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第22章~トーナメント・第五死合い~
第68話
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「兄上……」
アクセルは肩越しに兄を振り返り、濡れた目で訴えた。
「何とか、して……」
「何とかって……ここでやってもいいってこと? もう我慢できなくなっちゃった?」
こくこく、と首を振る。こんな外で兄を誘うなんてどうかしてると思うが、今は早く楽になることしか考えられなかった。
幸い、ここは人目につきにくい岩陰だし、声を抑えればどうにかなる気がする。誰かに見られてしまう危険性より、このまま生殺しのような状況が数時間続く方が耐えられない。
「もう……しょうがないな」
「っ、んっ……!」
兄はこちらの身体を、より見えづらい岩場の奥に押し込んだ。触れられた途端、何かが弾けそうになってアクセルはキツく唇を噛んだ。
「じゃあ、ちょっとだけ抜いておこうね。本番は家でたっぷりやってあげる」
「は……あっ!」
兄がするりとズボンの隙間から手を入れてくる。
その手の感触がどうにもたまらなくて、勝手に背中がぞくぞく痺れた。
「あ……あふ……」
「ちゃんと声は抑えておくんだよ? お前のエロい声を誰かに聞かれたら大変だからね」
言われて、アクセルは一生懸命両手で口を覆った。
正直、ちゃんと抑えられるか自信がなかったけれど、あからさまな嬌声よりはマシだ。
「ふ、……うっ!」
兄の手が、下着の上から勃起した中心を撫でてくる。
途端、ほぼ反射的にびくんと身体が仰け反り、声にならない悲鳴が上がって視界が真っ白に弾け飛んだ。
アクセルは肩越しに兄を振り返り、濡れた目で訴えた。
「何とか、して……」
「何とかって……ここでやってもいいってこと? もう我慢できなくなっちゃった?」
こくこく、と首を振る。こんな外で兄を誘うなんてどうかしてると思うが、今は早く楽になることしか考えられなかった。
幸い、ここは人目につきにくい岩陰だし、声を抑えればどうにかなる気がする。誰かに見られてしまう危険性より、このまま生殺しのような状況が数時間続く方が耐えられない。
「もう……しょうがないな」
「っ、んっ……!」
兄はこちらの身体を、より見えづらい岩場の奥に押し込んだ。触れられた途端、何かが弾けそうになってアクセルはキツく唇を噛んだ。
「じゃあ、ちょっとだけ抜いておこうね。本番は家でたっぷりやってあげる」
「は……あっ!」
兄がするりとズボンの隙間から手を入れてくる。
その手の感触がどうにもたまらなくて、勝手に背中がぞくぞく痺れた。
「あ……あふ……」
「ちゃんと声は抑えておくんだよ? お前のエロい声を誰かに聞かれたら大変だからね」
言われて、アクセルは一生懸命両手で口を覆った。
正直、ちゃんと抑えられるか自信がなかったけれど、あからさまな嬌声よりはマシだ。
「ふ、……うっ!」
兄の手が、下着の上から勃起した中心を撫でてくる。
途端、ほぼ反射的にびくんと身体が仰け反り、声にならない悲鳴が上がって視界が真っ白に弾け飛んだ。
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