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22ゴリラ令嬢脱却計画 王都7
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看板を確認してから、
「こんにちは!ヘンリいますか?」
と店員に聞く。
「ヘンリ坊ちゃんですか?」
と怪しむ店員に
「リサーナが来たと伝えてください」
と言う。
後ろにいる二人は変な顔をして何か言いたそうだけど無視していれば、バタバタ音がした。
「リサーナ様、ここに顔を出すとは驚きました」
と言われたが、
「ヘンリ、食事が出来る場所を提供して欲しいわ。紹介したい友達もいるし」
と後ろにいる身なりのいい洋服を着た子供を見せれば、目を一瞬細めてから大きく溜息をついた。
「めんどくさい系を連れてきたな」
と呟いたのは聞かなかったことにしてあげよう。
不敬罪で一発退場になってしまいますものね。
ヘンリは応接室に連れて行こうとしたようだったので、
「ヘンリ、ダイニングに案内して、話より食事をしたいの」
と言えば、
…
「マジか」
と聞かれ
「ええ」
と答えた。
後ろの二人もまさか知らない人の平民の家に上がりこんで、食事をするとは考えてなかったらしく、もう言葉にもならないといった思考を放棄した顔をしていた。
ヘンリが案内してくれたダイニングは小ぶりでシンプルで何もない。
「丁度いいわね。さぁ、各々買ってきたものを並べましょうよ!」
この並べる時間が楽しいよね。
急にフリップ王子もアントレも護衛から荷物を取り自分で並べる。
ドミニオン商会のメイドさんが慌てて皿を出したりしたけど。
「凄いね、たくさん並んだよ」
とフリップ王子は随分と砕けた口調になった。
「好きな席に着いて、食べながら自己紹介しようよ、ヘンリも食べよう、お昼まだでしょう?」
と聞けば、
「身分が高そうだし、ちゃんとした方がいいのでは?」
とブツブツ言いながらも座った。
全くヘンリは心配症ね。大丈夫よ、王子様自身そんな気にせず、さっさと座っていたじゃないの。
まずはアントレの買ってきた肉、串に三つの塊肉が刺さっている。
「フリップ殿下無理せず皿にあけて、ナイフとフォークで召し上がっても…」
と護衛騎士が声をかけたが、私を含め子供達みんながかぶりつく様を見て、真似をするようにかぶりついた。
「美味しいな、これ」
第一声だ。
「そうそう、やっぱりそのまま齧る方が、肉を感じるわよね。せっかくサバイバルの本を買ったんだから、野営っぽい料理も味わいましょうよ、フリップ様!」
と声をかければ、フリップ王子の満面の笑顔だ。
眩しい~やっと白い顔から頬色がピンクになった。こうじゃなきゃ、せっかく美味しいものを食べるなら笑顔じゃなきゃ。
「え!殿下って何?」
慌てて肉を落としそうになるヘンリ。
「まだ自己紹介していなかったわね」
とヘンリに向かって言えば、面白グッズのメガネと麦わら帽子を取ったフリップが挨拶した。
「初めまして、フリップ・グリトンです。この国の第一王子といえばわかるかな」
と言えば
「嘘だろう」
といった後、私を見て顔を振って
「ヘンリ・ドミニオンです。次男坊です」
と言った。
「アントレ・ディオンだ」
と手にはしっかり肉をもったままアントレが言った。
「この子現在の宰相の息子ね。アントレ、あなたの買った肉美味しいわね」
と言えば、
「当然だろう、並んで買ったのは私だからな」
と言われたが、
「いや、私が並んでと指示したのよ、私の鼻に感謝して」
「偉そうに言ってるが、豚ぽいぞ」
おっと、ドリーの目が怖かった。
次はフリップ王子が買ってきたベーコンのパンだ。
「レタスがシャキッシャキでベーコンに胡椒が効いてて美味しいわ!なんかパリっとして噛むほどに味わえるような独特な感じ。たまらない美味しさ」
と言えば、みんなパンにかぶりつく。
「これはニンニクとオニオンスライスを油で揚げてベーコンの間に挟んでいるんだ」
とヘンリが言った。
「流石ヘンリね、物知りだわ」
と私が感心すると、アントレが、
「これは、確かに美味いが一度食べれば俺だって説明出来る」
と言った。
何に張り合っているんだよ。
「そうそう、ヘンリ王宮行ったら、アントレと喧嘩しちゃった」
と伝えれば、
「やっぱり悪役令嬢が出たって言うのか?」
と聞かれ、はあ!?
