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第五話 荒野のスカベンジャー!
強敵! レッドワイバーン
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「くらえ!」
ジョーは空中で素早くダガーを振り下ろす。ワイバーンも負けじとツノを振り回して、両者の武器がかち合った!
キィン!
弾かれたのはジョーの方だ。空中で器用に回転して、ナガレのそばに着地する。
「ジョー! どうしてここに⁉︎」
「……お前たちがロックホークの討伐へ向かったと聞いて、後をこっそりつけていたんだ。何かあったときは助けてやろうとな……だが、これは一体どういうことなんだ。なぜレッドワイバーンが?」
「いいやっ、話は後だ! ジョー、こいつをやっつけて逃げ出すぞ! 力を貸してくれ!」
「……ああ!」
二人並んでマルチスタッフとダガーを構えた!
「ヒズマてめえ、後で酒奢れよ!」
「ご……こめんなさい……」
続いてタネツがタワーシールドを構え、少しヘコみ気味のヒズマがロングソードを抜き放つ。
「グォォォォォッ!」
突然の乱入戦、戦いの幕が切って落とされた!
~☆~☆~☆~☆~☆~
「パギャアァァァッ!」
ゴォォッ!
開口一番ワイバーンが火焔放射! 熱風と共に真っ赤な炎が迫り来る。
「属性攻撃は盾がなければガードできない! 避けろナガレ!」
「おわぁっと!」
ナガレは咄嗟のスライディングで直撃を避けた。さっきまでいた場所が炎の海になっている……!
「ひぇーっ、おっそろしい相手だ……」
「ジョー! 俺とナガレが奴を引きつける! お前はその隙に強力な攻撃を……」
タネツがそう言うが、ジョーは首を横に振った。
「いや、後ろに回った相手を気にしないほどバカな奴じゃない。それにいくら弱っていたとはいえ、みんな消耗しているはずだ。無茶せず連続攻撃を凌いで疲れさせるんだ!」
「おう、分かった!」
「グォォン! グォォォーーッ!」
ワイバーンは大きな頭を下ろし、全力疾走で大地を駆ける。突進攻撃かと思いきや直前でドリフトするように方向転換、長い尻尾で薙ぎ払ってきた!
ビシュッ!
「はぁっ!」
物理攻撃なら、今のナガレでもガード可能だ。マルチスタッフを構えて防御!
キィンッ!
ジョーは宙返りで回避して、タネツはヒズマを庇ってタワーシールドで受け止めた。
「きゃあっ⁉︎」
「しっかりしろヒズマ! 神妙なツラで何を考えているのか知らんが、迷わば破れるぞ!」
「う……そ、そうね、分かったわ~!」
「グギャアァァァ!」
レッドワイバーンは力強く咆哮して、一気に空中へ飛び上がる。そして今度は燃え盛る火の玉を連射してきた!
「ガァッ! ガァッ! ガァァーッ!」
地面に着弾することもあれば、空中で弾け火の粉が舞うこともある。まるで炎の雨と言ってもいいほどの空襲だ!
「グッ、防ぎきれん……!」
「ジョー! オレの後ろに隠れろっ!」
苦しそうなジョーの前に、ナガレがさっと躍り出る。そして直撃コースの大きな火球を捌いて、後ろの壁へ受け流す!
ドォォォォン!
「ナガレ……!」
「友達一人守れなくって、冒険者が務まるかよ! 超格上に挑むにはお前が頼りなんだ! 頼むぜ、ジョー!」
ジョーは空中で素早くダガーを振り下ろす。ワイバーンも負けじとツノを振り回して、両者の武器がかち合った!
キィン!
弾かれたのはジョーの方だ。空中で器用に回転して、ナガレのそばに着地する。
「ジョー! どうしてここに⁉︎」
「……お前たちがロックホークの討伐へ向かったと聞いて、後をこっそりつけていたんだ。何かあったときは助けてやろうとな……だが、これは一体どういうことなんだ。なぜレッドワイバーンが?」
「いいやっ、話は後だ! ジョー、こいつをやっつけて逃げ出すぞ! 力を貸してくれ!」
「……ああ!」
二人並んでマルチスタッフとダガーを構えた!
「ヒズマてめえ、後で酒奢れよ!」
「ご……こめんなさい……」
続いてタネツがタワーシールドを構え、少しヘコみ気味のヒズマがロングソードを抜き放つ。
「グォォォォォッ!」
突然の乱入戦、戦いの幕が切って落とされた!
~☆~☆~☆~☆~☆~
「パギャアァァァッ!」
ゴォォッ!
開口一番ワイバーンが火焔放射! 熱風と共に真っ赤な炎が迫り来る。
「属性攻撃は盾がなければガードできない! 避けろナガレ!」
「おわぁっと!」
ナガレは咄嗟のスライディングで直撃を避けた。さっきまでいた場所が炎の海になっている……!
「ひぇーっ、おっそろしい相手だ……」
「ジョー! 俺とナガレが奴を引きつける! お前はその隙に強力な攻撃を……」
タネツがそう言うが、ジョーは首を横に振った。
「いや、後ろに回った相手を気にしないほどバカな奴じゃない。それにいくら弱っていたとはいえ、みんな消耗しているはずだ。無茶せず連続攻撃を凌いで疲れさせるんだ!」
「おう、分かった!」
「グォォン! グォォォーーッ!」
ワイバーンは大きな頭を下ろし、全力疾走で大地を駆ける。突進攻撃かと思いきや直前でドリフトするように方向転換、長い尻尾で薙ぎ払ってきた!
ビシュッ!
「はぁっ!」
物理攻撃なら、今のナガレでもガード可能だ。マルチスタッフを構えて防御!
キィンッ!
ジョーは宙返りで回避して、タネツはヒズマを庇ってタワーシールドで受け止めた。
「きゃあっ⁉︎」
「しっかりしろヒズマ! 神妙なツラで何を考えているのか知らんが、迷わば破れるぞ!」
「う……そ、そうね、分かったわ~!」
「グギャアァァァ!」
レッドワイバーンは力強く咆哮して、一気に空中へ飛び上がる。そして今度は燃え盛る火の玉を連射してきた!
「ガァッ! ガァッ! ガァァーッ!」
地面に着弾することもあれば、空中で弾け火の粉が舞うこともある。まるで炎の雨と言ってもいいほどの空襲だ!
「グッ、防ぎきれん……!」
「ジョー! オレの後ろに隠れろっ!」
苦しそうなジョーの前に、ナガレがさっと躍り出る。そして直撃コースの大きな火球を捌いて、後ろの壁へ受け流す!
ドォォォォン!
「ナガレ……!」
「友達一人守れなくって、冒険者が務まるかよ! 超格上に挑むにはお前が頼りなんだ! 頼むぜ、ジョー!」
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