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第3章~新たなる試練~

第207話*

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「も、もう……! 勘弁してくれ……!」
「ははは、お前は本当にシャイで可愛いね。そういうところ、大好き」
「からかわないでくれ、兄上……」
「ふふ……じゃあ、そろそろちゃんと刺激をあげようか」

 指先を動かし、親指で軽く先端を撫で回した後、兄が股間に顔を埋めてくる。

 ぎょっとしたのも束の間、欲望を口に含まれ、生温かい粘膜に身震いした。

「っ……! あ、兄上、刺激ってそういう……」

 大事なところを口で刺激される羞恥に、アクセルの熱も一気に上昇してくる。兄の舌に肉幹を舐められ、全体に唾液をまぶされ、滲み出た淫液を吸い上げるように口内を窄まされた。

「だ、だめだ……兄上、そんな……あぁ……!」
「お前は反応が素直でいいね。そういうところも大好きだよ」
「そ、なこと言われても……あっ、く……! んんう……」

 隙を突くように一際強く吸われ、危うく達してしまいそうになる。必死に唇を噛み締めて我慢したが、これ以上刺激されたら本当に出してしまいそうで、アクセルは涙を浮かべて懇願した。

「あ、兄上、もう離してくれ……! このままじゃ口に……!」
「うん、いいよ。いっぱい出して。お前の遺伝子、味わってみたい」
「そっ……! そんな、嘘だろ……!?」
「冗談でこんなことしないよ。ほら……遠慮しないで出しなさい」
「っ……! い、嫌だ、こんな……!」

 泣きながら兄の頭を掴んだが、兄は一向に顔を上げてくれない。兄の口に出してしまうなんて申し訳ないし嫌なのに、こちらの心情そっちのけでデリケートな部分を刺激され続ける。
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