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第27章~新たな課題~
第2話
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気になって洗濯カゴを覗いたら、意外なことに何も入っていなかった。もしかしたら、買い物前に魔法のドラムに洗濯に行ったのかもしれない。
――回収はまだなのかな。だったら俺が取りに行くか……。
昨夜、ベッドを汚したのは自分も同罪である。
アクセルはキッチンに戻り、食料をしまいながら昼食を作っている兄に声をかけた。
「兄上、俺今から洗濯物回収に行ってくる」
「おや、そうかい? 結構な量だけど一人で平気? マットレスもあるんだよ?」
「あ、ああ……台車を持って行くから大丈夫だ」
武器倉庫の脇に立てかけてある台車を引っ張り、ゴロゴロと魔法のドラムの前まで運ぶ。
兄が使っていたドラムは大小含めて三つもあり、普段着やベッドのシーツ、枕からマットレスまで全部洗濯していたようだった。つくづく台車を持ってきてよかったと思った。
「おや、弟くんではありませんか。これまた随分たくさんの洗濯物ですね」
台車に洗いたての洗濯物を積んでいると、ユーベルが半ば呆れた顔で声をかけてきた。
相変わらず彼はファッションセンス抜群で、今日は上質なジャケットにリボンタイ、スラッとしたパンツと鎖のようなベルトを装着している。
アクセルは当たり前のように挨拶した。
「ユーベル様、こんにちは。今日はおしゃれ着の洗濯ですか?」
「ええ、そうです。上質な衣装は、洗濯にも気を遣わないといけないのでね」
しかし……と、ユーベルがやや苦い顔をする。
――回収はまだなのかな。だったら俺が取りに行くか……。
昨夜、ベッドを汚したのは自分も同罪である。
アクセルはキッチンに戻り、食料をしまいながら昼食を作っている兄に声をかけた。
「兄上、俺今から洗濯物回収に行ってくる」
「おや、そうかい? 結構な量だけど一人で平気? マットレスもあるんだよ?」
「あ、ああ……台車を持って行くから大丈夫だ」
武器倉庫の脇に立てかけてある台車を引っ張り、ゴロゴロと魔法のドラムの前まで運ぶ。
兄が使っていたドラムは大小含めて三つもあり、普段着やベッドのシーツ、枕からマットレスまで全部洗濯していたようだった。つくづく台車を持ってきてよかったと思った。
「おや、弟くんではありませんか。これまた随分たくさんの洗濯物ですね」
台車に洗いたての洗濯物を積んでいると、ユーベルが半ば呆れた顔で声をかけてきた。
相変わらず彼はファッションセンス抜群で、今日は上質なジャケットにリボンタイ、スラッとしたパンツと鎖のようなベルトを装着している。
アクセルは当たり前のように挨拶した。
「ユーベル様、こんにちは。今日はおしゃれ着の洗濯ですか?」
「ええ、そうです。上質な衣装は、洗濯にも気を遣わないといけないのでね」
しかし……と、ユーベルがやや苦い顔をする。
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