1,180 / 2,669
第11章~強くなるために~
第125話
しおりを挟む
「ちょ、ちょっと待ってくれ。それどういうことだ? 昨日ジーク様をうちに呼んだってことか? 俺がいない間に?」
「そうだよ。一人で食事するのも寂しかったんで、うちで料理して一緒に食事したの」
「はあッ!?」
とんでもない事実が発覚し、アクセルは兄に詰め寄った。
自分がいない間に勝手に自宅に男を連れ込んだとか、正気の沙汰とは思えなかった。しかも相手は、あのジークである。よりにもよって元彼と家で食事するとか、何を考えているのか。
「何してるんだよ! 寂しかったじゃないだろ! 一日くらい我慢してくれよ!」
そう怒ったのだが、兄は不思議そうな顔をして言った。
「? 何怒ってるの? 友人と一緒に食事しただけだよ?」
「食事だったら外でもできるだろ! ここは俺の家でもあるんだぞ! そんな場所に元彼を連れ込んで一緒に料理して二人きりで食事するとか、何考えてるんだ! 完全に浮気じゃないか!」
「? 何でそれが浮気になるんだい? お前だってお友達と食事することくらいあるじゃないか。意味わからないんだけど」
「ジーク様は友人じゃなくて元彼だろ! ミューやユーベル様が一緒にいたならともかく、二人きりで食事することないじゃないか! しかもうちでなんて、どう考えてもおかしい!」
「……お前、頭固すぎない? 場所はたまたま家だっただけだし、人だってたまたまジークがだっただけだよ? やましい気持ちなんて欠片もないんだから、そんなに怒る方がおかしいでしょう」
「そうだよ。一人で食事するのも寂しかったんで、うちで料理して一緒に食事したの」
「はあッ!?」
とんでもない事実が発覚し、アクセルは兄に詰め寄った。
自分がいない間に勝手に自宅に男を連れ込んだとか、正気の沙汰とは思えなかった。しかも相手は、あのジークである。よりにもよって元彼と家で食事するとか、何を考えているのか。
「何してるんだよ! 寂しかったじゃないだろ! 一日くらい我慢してくれよ!」
そう怒ったのだが、兄は不思議そうな顔をして言った。
「? 何怒ってるの? 友人と一緒に食事しただけだよ?」
「食事だったら外でもできるだろ! ここは俺の家でもあるんだぞ! そんな場所に元彼を連れ込んで一緒に料理して二人きりで食事するとか、何考えてるんだ! 完全に浮気じゃないか!」
「? 何でそれが浮気になるんだい? お前だってお友達と食事することくらいあるじゃないか。意味わからないんだけど」
「ジーク様は友人じゃなくて元彼だろ! ミューやユーベル様が一緒にいたならともかく、二人きりで食事することないじゃないか! しかもうちでなんて、どう考えてもおかしい!」
「……お前、頭固すぎない? 場所はたまたま家だっただけだし、人だってたまたまジークがだっただけだよ? やましい気持ちなんて欠片もないんだから、そんなに怒る方がおかしいでしょう」
0
お気に入りに追加
829
あなたにおすすめの小説
侯爵令息セドリックの憂鬱な日
めちゅう
BL
第二王子の婚約者候補侯爵令息セドリック・グランツはある日王子の婚約者が決定した事を聞いてしまう。しかし先に王子からお呼びがかかったのはもう一人の候補だった。候補落ちを確信し泣き腫らした次の日は憂鬱な気分で幕を開ける———
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初投稿で拙い文章ですが楽しんでいただけますと幸いです。
ヤンデレ化していた幼稚園ぶりの友人に食べられました
ミルク珈琲
BL
幼稚園の頃ずっと後ろを着いてきて、泣き虫だった男の子がいた。
「優ちゃんは絶対に僕のものにする♡」
ストーリーを分かりやすくするために少しだけ変更させて頂きましたm(_ _)m
・洸sideも投稿させて頂く予定です
童貞が建設会社に就職したらメスにされちゃった
なる
BL
主人公の高梨優(男)は18歳で高校卒業後、小さな建設会社に就職した。しかし、そこはおじさんばかりの職場だった。
ストレスや性欲が溜まったおじさん達は、優にエッチな視線を浴びせ…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる