上 下
13 / 16

十三話 飛行そして、街に

しおりを挟む
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

解放の砦

さいはて旅行社
ファンタジー
その世界は人知れず、緩慢に滅びの道を進んでいた。 そこは剣と魔法のファンタジー世界。 転生して、リアムがものごころがついて喜んだのも、つかの間。 残念ながら、派手な攻撃魔法を使えるわけではなかった。 その上、待っていたのは貧しい男爵家の三男として生まれ、しかも魔物討伐に、事務作業、家事に、弟の世話と、忙しく地味に辛い日々。 けれど、この世界にはリアムに愛情を注いでくれる母親がいた。 それだけでリアムは幸せだった。 前世では家族にも仕事にも恵まれなかったから。 リアムは冒険者である最愛の母親を支えるために手伝いを頑張っていた。 だが、リアムが八歳のある日、母親が魔物に殺されてしまう。 母が亡くなってからも、クズ親父と二人のクソ兄貴たちとは冷えた家族関係のまま、リアムの冒険者生活は続いていく。 いつか和解をすることになるのか、はたまた。 B級冒険者の母親がやっていた砦の管理者を継いで、書類作成確認等の事務処理作業に精を出す。砦の守護獣である気分屋のクロとツンツンなシロ様にかまわれながら、A級、B級冒険者のスーパーアスリート超の身体能力を持っている脳筋たちに囲まれる。 平穏無事を祈りながらも、砦ではなぜか事件が起こり、騒がしい日々が続く。 前世で死んだ後に、 「キミは世界から排除されて可哀想だったから、次の人生ではオマケをあげよう」 そんな神様の言葉を、ほんの少しは楽しみにしていたのに。。。 オマケって何だったんだーーーっ、と神に問いたくなる境遇がリアムにはさらに待っていた。

青のスーラ

月芝
ファンタジー
気がついたらそこにいた。 月が紅く、ドラゴンが空を飛び、モンスターが闊歩する、剣と魔法のファンタジー世界。 挙句に体がえらいことに! わけも分からないまま、懸命に生き抜こうとするおっさん。 森での過酷なサバイバル生活から始まり、金髪幼女の愛玩動物に成り下がり、 頑張っても頑張っても越えられない壁にへこたれながら、しぶとく立ち上がる。 挙句の果てには、なんだかんだで世界の謎にまで迫ることになっちゃうかも。 前世の記憶や経験がほとんど役に立たない状況下で、とりあえず頑張ります。

【完結】亡き冷遇妃がのこしたもの〜王の後悔〜

なか
恋愛
「セレリナ妃が、自死されました」  静寂をかき消す、衛兵の報告。  瞬間、周囲の視線がたった一人に注がれる。  コリウス王国の国王––レオン・コリウス。  彼は正妃セレリナの死を告げる報告に、ただ一言呟く。 「構わん」……と。  周囲から突き刺さるような睨みを受けても、彼は気にしない。  これは……彼が望んだ結末であるからだ。  しかし彼は知らない。  この日を境にセレリナが残したものを知り、後悔に苛まれていくことを。  王妃セレリナ。  彼女に消えて欲しかったのは……  いったい誰か?    ◇◇◇  序盤はシリアスです。  楽しんでいただけるとうれしいです。    

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

神獣様の愛し子

夏野 紅琳
ファンタジー
生まれてから森に捨てられたカナと神獣様の物語。『人嫌いの姫と守護騎士』でちらっと出たカナの話ですが、読まなくても大丈夫です。

龍眠る宿

柚緒駆
ファンタジー
 遺伝子工学の進歩で、これまで伝説上の存在でしかなかったドラゴンが人工的に作り出されるようになった、ちょっと未来の世界。埋立地の片隅にある直径二百メートル、高さ二百メートルの円柱状の巨大な建物。それが僕の働く、ドラゴン専門のペットホテル『龍のお宿 みなかみ』だ。経営者は水上八大、僕の唯一の職場仲間であり上司である。頼りにはなるし悪人でもないのだが、厭味ったらしいのが玉に瑕。  お預かりするお客様は当然ドラゴンだ。ヨーロッパドラゴンにコカトリス、ワームと種類は様々。そしてその飼い主さんも偉い人だったり、怖い人だったり、腹に一物持ってたり、事情は色々。  本来ドラゴンを預かって世話をするだけが僕の仕事のはずなのだが、合間合間にいろんな出来事が起きる。役所の抜き打ち検査があったり、問い合わせやマスコミの取材の申し込みや里親探し、酷い時には呪われて殺されそうになるし、挙句の果てには夢と現の狭間をアフリカにまで飛んでモケーレ・ムベンベに出会ったりも。  そして何故だろう、うちの宿には神様までもが集まって来る。迦楼羅王だの青龍だの、ムカデだのオロチだの帝釈天だのヴリトラだの。とても僕の手には負えない。  ちょっと八大さん、笑ってないで手伝ってくださいよ。え、何ですか。 「衆生に代わって苦難を引き受けるのも神の仕事だ」  何とぼけた事言ってるんですか。また何か隠してますね、もう勘弁してくださいよ。僕は忙しいんですから!

私が魔王?いやいや、そんなわけないでしょ?えっ、本当なの?なら、『証明』してみなさいよ!

R.K.
ファンタジー
 これは、不運にも『魔王』になってしまった女の子の物語。 「はあ~、おはよう。」 「おはようございます、魔王様。」 「・・・」 「誰?えっ、魔王?魔王ってどういうこと!!」  不運にも『魔王』になってしまった女の子が、どうにかこうにかして、魔王であることを信じようとしない、そんな女の子と、魔王に仕える魔人が織り成す異世界ファンタジー小説です!  面白そうでしたら、読んでいってください!

隻腕の聖女

KURO.DIGITAL
ファンタジー
(1話1000~1500字程度 120話(1章50話 2章40話 3章30話の3章構成)程度で完結予定 毎日18:00更新) 右手で触れた者を癒すことができる聖女イヴ、 周囲から彼女は聖母ウェナの生まれ変わりと噂されていた。 しかし、その求心力故に、 王、ダナゴン3世に国家を脅かす存在だと恐れられ、 処刑を言い渡されてしまう。 しかし、その場に居合わせた騎士兵長アリウスの進言により、 イヴは特殊な力を持った右腕を切り落とされるだけに留まる。 力と右腕を失った聖女イヴは、絶望に暮れるなか、 自身の中で次第に何かが目覚めていくのを感じていた。

処理中です...