は160cmぐらいで小柄な可愛いらしい少年のあどけなさがある混魔族が料理していた。

少年が俺に気づき「おきたのかだぞ。 ご飯できるから、座ってまってくれだぞ」って言われ、俺 デオドルはいわれるがままに座る。 少しして、少年がトースト2枚、ベーコンと卵、レタスののったプレートを配膳して、コーヒーも用意してくれた。

少年が「食べろだぞ。 お代わりあるからいってくれだぞ」といい食べはじめる。 俺も黙々とだべた。 久しぶりのまともな食事に、結構上手いし、遠慮なくお代わりまでした俺だった。

そして、落ち着いたところで、コーヒーをのみながら、少年が「俺 シリルだぞ。 お前は?」と聞かれ「俺 デオっていうんだ」と答えた。
シリルが笑いながら「俺 人の名前覚えるの苦手だぞ。 純魔族っていうかもだぞ」という。 男なのにむっちゃかわいい。 なんか許してしまうわとおもい俺は、「ああ、構わねぇ。」といってしまった。

それを聞いてまたむっちゃかわいい笑顔でシリルが「よかったぞ」という。

俺は平静をよそいながら「なぁ、ここどこだ?」ときくと、シリルが「北東の森だぞ。 この家は、俺のツリーハウスだぞ。 森を移動する時に使うおれの拠点だぞ」とドヤ顔でいう。 

「俺 昨日 熊におそわれてんのに、服はボロボロだが、傷も綺麗に治ってんだが」って聞いた。
「そうそう、お前死にかけてたから、回復魔術でなおしたんだぞ。 そんで、気絶してたからつれてきたんだぞ。」ってシリルがいい、「ただ服なんだけど、俺のサイズじゃあわないんだぞ。」と言ってる。

身長差からして確かにって、俺、納得だ。 それにしても、混魔族で回復魔術使えるって珍しいなって考えていた。
それよりもだ。

「助けてくれたんだな。 ありがとう。 服はしかたねぇーよ」と苦笑いしながらいう。 
「にしても、なんで助けたんだ?」って聞いた。
俺が弱かっただけだ。 普通なら自分の危険までおかしてたすけるやつはいねぇー。 だから気になった。

「あー、無謀だなって最初おもったぞ。 でもだぞ、まず、この場所に純魔族がいるの変だぞっておもったんだぞ。 あと、魔力封印されてるんだぞ。 まぁ結局それでも助けるつもりなかったんだけど、お前、倒れた時にわらったんだぞ。 それで、面白い奴って思っただけだぞ」ってシリルがいい、「で、なんで魔力封印されてるんだぞ?」と聞かれた。

俺は笑うしかない。

「っていうと、シリルは俺が笑っておもしれぇーって思って助けたんだな。 シリルもかわってんな。
 魔力封印、よくきづいたな。 事情は言えねぇけど、5ヶ月前か6ヶ月前にむりやりな。 でも、犯罪者とかじゃねぇーから。」と回答しておいた。

魔力封印されてるけど、俺は犯罪者でないしな。

するとシリルが少し考えている。
「魔力封印って完全な魔力の封印じゃないってしってるかだぞ?」と聞かれた。
「え、そうなのか?」って俺。
「うん、完全に魔力が無いと死ぬからだぞ。 だから、常に魔力不足にちかい状態なんだぞ。 魔力枯渇したら下手するとしぬんだぞ。」と説明された。
「へー、なるほどな」と納得する。 
「常にその状態で、魔物と戦ってたってなるとだぞ、それ解除するとだぞ、下手したら魔力爆発するかもだぞ。 お前、魔力コントロールは自信あるかだぞ?」ってシリルに聞かれた。 なんの意図があるんだ?

「うーん、わかんねぇー。 毎日練習はしてたけどな。 でも、なんでそんな事きくんだ?」
「おー俺 本業 ちょこっとできる魔術師なんだぞ。 あと戦闘もちびっとできるんだぞ」となぜかドヤ顔でいい、「そんで、その封印、解除できんだけど、爆発したらまずいなって考えてるんだぞ」という。

俺は、まじかよと思い「解除できんならしてくれ!」と勢い良く立ち上がった。
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