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遺体争奪編
拙い打ち合わせ
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「炎よ!」
ナギサが幻術の炎を半透明のメゼスの分身に飛ばした。半歩分遠くにいたロルフが筒を構えて魔力を練った段階で止めたのが見える。炎はメゼスの分身に当たり、スライムのようにどろりとした粘体になった。
「ほう。大分連携が取れるようになったんじゃないか?」
上位者であるかのようにプロディエルが言った。物理的にも上に居た男が訓練場まで下りてくる。
「言っておくが、プロディエル殿はアラクネの次期当主として扱いはするが陛下の弟としては裏が取れるまでは扱う気はない」
「知っている。何をカリカリしているのだ?」
暗に、上から話すな、我らは対等だと言ったのが伝わらなかったらしい。
だが、後ろの男には伝わったのか、ゼグロが険しい目をした。しかし、それも一瞬ですぐにプロディエルに媚び諂っている少し頼りない顔に戻る。バリエンテは睨みつけるような威圧的な視線を変えはしなかった。
(親族だからと言って、能力が無ければ重用はされない。そこを理解できてないから連携がうまく行ってないのだと、なぜ理解できない)
いや、ゼグロに関しては理解しているのかもしれない。
ナギサの仮定が正しいとすると、ゼグロ自身は保有魔力は多いが戦闘慣れしていない。だからおだてて暴走を防ぐしかない。ということだろうか。
「で、わざわざ上が降りて来てまでどうかした?」
ロルフが大剣を肩に担いで言った。
言葉遣いはいつも通りながら、さりげなく相手を『上』というあたりは流石だろうか。
「なに。あれから十日が経過したからな。そろそろ翼人族が降りてくる頃ではないかと思ってな。連絡を取るなら私達からではなくそっちからの方がいい。貴重な戦力だから暴発されても困るだろ?」
「別に、連絡を取らずともこの戦力でさっさと博物館を襲ってしまえばいいんじゃないですかねえ。奪い取る間の時間稼ぎができるくらいの戦力はあるっしょ。神狼族も協力するし」
プロディエルが口を開いた。
声が空気を揺らす前に、ロルフが指をさす。怒りか、プロディエルの顔に紅がさした。
「博物館に動きがないことぐらい、把握してるよ。出入りも無し。大規模な魔力行使も無し。なら。まだあそこにあるでしょ」
「…………指をさすなロルフ・ガイエル」
「おっと失礼。『陛下なら』許して下さるのでつい」
無論、そんなことをセスにしたらナギサとシルヴェンヌによって次の瞬間に死んでいる可能性が高い。
「そんな行動を許すとは、兄上には誇りがないのか? 上に立つ者としての資質が疑われるな」
プロディエルが鼻で笑った。
す、とナギサの目が剣呑なものになる。刀をしまわずに、プロディエルを見据えた。バリエンテが斧に手をかける。ナギサと視線が交わった。
ひょい、とロルフが間に入ることで、ナギサとバリエンテの視線が途切れる。
「ま、陛下のことは置いておくとして、先に博物館を襲わない方の回答が欲しいかなあ」
「連絡体制だ。そうだな、ゼグロ」
プロディエルがゼグロに振る。
「は、はい。三千名もの人間に攻め立てられては相当な被害が出ます。それに、今回は前回以上にウェルズ隊が速く到着する可能性がありますので、しっかりと敵兵力を分散させる必要があると、判断しました」
「ああ、前回でも相当速かったもんね。来るのが」
わたわたというゼグロに、ロルフが笑いながら返した。
ゼグロが言葉は出してないがどもるように頷く。
「で、メルクリウスに連絡を取ってどうするの?」
「攻める場所を示しあう。これまでは少数で多数を釣ってが基本だったが、今回は少数で少数を釣って、伏せている多数で叩く」
「目的は先王陛下の遺体でしょ? 人間を叩く意味ある?」
「ある。先の神狼族の戦法で、人間は数を出撃させる数を減らすだろ? ならば数で劣るこちらが、多数になることも可能だ。そこで叩いて、一部を逃げ帰らせて次を釣る。そうすれば数が減る。その間に、ナギサとロルフとメゼスに博物館に行ってもらう」
うまく行けば、確かに前回よりも多くの兵力を各地に分散させることができるだろう。
