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第6章~ラグナロクの始まり~
第137話*
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口いっぱいに硬いものを頬張り、舌で裏筋を舐め上げ、先端にそっと歯を立てる。咥えきれない根本の部分は手を使って扱き、空いている手で精巣も揉み解してやる。
時折兄が気持ちよさそうに呻き、口の中でどくんと脈打つのを感じる度に、得も言われぬ満足感が広がった。こんな拙い口淫でも感じてくれるなんて、嬉しくてたまらなかった。
「あ、そろそろ出そう……」
「んっ……んんッ!?」
突然兄がこちらの頭をがっしり掴み、喉奥まで陰茎を突っ込んできた。
唐突な動きについていけず、思わず噎せそうになって兄の太ももを叩く。
次の瞬間、先端から勢いよく熱いものが放たれた。
「んッ……! んぐ、ん……ごほっ!」
噎せそうになりながらも、喉奥に出されたものをどうにか飲み込む。吐き出すのを無理矢理我慢したせいで、生理的な涙が浮かんできた。
「う……ごほっ! げほっ……!」
ようやく頭を解放され、アクセルは何度か咳き込んだ。気管に入りかけた粘液を押し出し、一生懸命息を整えようとする。
すると兄はにこりと微笑み、軽く顎を掴んで顔を上げさせてきた。
「ありがとう、とっても気持ちよかったよ」
と、触れるだけのキスを見舞ってくる。
ご褒美のような口づけのせいで、今までの羞恥が全部吹っ飛んでしまった。ヤドリギに縛られたり辱められたりしたのに、たったそれだけでなかったことにできるのも、なかなか単純である。自分でも呆れるくらいだ。
時折兄が気持ちよさそうに呻き、口の中でどくんと脈打つのを感じる度に、得も言われぬ満足感が広がった。こんな拙い口淫でも感じてくれるなんて、嬉しくてたまらなかった。
「あ、そろそろ出そう……」
「んっ……んんッ!?」
突然兄がこちらの頭をがっしり掴み、喉奥まで陰茎を突っ込んできた。
唐突な動きについていけず、思わず噎せそうになって兄の太ももを叩く。
次の瞬間、先端から勢いよく熱いものが放たれた。
「んッ……! んぐ、ん……ごほっ!」
噎せそうになりながらも、喉奥に出されたものをどうにか飲み込む。吐き出すのを無理矢理我慢したせいで、生理的な涙が浮かんできた。
「う……ごほっ! げほっ……!」
ようやく頭を解放され、アクセルは何度か咳き込んだ。気管に入りかけた粘液を押し出し、一生懸命息を整えようとする。
すると兄はにこりと微笑み、軽く顎を掴んで顔を上げさせてきた。
「ありがとう、とっても気持ちよかったよ」
と、触れるだけのキスを見舞ってくる。
ご褒美のような口づけのせいで、今までの羞恥が全部吹っ飛んでしまった。ヤドリギに縛られたり辱められたりしたのに、たったそれだけでなかったことにできるのも、なかなか単純である。自分でも呆れるくらいだ。
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