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1章:出会い編

ラデクと魔物討伐へ 前編

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俺はラデクと魔物討伐に行く日、なぜかラデクは、学園都市の街にあるギルドという所に俺をつれてきた。

そこは1階は広くて受付があり、様々な年齢層の冒険者という職業の者たちがいる。
ボードには依頼が張ってあったり、食堂では朝だというのに酒のんでいる奴や、朝食をたべている奴。
はたまは待ち合わせなのか、待っていたりだ。

「なぁ、ラデク、ここって何?」
「驚かせようと思ってね。 ここは、中立組織ギルドっていって、どの国にも所属していない組織なんだ。 
 本部は、王国の王都にある。 街中の掃除やペット探しとかの任務から、魔物討伐任務、盗賊討伐任務、それに護衛なんとかも引き受けて、登録してる冒険者たちに仕事を斡旋している組織なんだ。 
 ギルドには一般と隊員にわかれていてね、隊員は各支部に所属して隊員専用の任務を受けてるんだよ。」
「へぇ~、何でも屋みたいな感じか?」
「言い当ててるね。 そんな感じだよ。」
「それが、実践と何が関係してるんだ?」
「だから、ケイの冒険者登録をしに来たんだって。 じゃないと魔物討伐しても報酬がないんじゃ、ケイだって生活できないだろ」ってラデク。

確かにその通りだ。
「それに、ギルドには、学生カードっていうのがあるんだ。 学園にはいると実践経験のために、学生任務をうける実習があるから、カードを作る事になるし、だったら今のうちに作ったほうがいいからね。」

って言われて、俺はラデクに言われるがままに受付の所にきた。
「あ! ラデク先生じゃないですか。ご用件は何でしょうか?」って受付の人。 知り合いなのか?
「久しぶりだね。 エイミー。 今日は彼、ケイの学生カードを作りにきたんだよ」
「学生カードって、今期の入学生は既に作り終わったはずですが。 紛失ですか?」
「違う違う。 彼、後期から編入するから、その前に作りにきたんだよ。」
「へぇ~。 あの名門で編入って珍しいですね。 では、こちらの用紙い名前の記入を」
「ありがとう。 ついでに、試験も出来る?」
「ええ、地下の訓練場にて試験できますよ。 さっそく試験って大丈夫ですか?」
「彼、そこそこ戦闘能力あるから大丈夫だよ。 はい、これ、名前と性別」って用紙を渡してる。

俺は隣でぼーっとみてるだけだ。
そして、さっそく戦闘試験たるものを受けるはめになった。

「ケイ、僕と対峙の半分くらいの力で合格できるから」ってラデクに小声で言われた。
そうなのか?

「準備はいいか?」って試験官の人。 ラデクから木刀渡されてた。
「うん、できてる」って俺は木刀を両手で握ってる。 これしっくりこないけど、ラデク曰くここの剣術のスタイルらしい。
「負けても戦闘能力の確認だけだから。 君からかかってきなさい」って言われて、木刀を正眼の構えで振り下ろしてく。

やっぱり受けられた。 半分の力でってこういう事か。 遅い。
とりあえず、向こうの反撃を木刀で受けながして、軽めの蹴りを横っ腹にいれた。
身体強化つかってるのか、頑丈だ。
一旦、しりぞいて、再度攻撃へ展開って思ったら「合格だ」って試験官の人。
「ここまで動けるなら文句がない。 おめでとう」って言われた。

なんか拍子ぬけした。

その後、受付に戻って、合格書を渡したら水色のギルドカードが渡された。

ーー
名前:ケイ・ハイリック
性別:男
ランク:D
討伐数:0
金額:0G
ーー

ってなってた。
「ハイリックって何? それに、ランクDって?」って俺
「ハイリックは僕の名字だ。 一応、僕がケイの保護者って事になってるからね。 ランクは、F~SSSまであって、D以上にならないと討伐系の任務はうけられないんだ。 そのために試験をしたんだよ」ってラデク。

普通、もっと前にそういう説明してくれないか。って心の中で愚痴っておいた。
「もっと前に説明しろって思ったでしょ。 だって、ケイの事だから絶対合格するって思ってね。 内緒にしてたんだ」ってラデク、ちょっとしてやったりって顔してるし。

「さぁーて、実践だ」って俺は、その日初めて学園都市の郊外にいく事になるってそう思っていた。

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