38 / 393
性活指導編
第10話*
しおりを挟む
「早くこっちをなんとかしてください。中途半端にやられたせいか、さっきからずっと気持ち悪くて……」
最後までやられなかったのはよかったが、その分大事なところが疼きっぱなしだった。車で移動中も、「どこかで停めて一度抜いてもらいたい」とさえ考えてしまった。
もう我慢できない。自分から市川を誘うなんて恥ずかしいことこの上ないけど、今はそんなプライドより生物的な本能の方が勝っていた。
「……大丈夫か? 本当に怖くないか? 俺の家に来たからって、無理にやる必要はないんだぞ?」
「怖くないですよ。誰だかわからないヤツらに襲われるのは嫌だけど」
言外に「先生なら許します」とほのめかす。
移動中に、だいぶ気持ちは落ち着いて来た。トラウマにならないと言ったら嘘になるけど、長々と引きずるほど夏樹はヤワではないつもりだ。
それよか、あの嫌な思い出を早く市川に消してもらいたい。
「わかったよ。じゃあ今夜はとびっきり優しくしてやるからな」
そう言って市川はひょいと夏樹を抱き上げ、そのままベッドに連れて行ってくれた。
丁寧に制服を脱がせ、下着一枚にしてから、これまた丁寧に夏樹を愛撫していく。腫れ物に触るみたいに本当に優しく、ゆっくりとあらゆる箇所にキスを落としていく。
「っ……ん」
あんなことがあった後だから、気を遣っているんだろうか。
でもこんなゆっくりしたペースで進められたら、おそらく二、三時間はベッドから離れられない。母親には予め「先生の家に泊まって勉強してくる」と言ってあるので時間を気にする必要はないが、明日の足腰はちょっと心配だ。
「先生……もう、そういうのいいですから……」
焦らしはいいからさっさとやって欲しい。知らない男に貫かれた感覚を、市川の剛直で忘れさせて欲しい。
最後までやられなかったのはよかったが、その分大事なところが疼きっぱなしだった。車で移動中も、「どこかで停めて一度抜いてもらいたい」とさえ考えてしまった。
もう我慢できない。自分から市川を誘うなんて恥ずかしいことこの上ないけど、今はそんなプライドより生物的な本能の方が勝っていた。
「……大丈夫か? 本当に怖くないか? 俺の家に来たからって、無理にやる必要はないんだぞ?」
「怖くないですよ。誰だかわからないヤツらに襲われるのは嫌だけど」
言外に「先生なら許します」とほのめかす。
移動中に、だいぶ気持ちは落ち着いて来た。トラウマにならないと言ったら嘘になるけど、長々と引きずるほど夏樹はヤワではないつもりだ。
それよか、あの嫌な思い出を早く市川に消してもらいたい。
「わかったよ。じゃあ今夜はとびっきり優しくしてやるからな」
そう言って市川はひょいと夏樹を抱き上げ、そのままベッドに連れて行ってくれた。
丁寧に制服を脱がせ、下着一枚にしてから、これまた丁寧に夏樹を愛撫していく。腫れ物に触るみたいに本当に優しく、ゆっくりとあらゆる箇所にキスを落としていく。
「っ……ん」
あんなことがあった後だから、気を遣っているんだろうか。
でもこんなゆっくりしたペースで進められたら、おそらく二、三時間はベッドから離れられない。母親には予め「先生の家に泊まって勉強してくる」と言ってあるので時間を気にする必要はないが、明日の足腰はちょっと心配だ。
「先生……もう、そういうのいいですから……」
焦らしはいいからさっさとやって欲しい。知らない男に貫かれた感覚を、市川の剛直で忘れさせて欲しい。
0
お気に入りに追加
603
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
膀胱を虐められる男の子の話
煬帝
BL
常におしがま膀胱プレイ
男に監禁されアブノーマルなプレイにどんどんハマっていってしまうノーマルゲイの男の子の話
膀胱責め.尿道責め.おしっこ我慢.調教.SM.拘束.お仕置き.主従.首輪.軟禁(監禁含む)
童貞が建設会社に就職したらメスにされちゃった
なる
BL
主人公の高梨優(男)は18歳で高校卒業後、小さな建設会社に就職した。しかし、そこはおじさんばかりの職場だった。
ストレスや性欲が溜まったおじさん達は、優にエッチな視線を浴びせ…
受け付けの全裸お兄さんが店主に客の前で公開プレイされる大人の玩具専門店
ミクリ21 (新)
BL
大人の玩具専門店【ラブシモン】を営む執事服の店主レイザーと、受け付けの全裸お兄さんシモンが毎日公開プレイしている話。
部室強制監獄
裕光
BL
夜8時に毎日更新します!
高校2年生サッカー部所属の祐介。
先輩・後輩・同級生みんなから親しく人望がとても厚い。
ある日の夜。
剣道部の同級生 蓮と夜飯に行った所途中からプチッと記憶が途切れてしまう
気づいたら剣道部の部室に拘束されて身動きは取れなくなっていた
現れたのは蓮ともう1人。
1個上の剣道部蓮の先輩の大野だ。
そして大野は裕介に向かって言った。
大野「お前も肉便器に改造してやる」
大野は蓮に裕介のサッカーの練習着を渡すと中を開けて―…
新しいパパは超美人??~母と息子の雌堕ち記録~
焼き芋さん
BL
ママが連れてきたパパは超美人でした。
美しい声、引き締まったボディ、スラリと伸びた美しいおみ足。
スタイルも良くママよりも綺麗…でもそんなパパには太くて立派なおちんちんが付いていました。
これは…そんなパパに快楽地獄に堕とされた母と息子の物語…
※DLsite様でCG集販売の予定あり
ずっと女の子になりたかった 男の娘の私
ムーワ
BL
幼少期からどことなく男の服装をして学校に通っているのに違和感を感じていた主人公のヒデキ。
ヒデキは同級生の女の子が履いているスカートが自分でも履きたくて仕方がなかったが、母親はいつもズボンばかりでスカートは買ってくれなかった。
そんなヒデキの幼少期から大人になるまでの成長を描いたLGBT(ジェンダーレス作品)です。
「学校でトイレは1日2回まで」という校則がある女子校の話
赤髪命
大衆娯楽
とある地方の私立女子校、御清水学園には、ある変わった校則があった。
「校内のトイレを使うには、毎朝各個人に2枚ずつ配られるコインを使用しなければならない」
そんな校則の中で生活する少女たちの、おしがまと助け合いの物語
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる