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3章:特訓編

北東の森にて

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俺は、北東の森を5Km北上した所に、川があり、丁度洞窟があった。 行商人から寝袋を安く売ってもらっていたので、それを寝床にした。

数日滞在して北上したのである。 冒険者をみてしまい、ここで保護でもされたら、脱走した意味がないからだ。 1週間かけて、森を川沿いに北上してだいぶ進んだ。 山脈が大きく見えるため、山脈の近くか、または中腹かもしれない。 そこには、洞窟があり、しばらくそこで生活する事にした。

魔物も多くて3匹でなんとか倒せる。 独り言のように「ったくよ、この封印さえなきゃ、火もおこせんのによといいながら」なんとか火付け石でつける。 
剣もボロボロのため、木に削った石をつけて何本かの槍をつくる。

そんなある日、ほんの少し北上した俺は、クリズリーベアーより人回り大きい熊の魔物5頭と遭遇する。
なんとか1頭は殺したが、まだ4頭で、とうとう剣もおれた。 石で作ったやりで威嚇しながら逃げようとするが囲まれる。 胴を槍で刺したが皮膚が硬く肢の部分がおれる。 絶望的な状況だった。
俺は致命傷はさけながらも徐々に傷をおう。俺は「魔術さえ使えれば、まだましだったのによ」と残ったナイフを武器に挑みながら「まぁ、俺の人生ってこんな感じでもいいか」といいながらむかっていくが、背後から攻撃されて深傷を負ってたおれる。

襲ってくる熊にヘラヘラ笑い「もっと強くなりてぇー」といって覚悟を決めるが、熊の気配が突如ときえる。 俺は「あれー?」というと、少年らしき声で「大丈夫かだぞ?」と聞こえるが意識が遠のくのだった。

◇◇◇
俺 シリルだぞ。 誰?って。。 俺は魔族で魔界の魔王をしている。 この世界は3つあって、俺の元師匠であるシュンさんが居住兼王をしている神獣竜界と、俺が魔王として統治している魔界。 そして人間が多く住む人界。 この人界には、大陸が2つあって1つは、人間が多くすむセロウノ大陸。 そして、魔界の魔族とは異なるけど異世界から移住してきた魔族がすむ魔大陸がある。 両大陸は海で隔たっていて、魔大陸の東側つまりセロウノ大陸から上陸できる所には霧のベールがかかってて、直接の交流は不可能になってるんだぞ。

なぜそんな魔界の魔王がここにいるかって。 ちょっとあって邪神であるジョシュアと1年半近く一緒にいて、独りになりたい俺は、しばらくは魔界の森を間引きしたり、たまに集落で模擬戦してたぞ。 今は、久しぶりに魔大陸のペガサスさんところの前にある異常気象地帯で過ごしていたんだぞ。

そういえば、手前の森はあんまりマッピングしてないぞと思いマッピングしてたんだぞ。 そしたら、純魔族が熊5頭と対峙してるのが索敵にひっかかったんだぞ。この場所に魔族がいるのはおかしいけど、まぁ死んだらしかたないんだぞと思い様子をみにいったぞ。

したら、純魔族なのに、こいつの魔力。。 うん? あー封印されてんぞ。 よくここまで来れたんだぞと思ってると1頭倒して、手作りの槍で攻撃しているんだぞ。 槍もダメで、ナイフで。 あー、やっぱダメだぞ、って倒れたところで、あ!純魔族のやつ笑ってるぞ。 ちょっと興味をもった俺は、熊をいつもの黒い双剣で倒して、そいつの所へいって「大丈夫かだぞ?」と聞いたら返事がない。

おー、気絶してるんだぞ。
とりあえず、回復魔術をかけて、洗浄魔術で綺麗にして、近くに川があるから転移してツリーハウスのゲストルームにそいつを寝かせたんだぞ。

おっと、俺 素のままだぞ。 混魔族仕様に変装しなきゃだぞ。 ペンダントは、魔族バージョン(黒)だぞ。
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