「ただデブとか、醜いって令嬢令息に揶揄いや嘲笑いを受けたって感じで、アントレは、腕を掴んだから訴えるって私が言った」
と言えば、ヘンリは自分の頭を押さえた。
「まだ学園に入ってもいないだろう、悪い噂がたちそうだ」
とヘンリが言えば、二人は、
「リサーナは悪い令嬢なのか」
と聞いた。
ここに護衛がいるので、ヘンリも遠慮しながら、
「いえ、そういうわけではありません。リサーナ様とは仲良くさせてもらっていて、その俺の、私の夢か妄想の話ですから、お許しください」
アントレも
「適当なことを言えば不敬罪に問われるぞ」
と言った。
「待って待って下さい。夢、妄想話って前もって言ってありますよ。ヘンリを責めないで下さい」
と間に入って言った。
「ヘンリは私の最初のお友達です。どうして二人を紹介したかというと、ヘンリのこの妄想話に付き合ってほしい訳ではありません。ただ純粋に友達の友達は友達で…何言っているんだろう。とにかく学園に入れば色々あるでしょう、助け合いましょうってことです」
といえば、
「俺も殿下も何もないけどな不安要素はゼロだ」
と偉そうにアントレは言った。
「お二方、でもこの肉もこのパンも知らなかったでしょう?でもヘンリは美味しいもの知っているんですから」
とフリップ王子が買ってきた飲み物を飲む。
薄いレモンと蜂蜜が入ったお茶、生温いな。
「美味しくないは嫌だな」
と呟き、スッと抜けるような何かを感じた後飲めば、いつも通り、冷たいわ。
フフフ、美味しい。
「楽しそうに食べるな、リサーナは」
とフリップ王子に言われた。
「美味しいものを楽しくないなんてそんな人いますか?それこそ食に対する冒涜ですよ。遠慮なく食べるこれが至福ですね」
と胸を張って言えば、
「だから太るんだよ」
とアントレが言った。でもヘンリが、
「短期間でここまで痩せるとは思いませんでしたよ、俺は。本当にお茶会で会って話してまさか二週間で目に見えてわかる変化だったから」
と身振りをつけて話すヘンリ。
「そんなに太っていたのか!」
と驚く二人。
「はい、でもリサーナ様は必死で自分を変えようとしていて、凄いんですよ」
ヘンリの言葉にフリップ王子は、反応していた。
「自分を変えるか、凄いな」
私の太った話で盛り上がらないで欲しいわ。
恥ずかしくなってきた。
お菓子は別な場所で食べよう。
「ドリー、飲み物をドミニオン商店で買っておいてね、ヘンリ、あまり人がいない穴場でみんなで菓子を食べたいわ。もうそろそろ、家族もダイニングを使うでしょう?」
「移動してくれるのは、助かりますが、穴場ですか?困りましたね、ドミニオンの倉庫近くに行きましょうか、それなら王子殿下もあの面白グッズつけなくても済みますよ。なんであれ選んだですか?」
とヘンリが聞くと、
「リサーナが、買って来たから」
とフリップ王子は答えた。
「ああ」
何その残念そうな憐れみな目。
まさかあの花冠思い出したのか!?
センスって言いたいのか、ヘンリめ!
「こんにちは!ヘンリいますか?」
と店員に聞く。
「ヘンリ坊ちゃんですか?」
と怪しむ店員に
「リサーナが来たと伝えてください」
と言う。
後ろにいる二人は変な顔をして何か言いたそうだけど無視していれば、バタバタ音がした。
「リサーナ様、ここに顔を出すとは驚きました」
と言われたが、
「ヘンリ、食事が出来る場所を提供して欲しいわ。紹介したい友達もいるし」
と後ろにいる身なりのいい洋服を着た子供を見せれば、目を一瞬細めてから大きく溜息をついた。
「めんどくさい系を連れてきたな」
と呟いたのは聞かなかったことにしてあげよう。
不敬罪で一発退場になってしまいますものね。
ヘンリは応接室に連れて行こうとしたようだったので、
「ヘンリ、ダイニングに案内して、話より食事をしたいの」
と言えば、
…
「マジか」
と聞かれ
「ええ」
と答えた。
後ろの二人もまさか知らない人の平民の家に上がりこんで、食事をするとは考えてなかったらしく、もう言葉にもならないといった思考を放棄した顔をしていた。
ヘンリが案内してくれたダイニングは小ぶりでシンプルで何もない。
「丁度いいわね。さぁ、各々買ってきたものを並べましょうよ!」
この並べる時間が楽しいよね。
急にフリップ王子もアントレも護衛から荷物を取り自分で並べる。
ドミニオン商会のメイドさんが慌てて皿を出したりしたけど。
「凄いね、たくさん並んだよ」
とフリップ王子は随分と砕けた口調になった。
「好きな席に着いて、食べながら自己紹介しようよ、ヘンリも食べよう、お昼まだでしょう?」
と聞けば、
「身分が高そうだし、ちゃんとした方がいいのでは?」
とブツブツ言いながらも座った。
全くヘンリは心配症ね。大丈夫よ、王子様自身そんな気にせず、さっさと座っていたじゃないの。
まずはアントレの買ってきた肉、串に三つの塊肉が刺さっている。
「フリップ殿下無理せず皿にあけて、ナイフとフォークで召し上がっても…」
と護衛騎士が声をかけたが、私を含め子供達みんながかぶりつく様を見て、真似をするようにかぶりついた。
