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2章:学園編

海洋学園との合同合宿、いざ出発

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合宿当日、俺とジョシュアは、迷宮都市の飛行船乗り場の待合室で、同行教員と他合宿参加生徒6名といる。 
ジョシュアは、停泊している飛行船をみて少し興奮中である。 俺は読書しているぞ。 ジョシュア君、君お登りさんみたいに「シリル、あれが飛行船なのか?」といい、俺が「ああ、そうだぞ」という。

「なぁなぁ、なんでシリルの実家は飛行船ないんだ?」といわれ、そりゃみんな飛べるし、ある程度の大人は転移できるし必要ないからだぞ、とはいわず「乗れば、わかるぞ。 それまでの楽しみだ」というと、ジョシュア君、嬉しそうに「うん」って言ってるよ。

すると、フリークス家の男子生徒(ダン)ともう1人緊いのいい男子生徒がきた。
「ジョシュア、グレイ君、お前らも参加するんだな。」と言われ、「こいつ、ダートン。 俺と俺の今回のバディだ」と紹介される。

楽しみで機嫌のいいジョシュア。
「うん、参加するんだ。俺が飛行船も魔導電車も魔導船ものったことないし、海もみたことないからだ」ってジョシュアが言うと、ダンとダートンが「「まじか!」」と驚いてるよ。
「といっても、俺達も飛行船は初めてだけどな」っていうダン。
「へぇー、シリルはのったことあるんだ。」ってジョシュアがいってるよ。 ジョシュア君よ俺に話をふるなだぞ。
「いつ?」と聞かれ、回答にこまるジョシュアの代わりに、俺 シリルが「子供のときだぞ」と言っておいた。
本当はかなり前だけどな!と心の中で呟く。

ちなみに、海洋国家の船舶科は皆男子だけなので、魔導学園も男子ばかりである。

そして搭乗となり、各自2人部屋に案内される。 
俺、シリル、抜けてたぞ、絶対ジョシュアの事だベットに潜り込んでくる可能性があるんだぞ。 という事で俺は「ジョシュア、間違っても寝てるときに俺の寝ているベットに潜り込むんじゃないんだぞ。 もししたら、結界はるんだぞ」というと、ジョシュアが、え!なんで気づいちゃうのという顔して「えー、わかった」という。 
「あのな、俺は男でも女でも一緒にねるのは嫌なんだぞ。 お前は、一緒に寝れるなら誰でもいいのかだぞ? 例えばさっき話したやつとか」ときいてみた。 もし、ジョシュアがバイとかの可能性もあるんだぞ。 すると、ジョシュアが「えー、それは嫌だ。 一緒に寝るなら女がいいし、気にいった子限定だ。 ただ、シリルは別だ。 だって、ほっぺ柔らかいからだ」と胸張っていわれた。

そっか、俺だけなのかだぞ。 って納得するな俺。
「ある意味安心したぞ。 でも、絶対潜りこむんじゃないぞ」と再度念を押して、ジョシュアが頷くのをみて、俺はクローゼットに「ここでいいかだぞ」といい拡張魔術で訓練場と射的場をつくり、俺とジョシュア以外は入室禁止にする。

「なんの魔術つかってんだ?」って聞かれて、俺 ちょこっと出来る魔術師は、ニコニコしながら「暇になるし、身体動かせないぞ。 なんで、訓練場と射的場を作ったぞ。 ジョシュアもはいれるぞ」というと、ジョシュアも「おお! 後で模擬戦しよ。 飛行船の中みたいからいこ」と言われる。

え!まじっすか。 俺、そう言えば飛行船の中見た事なかったぞ。 と思いながら断ったらまた面倒なので、「ああ、ちょっとだけだぞ」といって飛行船の中を見学する。 っていってもだぞ、客室あって、ビュッフェ形式の24時間のレストランと、売店、成人以上がはいれるバー&レストラン、あとは操縦関連で一般乗客は進入禁止で30分もしないで終わった。 
結局、食事以外は部屋におり、訓練場で模擬戦したり、射撃場で的当て、弾除けなど訓練していた。 
言いつけてあったためジョシュアはベットには潜りこまなかった。

2泊3日の飛行船の旅を終えて、魔導電車で移動中。
「おおー、あれが海か。」って目を輝かしていうジョシュア。 よかったね。
「飛行船って遅いんだ。 だから、シリルの実家はないんだ」って言われたぞ。
「そう。 だから必要ないんだぞ」って返事する俺。
「俺の実家には海があるんだぞ」って教えたら、ジョシュアが「本当か!」と驚いてるぞ。
魔界に海ができたんだぞ。

念話:
ジョシュア:「魔界に海なかったのに、なんで?」
シリル:「ふふふ、ここだけ海があるけど魔物があんま強くないってみんなではなしてたんだぞ。 そしたら、この世界でおきた悪魔事件を解決をするかわりに、お前の親父に頼んで魔界に作ってもらったんだぞ。 結構、魔物もなかなか強いのにしてもらったぞ」
ジョシュア:「おお、それって俺が見逃した悪魔の魂か。 すまなかったんだ。 まさか、魂だけが残るとは。。 それで、前に親父が、海作ったっていったの魔界だったんだな。」
シリル:「でも、お陰で海できたんだぞ」
ジョシュア:「なら、今度行くとき楽しみだ」

そうこうしているうちに夕方には海洋学園に到着するのだった。
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