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第20章~トーナメント・第三死合い~
第29話
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そのまま兄に身を委ね、髪や身体を洗ってもらった。腹の中は……さすがに恥ずかしいので自分でやることにした。
身体の内外全て綺麗になったところで、ようやく風呂から出る。
少し落ち着いたら急にお腹が空いてきて、早速アクセルは余ったカレーを使ってカレーグラタンを作った。ピピにはいつもの野菜スープにカレーを加え、カレースープにしてあげる。
そしてベランダで三人仲良く昼食をとっていたら、だんだん体力も回復してきた。これなら午後も軽く鍛錬できそうだ。
「そういや、次は三回戦か……。相手は誰になるんだろ」
何気なく言ったら、兄は食後のコーヒーを飲みながら答えた。
「それなんだけど、お前を迎えに行く前にトーナメント表確認したら、お前のお友達と戦う可能性が出てきたよ」
「え、また? 今度は誰だ?」
「復活早々お前とお喋りしてた子だよ。チェイニーくんだっけ?」
「えっ……? 本当に?」
「うん。まあ、彼が次の死合いに勝てれば……だけど」
アクセルの同期であるチェイニー。情報に通じており、こちらにも度々情報を提供してくれる頼もしい友人だ。
ただ、本人はあまり戦うことに興味がないらしく「オレは中間位くらいで十分」と公言している。
正直アクセルもチェイニーが戦っているところは見たことがなく、一度本気で手合わせしてみたいとは思っていた。
次の死合いで戦えるかもしれないのなら、自分はチェイニーを応援したい。
身体の内外全て綺麗になったところで、ようやく風呂から出る。
少し落ち着いたら急にお腹が空いてきて、早速アクセルは余ったカレーを使ってカレーグラタンを作った。ピピにはいつもの野菜スープにカレーを加え、カレースープにしてあげる。
そしてベランダで三人仲良く昼食をとっていたら、だんだん体力も回復してきた。これなら午後も軽く鍛錬できそうだ。
「そういや、次は三回戦か……。相手は誰になるんだろ」
何気なく言ったら、兄は食後のコーヒーを飲みながら答えた。
「それなんだけど、お前を迎えに行く前にトーナメント表確認したら、お前のお友達と戦う可能性が出てきたよ」
「え、また? 今度は誰だ?」
「復活早々お前とお喋りしてた子だよ。チェイニーくんだっけ?」
「えっ……? 本当に?」
「うん。まあ、彼が次の死合いに勝てれば……だけど」
アクセルの同期であるチェイニー。情報に通じており、こちらにも度々情報を提供してくれる頼もしい友人だ。
ただ、本人はあまり戦うことに興味がないらしく「オレは中間位くらいで十分」と公言している。
正直アクセルもチェイニーが戦っているところは見たことがなく、一度本気で手合わせしてみたいとは思っていた。
次の死合いで戦えるかもしれないのなら、自分はチェイニーを応援したい。
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