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第16章~里帰り~
第79話*
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「……うっ!」
だがその時、中に食い込んでいる兄がぐうっと硬くなり、アクセルは呻き声を漏らした。
出した直後にも関わらずすごい回復量で、違う意味で目を回しそうになる。
「あ、兄上……ちょっと待ってくれ……今苦し、から……」
「ふふ、お腹いっぱいで苦しくなっちゃった? お前は私に比べて、びっくりするほど少食だからねぇ」
いや、兄がびっくりするくらい旺盛なだけだと思う。食欲も、性欲も。
「でもほら、お兄ちゃんは一回じゃ満足できないからさ。反応しちゃった以上は発散しないと収まらないから、あと少し付き合ってね」
「えっ……!?」
邪魔だとばかりに汚れたエプロンを取り除かれ、欲望を引っこ抜かれて今度はうつ伏せに押さえ込まれる。そして尻だけ高く抱え上げられ、緩んだ窄まりに先端を擦りつけられた。
「っ……!」
無意識にぞくぞくっと電流が走り抜ける。
とはいえ、今の状況でまた抱かれたら体力が尽きて失神してしまいそうだ。
アクセルは一生懸命床を掻き毟りつつ、必死に兄に訴えた。
「ま、待って兄上……! もうムリ、やめ……あああっ!」
そんな訴えも虚しく、後ろからずぶぶ……と奥まで欲望を捩じ込まれてしまう。最奥を突かれた瞬間、がくんと力が抜けて上半身が床に崩れ落ちた。
背中から甘い痺れが這い上がり、脳まで熱く爛れて「気持ちいい」以外何も考えられなくなる。
だがその時、中に食い込んでいる兄がぐうっと硬くなり、アクセルは呻き声を漏らした。
出した直後にも関わらずすごい回復量で、違う意味で目を回しそうになる。
「あ、兄上……ちょっと待ってくれ……今苦し、から……」
「ふふ、お腹いっぱいで苦しくなっちゃった? お前は私に比べて、びっくりするほど少食だからねぇ」
いや、兄がびっくりするくらい旺盛なだけだと思う。食欲も、性欲も。
「でもほら、お兄ちゃんは一回じゃ満足できないからさ。反応しちゃった以上は発散しないと収まらないから、あと少し付き合ってね」
「えっ……!?」
邪魔だとばかりに汚れたエプロンを取り除かれ、欲望を引っこ抜かれて今度はうつ伏せに押さえ込まれる。そして尻だけ高く抱え上げられ、緩んだ窄まりに先端を擦りつけられた。
「っ……!」
無意識にぞくぞくっと電流が走り抜ける。
とはいえ、今の状況でまた抱かれたら体力が尽きて失神してしまいそうだ。
アクセルは一生懸命床を掻き毟りつつ、必死に兄に訴えた。
「ま、待って兄上……! もうムリ、やめ……あああっ!」
そんな訴えも虚しく、後ろからずぶぶ……と奥まで欲望を捩じ込まれてしまう。最奥を突かれた瞬間、がくんと力が抜けて上半身が床に崩れ落ちた。
背中から甘い痺れが這い上がり、脳まで熱く爛れて「気持ちいい」以外何も考えられなくなる。
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