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第12章~不穏な空気~
第15話*
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何をするつもりかすぐに思い至り、アクセルは慌てて兄の手を掴んだ。
「や、やめてくれ兄上! 縛るのは嫌だ!」
「そう? じゃあ縛らずに我慢できる?」
「そっ……」
「お前、すごく敏感だからさ。お兄ちゃんが突っ込む前に何度もイっちゃいそうで心配なんだ。イきまくって途中で失神しちゃったら興冷めじゃない?」
「それは……でも……」
「まあ、お前のことだから縛ったところで出さずにイっちゃいそうだけどね。とはいえ、そんなに縛るのが嫌ならこのまま放置でもいいよ? どうする?」
「ど、どうって……」
「私が『今度は一緒に』って言った時も、先に出さずに我慢できる? 意識が朦朧としてる中でも、私と同じタイミングで出す自信ある?」
「う……」
ものすごく意地悪な問いかけをされ、アクセルは何も言えずに俯いた。
――そんな自信、あるわけないだろ……。
ただでさえ兄に触れられると弱いのだ。今でも胸だけでイきそうになっていたのに、本格的に中を攻められたら耐えられる気がしない。強制的に堰き止められていなかったら、際限なく出してしまいそうだ。
でも、だからといって積極的に縛られたいわけではなく、できることなら自然のまま抱き合いたいのが本音である。
「どうする? 縛る? 縛らない? お前が決めていいよ」
「っ……」
「ただし、『縛らない』って選択しておいて私がイくまで我慢できなかったら、ちょっとお仕置きしちゃうからね」
「な……!?」
ニヤリと微笑まれ、ますますぞっとした。
「や、やめてくれ兄上! 縛るのは嫌だ!」
「そう? じゃあ縛らずに我慢できる?」
「そっ……」
「お前、すごく敏感だからさ。お兄ちゃんが突っ込む前に何度もイっちゃいそうで心配なんだ。イきまくって途中で失神しちゃったら興冷めじゃない?」
「それは……でも……」
「まあ、お前のことだから縛ったところで出さずにイっちゃいそうだけどね。とはいえ、そんなに縛るのが嫌ならこのまま放置でもいいよ? どうする?」
「ど、どうって……」
「私が『今度は一緒に』って言った時も、先に出さずに我慢できる? 意識が朦朧としてる中でも、私と同じタイミングで出す自信ある?」
「う……」
ものすごく意地悪な問いかけをされ、アクセルは何も言えずに俯いた。
――そんな自信、あるわけないだろ……。
ただでさえ兄に触れられると弱いのだ。今でも胸だけでイきそうになっていたのに、本格的に中を攻められたら耐えられる気がしない。強制的に堰き止められていなかったら、際限なく出してしまいそうだ。
でも、だからといって積極的に縛られたいわけではなく、できることなら自然のまま抱き合いたいのが本音である。
「どうする? 縛る? 縛らない? お前が決めていいよ」
「っ……」
「ただし、『縛らない』って選択しておいて私がイくまで我慢できなかったら、ちょっとお仕置きしちゃうからね」
「な……!?」
ニヤリと微笑まれ、ますますぞっとした。
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