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第22章~トーナメント・第五死合い~
第73話*
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「ふあ……あっ、あんんん――ッ!」
トドメのように兄に強く身体を揺さぶられ、アクセル自身も大きく全身を痙攣させる。びくびく跳ねる身体を上から兄に押さえつけられ、ほとんど身動きも取れないまま絶頂に達した。
先程からほとんどイきっぱなしで、もう何回目の絶頂かもわからなくなってしまった。
「っ、っ……」
「……アクセル、大丈夫かい?」
半分失神しかけていたところに、兄が優しく声をかけてくる。
こちらを気遣うように頬を撫で、触れるだけのキスを額に落とし、腰もずるりと抜いてくれた。それだけでだいぶ身体が楽になった。
「はう……あ……はぁ……」
「だいぶ無理させちゃったかな。この薬、すっごい強力だからいつもより敏感になっちゃうんだよね。ごめんね」
「…………」
霞んだ目で、アクセルは兄を見上げた。
目と鼻の先に兄の顔がある。子供の頃から憧れ続けた綺麗な顔だ。
その顔が、今は欲望一色に染まっている。目元が赤らみ、官能的な汗を滲ませ、愛おしそうにこちらを見つめている。
そんな顔を見ていたら急に胸が痛くなってしまい、アクセルは両手を伸ばして兄にしがみついた。
「兄上、好き……」
「あ……うん、知ってるよ。私もお前のこと、大好き」
「だ、からもう……どこにも行かないで……ずっと側にいて……。俺のこと、見捨てないで……」
「? 突然どうしたんだい? 私はいつもお前の側にいるじゃないか」
「そうだけど……俺、やらかしが多いから……。兄上を怒らせること、何度もしてるから……いい加減、愛想尽かされてもおかしくないなって、いつもヒヤヒヤしてて……」
トドメのように兄に強く身体を揺さぶられ、アクセル自身も大きく全身を痙攣させる。びくびく跳ねる身体を上から兄に押さえつけられ、ほとんど身動きも取れないまま絶頂に達した。
先程からほとんどイきっぱなしで、もう何回目の絶頂かもわからなくなってしまった。
「っ、っ……」
「……アクセル、大丈夫かい?」
半分失神しかけていたところに、兄が優しく声をかけてくる。
こちらを気遣うように頬を撫で、触れるだけのキスを額に落とし、腰もずるりと抜いてくれた。それだけでだいぶ身体が楽になった。
「はう……あ……はぁ……」
「だいぶ無理させちゃったかな。この薬、すっごい強力だからいつもより敏感になっちゃうんだよね。ごめんね」
「…………」
霞んだ目で、アクセルは兄を見上げた。
目と鼻の先に兄の顔がある。子供の頃から憧れ続けた綺麗な顔だ。
その顔が、今は欲望一色に染まっている。目元が赤らみ、官能的な汗を滲ませ、愛おしそうにこちらを見つめている。
そんな顔を見ていたら急に胸が痛くなってしまい、アクセルは両手を伸ばして兄にしがみついた。
「兄上、好き……」
「あ……うん、知ってるよ。私もお前のこと、大好き」
「だ、からもう……どこにも行かないで……ずっと側にいて……。俺のこと、見捨てないで……」
「? 突然どうしたんだい? 私はいつもお前の側にいるじゃないか」
「そうだけど……俺、やらかしが多いから……。兄上を怒らせること、何度もしてるから……いい加減、愛想尽かされてもおかしくないなって、いつもヒヤヒヤしてて……」
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