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第12章~不穏な空気~
第64話*
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――こ、こんな羞恥プレイ……体幹トレーニングになるわけが……!
完全に騙された。知らなかったとはいえ、兄に使い方を聞いたのがそもそもの間違いだった。知らないなら知らないまま、素直に鍛冶屋に返却しに行けばよかった。自分の浅はかさを呪いたくなる。
だが、こうなってしまった以上、今更後悔しても遅い。
「ぃうっ……!」
またボールが入ってきて、また一段階苦しくなった。
これで何個目だろう。あといくつ残っているのだろう。最初に入れられたボールがそろそろ最奥に到達しそうだ。これ以上はもう入らない。
アクセルは肩を震わせながら、ぜぇぜぇと荒い息を吐いた。
「や、やめ……もう無理、くるし……っ!」
「はいはい、我慢我慢。これ、一応体幹鍛えるトレーニングだからね。こんなところで音を上げてたら、訓練にならないよ」
「こんな……どこが、トレーニングなん……」
「もうすぐわかるから。ほら、最後の一個だよ」
「うあっ……!」
一番大きい最後の一個が、ずぷん、と中に埋め込まれた。全てのボールが腹の中に納まり、最初のボールが臍の下を軽く突いてくる。
「うう……く……」
玩具に攻められるのはほぼ初めてだ。というか、世の中にこんな道具があるなんて想像したこともなかった。
兄に抱かれる時も道具を使ったことはなかったし――時々紐で拘束されることはあるものの、それ以外はごく普通のプレイばかりだった(普通と言っても、毎回失神しそうなくらいめちゃくちゃにされるが)。
完全に騙された。知らなかったとはいえ、兄に使い方を聞いたのがそもそもの間違いだった。知らないなら知らないまま、素直に鍛冶屋に返却しに行けばよかった。自分の浅はかさを呪いたくなる。
だが、こうなってしまった以上、今更後悔しても遅い。
「ぃうっ……!」
またボールが入ってきて、また一段階苦しくなった。
これで何個目だろう。あといくつ残っているのだろう。最初に入れられたボールがそろそろ最奥に到達しそうだ。これ以上はもう入らない。
アクセルは肩を震わせながら、ぜぇぜぇと荒い息を吐いた。
「や、やめ……もう無理、くるし……っ!」
「はいはい、我慢我慢。これ、一応体幹鍛えるトレーニングだからね。こんなところで音を上げてたら、訓練にならないよ」
「こんな……どこが、トレーニングなん……」
「もうすぐわかるから。ほら、最後の一個だよ」
「うあっ……!」
一番大きい最後の一個が、ずぷん、と中に埋め込まれた。全てのボールが腹の中に納まり、最初のボールが臍の下を軽く突いてくる。
「うう……く……」
玩具に攻められるのはほぼ初めてだ。というか、世の中にこんな道具があるなんて想像したこともなかった。
兄に抱かれる時も道具を使ったことはなかったし――時々紐で拘束されることはあるものの、それ以外はごく普通のプレイばかりだった(普通と言っても、毎回失神しそうなくらいめちゃくちゃにされるが)。
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