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第25章~魂との戦い~
第37話*
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「ああ、そっちね。でもそれは気にしなくていいんじゃない? いつも慎ましいお前が、理性を失くして快感に溺れる様は絶品だよ。お兄ちゃん、お前のエロい姿大好き」
「っ……! それは……」
「まあでも、まだイきたくないっていうなら縛っちゃった方が手っ取り早いと思うんだ。手で握るのは、いつ滑っちゃうかわからないからね」
「あ、ちょ……ひぃッ!」
強引に手を引き剥がされ、代わりに紐で根本をキツく縛られてしまう。
キリキリした疼痛にどっと涙が溢れ、アクセルは反射的に根本に手を伸ばした。
それを咎めるかのように両腕もひとつにまとめられ、頭上でベッドの枠に縛りつけられてしまった。
「ああ、あ……いやだぁ……! 兄上、解いてくれ……!」
縛られた両腕を突っ張って抵抗していると、兄が「めっ」と人差し指で鼻先をつついてきた。
「もう、またお前はそうやって暴れて……。というか、我慢したいのに解けっておかしくない?」
「だってこれじゃ……好きな時に出せない……」
「出せなくてもお前は後ろだけでイけるでしょう。それに、出したら出したですぐ理性吹っ飛んじゃうじゃないか」
「う……」
「お前、こういう時は結構な天邪鬼だよね。我慢したいのに出したいとか、縛られるの好きなのに嫌だとか、そんなことばっかり言うんだ」
「っ……」
「まあ、そういうところもまた可愛いんだけどね。普段は素直なのに、エッチの時だけ天の邪鬼って無性にそそられるよ」
「……あっ」
「私ももう我慢できないから、挿れちゃっていいかな」
「っ……! それは……」
「まあでも、まだイきたくないっていうなら縛っちゃった方が手っ取り早いと思うんだ。手で握るのは、いつ滑っちゃうかわからないからね」
「あ、ちょ……ひぃッ!」
強引に手を引き剥がされ、代わりに紐で根本をキツく縛られてしまう。
キリキリした疼痛にどっと涙が溢れ、アクセルは反射的に根本に手を伸ばした。
それを咎めるかのように両腕もひとつにまとめられ、頭上でベッドの枠に縛りつけられてしまった。
「ああ、あ……いやだぁ……! 兄上、解いてくれ……!」
縛られた両腕を突っ張って抵抗していると、兄が「めっ」と人差し指で鼻先をつついてきた。
「もう、またお前はそうやって暴れて……。というか、我慢したいのに解けっておかしくない?」
「だってこれじゃ……好きな時に出せない……」
「出せなくてもお前は後ろだけでイけるでしょう。それに、出したら出したですぐ理性吹っ飛んじゃうじゃないか」
「う……」
「お前、こういう時は結構な天邪鬼だよね。我慢したいのに出したいとか、縛られるの好きなのに嫌だとか、そんなことばっかり言うんだ」
「っ……」
「まあ、そういうところもまた可愛いんだけどね。普段は素直なのに、エッチの時だけ天の邪鬼って無性にそそられるよ」
「……あっ」
「私ももう我慢できないから、挿れちゃっていいかな」
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