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1章:出会い編

俺は、どうなるんだ

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翌朝、俺が目を覚ますと昨日きた魔族の男性がいる。

「おはよう」って言われて、「おはよう。 えーと」って言ったら、「僕は、ラデクです」と笑いながらいわれた。
「そう、ラデク。 おはよう」って言っておいた。
「たぶん、俺 名前覚えるの苦手なんだと思う」って言ったけど、違和感がある。 俺じゃない誰か。

「ゆっくりでいいよ」って、ラデクが着替えを渡してきた。 着替えをみて、俺はたしか着替えいっぱいもってる。
「着替えあるからいい」といって布団からでると、俺の衣類は白のシャツに、細めのデニムパンツで、黒のスニカーをはいていた。

「えーと、その魔術は?」
「着替え魔術? うーんと魔術は面倒なときにって……」って俺の頭に痛みが走り、頭を押さえる。
なんだよこの頭痛。
「大丈夫か?」ってラデクに言われて、ベットにまた座った。
ようやく痛みが治まった。
「うーん、何かおもいだしそうなんだけど、頭がいたくなる」

「そっか。 自分の名前とか年齢とかはどう?」
「さっぱり、わからない。 って、俺 いくつ?」と聞いた。 年齢もわからない。 
そんな俺を見て、ラデクが苦笑している。
「16歳か17歳前後かな。」って言われた。 ふーんとしか思えない。 本当に俺ってその年齢なのか?
「名前ね。 ずっと君とかじゃおかしいから、東国っぽい名前で、ケイっていうのはどう?」って言われた。
「しっくりこないけど、それでいい」としか言えない。


ラデク曰く、ここは学園で俺ことケイの存在は、学園内の噂になっているらしい。
まもなく長期休暇がはじまるため療養を兼ねて学園内だが寮や学園の施設から離れた所に学園で管理している一軒家でラデクと共に当面生活するとの事になったと。 
そこで、人語の読み書きや、なぜか学園に通う事になっており基礎知識などの勉強をするとの事だった。

◇◇◇
さっそくその一軒屋につれてこられた。
2階だてて、1階が、リビング、ダイニングとキッチン、で2階に4部屋ぐらいの寝室がある。 
俺は、適当に庭が見える部屋を選んだ。 庭は、広くて芝になってる。 
一軒家の周りは木の柵で囲まれていて、一応を木でできた門があるけど、錠はない。

それから、ラデクに渡されたのが人語の読み書きだった。
まじ勉強するのか。

1時間で基礎、数時間後には高等部で学ぶには問題ない程の読み書きをマスターした。
「ケイは、魔術出来るだけあって頭がいいね。」って言われたけど、たいした内容ではなかったから、俺は首を傾げる。
「そうかな?」って言っておいた。
「うん。 読み書きもほぼマスターしたし、次は数学、地理、歴史かな。」ってまだ勉強しなきゃいけないのかよ。
「えー、俺 昼寝したい」っていった。 なんかものすごく眠い。

そしたら、ラデクが苦笑している。
「しょうがないな。 今日はいいけど、今週中にはやるんだよ」って言われてた。 えー、やんなきゃ駄目なのか。
「うん、やるよ」ってとりあえず言って、立ち上がり自分の部屋にいく俺。

速攻、ベットにダイブしてゴロゴロしながら寝た。 もっとふかふかベットがいいな。
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