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第21章~トーナメント・第四死合い~
第36話
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びっくりしてそちらを見たら、アロイスが棺から起き上がって伸びをしていた。
「ア、アロイス……? 復活直後から元気満々だな」
「おっ、アクセルも今起きたところか! おはよう! 今日もいい天気だな!」
「あ、ああ……そうだな……」
……どんな事象にも、一部例外はあるものらしい。
――元気だなぁ……。さすが体力バカというか……。
内心呆れつつ、アクセルも立ち上がって棺を跨いだ。そして軽くストレッチをした。
どのくらい寝ていたか知らないが、ずっと仰向き状態だったので筋肉が凝り固まっているようだ。
「それにしてもいい死合いだったなー! まさに命を燃やし尽くした戦いだったぜ!」
「俺も全力を出せたよ、ありがとう。……ところでアロイスは、どっちが勝ったか聞こえてたか?」
「いや、全然。オレ、ヴァルキリーのアナウンスがある前に死んだっぽくてさ。結果は聞いてないんだわ」
「そうか……実は俺も聞いてないんだ。ちょっと確認しに行ってくるか」
アロイスも行くというので、二人で世界樹の前に確認しに行った。
貼り出されているトーナメント表は、赤ペンで書き込まれている範囲がだいぶ広くなっており、トーナメントも残りわずかであることを示している。
「……って、え?」
「おいおい、何だこりゃ? 何でどっちの名前にも『×』がつけられてんだ?」
敗北した人の名前には、もれなく赤ペンで×が書かれる決まりだ。
でも自分たちはあくまで引き分けのはずだし、「引き分けは失格になる」なんてルール聞いたことがない。
「ア、アロイス……? 復活直後から元気満々だな」
「おっ、アクセルも今起きたところか! おはよう! 今日もいい天気だな!」
「あ、ああ……そうだな……」
……どんな事象にも、一部例外はあるものらしい。
――元気だなぁ……。さすが体力バカというか……。
内心呆れつつ、アクセルも立ち上がって棺を跨いだ。そして軽くストレッチをした。
どのくらい寝ていたか知らないが、ずっと仰向き状態だったので筋肉が凝り固まっているようだ。
「それにしてもいい死合いだったなー! まさに命を燃やし尽くした戦いだったぜ!」
「俺も全力を出せたよ、ありがとう。……ところでアロイスは、どっちが勝ったか聞こえてたか?」
「いや、全然。オレ、ヴァルキリーのアナウンスがある前に死んだっぽくてさ。結果は聞いてないんだわ」
「そうか……実は俺も聞いてないんだ。ちょっと確認しに行ってくるか」
アロイスも行くというので、二人で世界樹の前に確認しに行った。
貼り出されているトーナメント表は、赤ペンで書き込まれている範囲がだいぶ広くなっており、トーナメントも残りわずかであることを示している。
「……って、え?」
「おいおい、何だこりゃ? 何でどっちの名前にも『×』がつけられてんだ?」
敗北した人の名前には、もれなく赤ペンで×が書かれる決まりだ。
でも自分たちはあくまで引き分けのはずだし、「引き分けは失格になる」なんてルール聞いたことがない。
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