だが、そもそもが多数で来られたら駄目だ。
「随分と楽観的な作戦だねえ」
ロルフが言った。
プロディエルが、ふっ、と鼻息を立てて笑う。
「楽観的ではない。聞けばメルクリウス・ベルスーズとやらは少数の指揮になれているそうではないか。こちらにもアラクネ最強のバリエンテがいる。そして私が直々に指揮を執るのだ。目論見はずれて人間の人数が変わらなくとも、五十人程度なら叩き潰せる」
「はーん」
ロルフが気の抜けた返事をした。
バリエンテの鎧が動く音がする。
「ま、俺としては別にいいけど。引き寄せる場所は山の側でしょ? 街に艦砲射撃をするわけにはいかないと言っても、船を空にはできないからね」
プロディエルの目が動く。
ロルフが首を傾けた。主の沈黙の長さに違和感を覚えたのか、バリエンテがプロディエルに目を向ける。ゼグロが何やら耳打ちをした。ナギサでも、解放状態ではないため、何と言ったのかはわからない。
小さく二度三度と頷いて、プロディエルがロルフに焦点を合わせた。
「要するに、出張りはしない人間まで釣るなといいたいんだろ。安心しろ。神狼族に無駄な労力は払わせるつもりはない」
「本当にい?」
「約束しよう。……そっちこそ、何か海に近づいてほしくない事情でもあったのか?」
ロルフが肩をすくめて、両手のひらを天井に向けた。
「いやあ、そのうち陛下の船になるんだから、鉄甲船も戦艦も無駄に消耗してほしくないだけだよ。ただでさえ、来るときに一つ潰しちゃったからね」
プロディエルの眉間に皺が寄った。
一度、睨むような目がゼグロに行き、ゼグロが肩を跳ね上げる。バリエンテに変わりはない。
「制海権を握るためには、人間の造船技術を奪う方が速いでしょ? しかも奪ってから造るんじゃなくて、もとからあるものも奪った方が速い。だから奪えると保証があるまでは無駄にちょっかいをかけないでほしいなってこと」
「ああ。確実に奪える時にしか攻撃を仕掛けないようによく言い聞かせておこう」
「どうも」
言って、ロルフが下がった。
「では、早速だがメルクリウスに連絡を取ってくれないか? 作戦の概要を」
下がったロルフが右手を思いっきり開いて、腕を前に出した。
またかよ、という色をありありと浮かべて、プロディエルがため息を吐く。
「なんだ」
「いや、こっちの決定権はクノヘにあるからさ。どうする? この作戦に乗る?」
ロルフの視線がナギサに来た。
ナギサもロルフを見る。
(一番恐ろしいのは、アラクネの協力が無くなることか)
ナギサは、不快気な様子でつま先が地面を叩くのを堪えているかのようなプロディエルを見た。断ると、これ以上の協力は得られそうもない。
それに、十日間という時間は十分すぎるほどのものだ。仮に明日開始となっても、問題はないだろう。
「乗ろう。その作戦に」
プロディエルのわずかにズレていた重心が戻った。
「わかった。兄上の臣下だからな。こっちも要らないとは思うが護衛をつけよう。顔合わせをするからついてこい」
(お前は何様だ?)
巨石に怒りを結び付け、心の奥底に沈める。
「アファナーン殿」
「はーい」
でろん、とメゼスが踵を返したプロディエルの前に降って現れた。
べちょり、と床に落ちてから人の体に形作られていく。
「頼めるか?」
「いいよお。メルクリウス・ベルスーズとは顔見知りだしねー。それに、僕なら分身で行けば攻撃を受けても問題ないしー」
メゼスがプロディエルに握手を求めた。
後ろ姿だけでも鼻筋を引くつかせているような想像ができる反応で、プロディエルがメゼスとの握手に応じた。
ゼグロが先に出る。メゼスが続いて、プロディエルがメゼスに見えないようにズボンで手を拭っていた。最後に、バリエンテがナギサとロルフを一度見て、出て行く。
炎を当てられてからずっと無視されていたゲルが、メゼスの形になる。
「幻術って、結構効くんだねー」
「アファナーン殿」
唇をあまり動かさず、小声でナギサが言った。
メゼスも言葉を挟まない。視線がナギサに向いているのが、目を向けなくても分かった。
「簡単なことだけ伝えると、右手を口角に当て、その後に指を立てればその本数分のマイナス、左手ならプラスだ。味方に伝えなくてはならない時に敵もいれば、それを使え」
