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81 お義父様に誘われました
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ハァーーー、
ハンカチは風に飛ばされてしまっただろう。私は一体何をしたいのか!無意味な行動を後悔している…
ハァー。
「お嬢様、朝から溜息なんて…最近おかしいですよ」
「ほら、テストが近いから!気になってしまうのよ」
ラナ達の複雑そうな顔を見て、笑顔で
「大丈夫、頑張るわ」
と言う。ハァー、またみんなに心配させてしまった。
「突然だけど今日は、ミランダとレオン暇かい?」
朝食時に義父から声をかけられました。
「私は、特に決まった予定はありませんが」
と言えば、レオンも予定はないと言った。
「では、今日は私に付き合ってもらおうと思う。散歩するぐらいの気軽な服装で準備してきて」
「わかりました、お義父様」
レオンが、お義姉様と外出だと喜んでくれている。その姿が可愛くて、私も喜んでしまう。
ラナに指摘されていた、最近疲れている、心ここに在らずで溜息が多く出ていたらしい、もしかしてお義父様も気にしてお出かけの機会を作ってくれたのかもしれない。
気を遣わせてしまったかしら?つい息を吐こうとして、慌て飲み込んだ。
気分転換、ね!
「レオン、楽しみね。どこに行くかは、まだ秘密なんですか?」
聞くと、笑うだけで答えてくれなかった。
可愛いレオンと行く場所ならどこでもきっと楽しいわ。
「ラナ、お出かけですって。今日がとても楽しみになったわ」
「はい、散歩というなら、動きやすい服と歩きやすい靴ですね」
と言われて思い出した。
「薬草園での見学でマリアーノ様が、歩きにくい靴を履いてきたので、馬車に乗ると言っていたわね…つい最近なのに…随分と前に感じるわ」
「何を言っているんですか、お嬢様は!もうすぐ年締め、年明け、感傷に浸るのはそのせいですよ!学校が楽しくて、次から次と新しい思い出が増えるから、前に感じるのですね。良かったですよ、お嬢様が笑っていて、もちろんディライド様にレオン様も、一家皆様が笑ってくれているのを見るのが、使用人一同の幸せでもありますから…」
今日はレオンに合わせてなのか、いつもはしないサイドの三つ編みと後ろ髪も二本にリボンで結び肩から垂らした。
「可愛いわね。レオンも可愛いから、意識して私まで幼くなったみたいね」
「はい、レオン様がデートだとおっしゃっていましたので!イメージを合わせました。青紫の瞳が輝いています」
もう、ラナったら。
しっかりスーパー眼鏡を装着して、
「お待たせしました!」
馬車に乗ると、レオンが沢山話してくれる。またまた気を遣われているのかしら?
「凄いわ、強いのね、レオンはその第二王子様シュナイツ様と一緒に剣の稽古をしているなんて!お友達と一緒なんて楽しそうね」
「お義姉様、違うよ。友達じゃない!ライバルだよ。今、どっちが勝つかの勝負中だから」
「ライバルでも友達よ。勝負が終わればいっぱいお話すればいいのよ」
「そんなの出来ないよ。だって…あの攻撃の組合せは良かったとかあれは危なかったとか言ってしまいそうだし…情報を与えてしまうから…」
あら、レオンったら負けず嫌い?
「何故?学校ではみんな仲良く競いあっているわよ。刺繍のコンテストでも順位がついたし、試験の結果も順位が出るわ。私の友達は、刺繍のコンテストに入賞して凄かったわ。私の自慢よ。私も次回は頑張るし、今も練習しているのよ!わからない所は教えてもらうわ。レオンは違うの?シュワルツ王子様と更に剣術を高めないの?」
「それは….。
でもお義姉様、そんなことをしたら馴れ合いになって、勝負がつかないかもしれないし…勝ちたいし」
「レオン、シュワルツ王子様は、ライバルであって敵じゃないわ。もしどこかの国が戦争を仕掛けてきたら、戦う仲間でしょう?やっぱり友達よ、二人は!」
とても可愛らしい悩みだと思った。
…
「そうか、ライバルで友達でいいのか!最近ずっと遊べてなくてつまらなかったんだよ。剣の対戦ばかりしかしていないから、何度も負けが続いて…勝ちたいが強くて、その思いがいっぱいで」
レオンが言った後、お義父様が、
「うん、そうだね。シュワルツ王子様も凄い寂しいらしくてね。ずっと塞ぎ込んでいると相談を受けたんだよ。今日は、一緒に遊ぶといいよ。もちろん剣術抜きだ。どっちがその日勝っても、翌日に勝っても、何回でも勝負が出来る。それだって仲が良いから続けられるわけだろう?お互い負けたくないと思うのは、お互いを意識しているってことだ。大切な友達ってことだよ」
お義父様が言った言葉に共感してしまった。
私は、大切な友達として…意識しているんだ…きっと。
「さぁ、もうすぐ着きそうだ」
馬車の小さな窓を見ると、見たことある景色。
「薬草園ですね」
「あぁ、今日はレオン達には植樹を手伝いながら遊んで欲しい」
先程の話で、シュワルツ王子様がお見えになることはわかったので、私は後ろをついていけば良いのかしら?
