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第18章~トーナメント初戦~

第63話*

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「はあ、う……あ、ふ……」

 虚ろな目でぐったりベッドに沈み込み、ぴくぴく全身を痙攣させる、

 たっぷり体液を出されたせいか、腹の中に収まりきらず後孔から漏れてつー……と太ももを伝い落ちてきた。

「ふふ、また一緒にイけた。もう何も言わなくても、私に合わせられるようになったんだね。いい子いい子」

 と、兄が頭を撫でてくる。

 何度もイかされたし、いい加減休ませてくれ……と内心で思っていると、兄は縛った両腕を手綱のように掴んでガツン、と一度強く腰を打ち付けてきた。

「あああっ!」

 脳で巨大な花火が散り、視界が真っ白になる。本当に一瞬意識が飛び、兄に呼び掛けられるまで返事ができなかった。

「ありゃ、ちょっとトんじゃった? ごめん、強すぎたね」
「う、うぅ……」
「でも、私はすごく気持ちいい。何度も言ってるけどお前の中って本当に心地よくて、いつまででも入っていたくなっちゃうんだ」
「はぁ、は……あぁ……」
「それに……お前なら私が何をしても受け入れてくれるからね、つい限度を忘れてやりすぎちゃう。お前にも体力の限界があるのはわかってるけど、こういう時は無性に甘えたくなるんだよ」
「……!」

 それを聞いて、ハッと小さく息を呑んだ。ふるりと肩が震え、それと一緒に腰も震えてしまう。

 ――そうだよな……こういう時でないと、兄上は誰にも甘えられないから……。
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