「りょーかーい」
かるーい返事をして、メゼスがまた粘体に戻っていった。
ナギサが幻術の炎を半透明のメゼスの分身に飛ばした。半歩分遠くにいたロルフが筒を構えて魔力を練った段階で止めたのが見える。炎はメゼスの分身に当たり、スライムのようにどろりとした粘体になった。
「ほう。大分連携が取れるようになったんじゃないか?」
上位者であるかのようにプロディエルが言った。物理的にも上に居た男が訓練場まで下りてくる。
「言っておくが、プロディエル殿はアラクネの次期当主として扱いはするが陛下の弟としては裏が取れるまでは扱う気はない」
「知っている。何をカリカリしているのだ?」
暗に、上から話すな、我らは対等だと言ったのが伝わらなかったらしい。
だが、後ろの男には伝わったのか、ゼグロが険しい目をした。しかし、それも一瞬ですぐにプロディエルに媚び諂っている少し頼りない顔に戻る。バリエンテは睨みつけるような威圧的な視線を変えはしなかった。
(親族だからと言って、能力が無ければ重用はされない。そこを理解できてないから連携がうまく行ってないのだと、なぜ理解できない)
いや、ゼグロに関しては理解しているのかもしれない。
ナギサの仮定が正しいとすると、ゼグロ自身は保有魔力は多いが戦闘慣れしていない。だからおだてて暴走を防ぐしかない。ということだろうか。
「で、わざわざ上が降りて来てまでどうかした?」
ロルフが大剣を肩に担いで言った。
言葉遣いはいつも通りながら、さりげなく相手を『上』というあたりは流石だろうか。
「なに。あれから十日が経過したからな。そろそろ翼人族が降りてくる頃ではないかと思ってな。連絡を取るなら私達からではなくそっちからの方がいい。貴重な戦力だから暴発されても困るだろ?」
「別に、連絡を取らずともこの戦力でさっさと博物館を襲ってしまえばいいんじゃないですかねえ。奪い取る間の時間稼ぎができるくらいの戦力はあるっしょ。神狼族も協力するし」
プロディエルが口を開いた。
声が空気を揺らす前に、ロルフが指をさす。怒りか、プロディエルの顔に紅がさした。
「博物館に動きがないことぐらい、把握してるよ。出入りも無し。大規模な魔力行使も無し。なら。まだあそこにあるでしょ」
「…………指をさすなロルフ・ガイエル」
「おっと失礼。『陛下なら』許して下さるのでつい」
無論、そんなことをセスにしたらナギサとシルヴェンヌによって次の瞬間に死んでいる可能性が高い。
「そんな行動を許すとは、兄上には誇りがないのか? 上に立つ者としての資質が疑われるな」
プロディエルが鼻で笑った。
す、とナギサの目が剣呑なものになる。刀をしまわずに、プロディエルを見据えた。バリエンテが斧に手をかける。ナギサと視線が交わった。
ひょい、とロルフが間に入ることで、ナギサとバリエンテの視線が途切れる。
「ま、陛下のことは置いておくとして、先に博物館を襲わない方の回答が欲しいかなあ」
「連絡体制だ。そうだな、ゼグロ」
プロディエルがゼグロに振る。
「は、はい。三千名もの人間に攻め立てられては相当な被害が出ます。それに、今回は前回以上にウェルズ隊が速く到着する可能性がありますので、しっかりと敵兵力を分散させる必要があると、判断しました」
「ああ、前回でも相当速かったもんね。来るのが」
わたわたというゼグロに、ロルフが笑いながら返した。
ゼグロが言葉は出してないがどもるように頷く。
「で、メルクリウスに連絡を取ってどうするの?」
「攻める場所を示しあう。これまでは少数で多数を釣ってが基本だったが、今回は少数で少数を釣って、伏せている多数で叩く」
「目的は先王陛下の遺体でしょ? 人間を叩く意味ある?」
「ある。先の神狼族の戦法で、人間は数を出撃させる数を減らすだろ? ならば数で劣るこちらが、多数になることも可能だ。そこで叩いて、一部を逃げ帰らせて次を釣る。そうすれば数が減る。その間に、ナギサとロルフとメゼスに博物館に行ってもらう」
うまく行けば、確かに前回よりも多くの兵力を各地に分散させることができるだろう。
だが、そもそもが多数で来られたら駄目だ。
「随分と楽観的な作戦だねえ」
ロルフが言った。
プロディエルが、ふっ、と鼻息を立てて笑う。