「美味しいな、これ」
第一声だ。
「そうそう、やっぱりそのまま齧る方が、肉を感じるわよね。せっかくサバイバルの本を買ったんだから、野営っぽい料理も味わいましょうよ、フリップ様!」
と声をかければ、フリップ王子の満面の笑顔だ。
眩しい~やっと白い顔から頬色がピンクになった。こうじゃなきゃ、せっかく美味しいものを食べるなら笑顔じゃなきゃ。
「え!殿下って何?」
慌てて肉を落としそうになるヘンリ。
「まだ自己紹介していなかったわね」
とヘンリに向かって言えば、面白グッズのメガネと麦わら帽子を取ったフリップが挨拶した。
「初めまして、フリップ・グリトンです。この国の第一王子といえばわかるかな」
と言えば
「嘘だろう」
といった後、私を見て顔を振って
「ヘンリ・ドミニオンです。次男坊です」
と言った。
「アントレ・ディオンだ」
と手にはしっかり肉をもったままアントレが言った。
「この子現在の宰相の息子ね。アントレ、あなたの買った肉美味しいわね」
と言えば、
「当然だろう、並んで買ったのは私だからな」
と言われたが、
「いや、私が並んでと指示したのよ、私の鼻に感謝して」
「偉そうに言ってるが、豚ぽいぞ」
おっと、ドリーの目が怖かった。
次はフリップ王子が買ってきたベーコンのパンだ。
「レタスがシャキッシャキでベーコンに胡椒が効いてて美味しいわ!なんかパリっとして噛むほどに味わえるような独特な感じ。たまらない美味しさ」
と言えば、みんなパンにかぶりつく。
「これはニンニクとオニオンスライスを油で揚げてベーコンの間に挟んでいるんだ」
とヘンリが言った。
「流石ヘンリね、物知りだわ」
と私が感心すると、アントレが、
「これは、確かに美味いが一度食べれば俺だって説明出来る」
と言った。
何に張り合っているんだよ。
「そうそう、ヘンリ王宮行ったら、アントレと喧嘩しちゃった」
と伝えれば、
「やっぱり悪役令嬢が出たって言うのか?」
と聞かれ、はあ!?
「ただデブとか、醜いって令嬢令息に揶揄いや嘲笑いを受けたって感じで、アントレは、腕を掴んだから訴えるって私が言った」
と言えば、ヘンリは自分の頭を押さえた。
「まだ学園に入ってもいないだろう、悪い噂がたちそうだ」
とヘンリが言えば、二人は、
「リサーナは悪い令嬢なのか」
と聞いた。
ここに護衛がいるので、ヘンリも遠慮しながら、
「いえ、そういうわけではありません。リサーナ様とは仲良くさせてもらっていて、その俺の、私の夢か妄想の話ですから、お許しください」
アントレも
「適当なことを言えば不敬罪に問われるぞ」
と言った。
「待って待って下さい。夢、妄想話って前もって言ってありますよ。ヘンリを責めないで下さい」
と間に入って言った。
「ヘンリは私の最初のお友達です。どうして二人を紹介したかというと、ヘンリのこの妄想話に付き合ってほしい訳ではありません。ただ純粋に友達の友達は友達で…何言っているんだろう。とにかく学園に入れば色々あるでしょう、助け合いましょうってことです」
といえば、
「俺も殿下も何もないけどな不安要素はゼロだ」
と偉そうにアントレは言った。
「お二方、でもこの肉もこのパンも知らなかったでしょう?でもヘンリは美味しいもの知っているんですから」
とフリップ王子が買ってきた飲み物を飲む。
薄いレモンと蜂蜜が入ったお茶、生温いな。
「美味しくないは嫌だな」
と呟き、スッと抜けるような何かを感じた後飲めば、いつも通り、冷たいわ。
フフフ、美味しい。
「楽しそうに食べるな、リサーナは」
とフリップ王子に言われた。
「美味しいものを楽しくないなんてそんな人いますか?それこそ食に対する冒涜ですよ。遠慮なく食べるこれが至福ですね」
と胸を張って言えば、
「だから太るんだよ」
とアントレが言った。でもヘンリが、
「短期間でここまで痩せるとは思いませんでしたよ、俺は。本当にお茶会で会って話してまさか二週間で目に見えてわかる変化だったから」
と身振りをつけて話すヘンリ。
「そんなに太っていたのか!」
と驚く二人。
「はい、でもリサーナ様は必死で自分を変えようとしていて、凄いんですよ」
ヘンリの言葉にフリップ王子は、反応していた。
「自分を変えるか、凄いな」
私の太った話で盛り上がらないで欲しいわ。
恥ずかしくなってきた。
お菓子は別な場所で食べよう。
「ドリー、飲み物をドミニオン商店で買っておいてね、ヘンリ、あまり人がいない穴場でみんなで菓子を食べたいわ。もうそろそろ、家族もダイニングを使うでしょう?」
「移動してくれるのは、助かりますが、穴場ですか?困りましたね、ドミニオンの倉庫近くに行きましょうか、それなら王子殿下もあの面白グッズつけなくても済みますよ。なんであれ選んだですか?」
とヘンリが聞くと、
「リサーナが、買って来たから」
とフリップ王子は答えた。
「ああ」
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