「楽観的ではない。聞けばメルクリウス・ベルスーズとやらは少数の指揮になれているそうではないか。こちらにもアラクネ最強のバリエンテがいる。そして私が直々に指揮を執るのだ。目論見はずれて人間の人数が変わらなくとも、五十人程度なら叩き潰せる」
「はーん」
ロルフが気の抜けた返事をした。
バリエンテの鎧が動く音がする。
「ま、俺としては別にいいけど。引き寄せる場所は山の側でしょ? 街に艦砲射撃をするわけにはいかないと言っても、船を空にはできないからね」
プロディエルの目が動く。
ロルフが首を傾けた。主の沈黙の長さに違和感を覚えたのか、バリエンテがプロディエルに目を向ける。ゼグロが何やら耳打ちをした。ナギサでも、解放状態ではないため、何と言ったのかはわからない。
小さく二度三度と頷いて、プロディエルがロルフに焦点を合わせた。
「要するに、出張りはしない人間まで釣るなといいたいんだろ。安心しろ。神狼族に無駄な労力は払わせるつもりはない」
「本当にい?」
「約束しよう。……そっちこそ、何か海に近づいてほしくない事情でもあったのか?」
ロルフが肩をすくめて、両手のひらを天井に向けた。
「いやあ、そのうち陛下の船になるんだから、鉄甲船も戦艦も無駄に消耗してほしくないだけだよ。ただでさえ、来るときに一つ潰しちゃったからね」
プロディエルの眉間に皺が寄った。
一度、睨むような目がゼグロに行き、ゼグロが肩を跳ね上げる。バリエンテに変わりはない。
「制海権を握るためには、人間の造船技術を奪う方が速いでしょ? しかも奪ってから造るんじゃなくて、もとからあるものも奪った方が速い。だから奪えると保証があるまでは無駄にちょっかいをかけないでほしいなってこと」
「ああ。確実に奪える時にしか攻撃を仕掛けないようによく言い聞かせておこう」
「どうも」
言って、ロルフが下がった。
「では、早速だがメルクリウスに連絡を取ってくれないか? 作戦の概要を」
下がったロルフが右手を思いっきり開いて、腕を前に出した。
またかよ、という色をありありと浮かべて、プロディエルがため息を吐く。
「なんだ」
「いや、こっちの決定権はクノヘにあるからさ。どうする? この作戦に乗る?」
ロルフの視線がナギサに来た。
ナギサもロルフを見る。
(一番恐ろしいのは、アラクネの協力が無くなることか)
ナギサは、不快気な様子でつま先が地面を叩くのを堪えているかのようなプロディエルを見た。断ると、これ以上の協力は得られそうもない。
それに、十日間という時間は十分すぎるほどのものだ。仮に明日開始となっても、問題はないだろう。
「乗ろう。その作戦に」
プロディエルのわずかにズレていた重心が戻った。
「わかった。兄上の臣下だからな。こっちも要らないとは思うが護衛をつけよう。顔合わせをするからついてこい」
(お前は何様だ?)
巨石に怒りを結び付け、心の奥底に沈める。
「アファナーン殿」
「はーい」
でろん、とメゼスが踵を返したプロディエルの前に降って現れた。
べちょり、と床に落ちてから人の体に形作られていく。
「頼めるか?」
「いいよお。メルクリウス・ベルスーズとは顔見知りだしねー。それに、僕なら分身で行けば攻撃を受けても問題ないしー」
メゼスがプロディエルに握手を求めた。
後ろ姿だけでも鼻筋を引くつかせているような想像ができる反応で、プロディエルがメゼスとの握手に応じた。
ゼグロが先に出る。メゼスが続いて、プロディエルがメゼスに見えないようにズボンで手を拭っていた。最後に、バリエンテがナギサとロルフを一度見て、出て行く。
炎を当てられてからずっと無視されていたゲルが、メゼスの形になる。
「幻術って、結構効くんだねー」
「アファナーン殿」
唇をあまり動かさず、小声でナギサが言った。
メゼスも言葉を挟まない。視線がナギサに向いているのが、目を向けなくても分かった。
「簡単なことだけ伝えると、右手を口角に当て、その後に指を立てればその本数分のマイナス、左手ならプラスだ。味方に伝えなくてはならない時に敵もいれば、それを使え」
「りょーかーい」
かるーい返事をして、メゼスがまた粘体に戻っていった。
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