お義父様にエスコートされ、研究員に挨拶をした。所長が義父と話すと言い席を外すと、丁度、シュワルツ王子様と…アンドル王子様が、入り口から現れた。
レオンは、シュワルツ王子様の元に行った。私は…
足が動かなかった。
どうしてでしょう?驚いたから?
ほら、「お久しぶりです」って言いなさい!言いたいのよ!だけど、口がくっついてしまったみたいで、開いてくれない。
困ったわ。
じっとこちらを見る視線を感じる。
目が合っているはずなのに、心と頭がこの状況をついて来ない。
「久しぶりだね、ミランダ嬢。…元気だったかな?」
すぐに歩み寄ってくれたアンドル王子様が話しているのに、まだ口が開かない。
「どうかしたか?」
心配そうにされた。
大丈夫よ、驚いただけですから!
そんな不安そうな困った顔をしないで下さい。
私が、あなたを心配していたのですから…
バタバタと足音が近づいて、
「お義姉様、大丈夫ですか?」
レオン!
レオンが驚いた顔をしている。
あぁ、ごめんなさい、みんなに心配させてしまったわ。
「フゥ、申し訳ございません、王子様方。ここにいらっしゃる事に驚いてしまって、言葉が出ませんでした」
「…
今日は偶然ですね。私は、シュワルツを薬草園に送り、保護者として見守る予定でして、本日は共によろしくお願いします、ミランダ嬢、レオン殿」
アンドル王子様が挨拶をされた。
「えっ!はい、よろしくお願いします?」
私も釣られて挨拶をした。
「おや、アンドル王子様じゃないですか!あなたがこちらに見えたのですか?珍しいですね。今、所長と話していたのですが、薬草園は、一年生の見学場所であなた様は、見学出来なかったとか。せっかくだから見学したらいかがですか?若いうちに色々体験するべきだと思います。丁度、我が家のミランダはこちらを見学したばかりなので、案内につかせますよ。シュワルツ王子様は、私が見守りましょう」
お義父様は、この場全員に聞こえるように話した。
ここには、護衛や研究員がいる。
だからだろうか…場所を特定するとか、そういう感じ?別にみんなで見学しても良いのではないか?
あ、植樹と言ってましたね。
…
アンドル王子様は、手を差し出した。
「一緒に薬草園を回ってくれますか?」
その表情は、とても真面目でいつもの口角を上げて少しの笑みが見えない…
手の指先が揺れている…
最近お会いしてなかったから、人見知りのようなものが発生したのかしら?
違うわ、私だって驚いて動けなかったもの。
…ただ目の前にいる人が、安心して欲しいと思った。
「もちろん、こちらこそよろしくお願いします」
と頭を下げてから、王子様の手の上に私の手を重ねる。人の肌の温もりを感じた。
…急に、熱が湧き上がるように身体中に指令が走った。
『〇〇な感情が膨らんでいきます』と。
えっ、私、今…
物凄く喜んでいる?えっ!?
ハンカチは風に飛ばされてしまっただろう。私は一体何をしたいのか!無意味な行動を後悔している…
ハァー。
「お嬢様、朝から溜息なんて…最近おかしいですよ」
「ほら、テストが近いから!気になってしまうのよ」
ラナ達の複雑そうな顔を見て、笑顔で
「大丈夫、頑張るわ」
と言う。ハァー、またみんなに心配させてしまった。
「突然だけど今日は、ミランダとレオン暇かい?」
朝食時に義父から声をかけられました。
「私は、特に決まった予定はありませんが」
と言えば、レオンも予定はないと言った。
「では、今日は私に付き合ってもらおうと思う。散歩するぐらいの気軽な服装で準備してきて」
「わかりました、お義父様」
レオンが、お義姉様と外出だと喜んでくれている。その姿が可愛くて、私も喜んでしまう。
ラナに指摘されていた、最近疲れている、心ここに在らずで溜息が多く出ていたらしい、もしかしてお義父様も気にしてお出かけの機会を作ってくれたのかもしれない。
気を遣わせてしまったかしら?つい息を吐こうとして、慌て飲み込んだ。
気分転換、ね!
「レオン、楽しみね。どこに行くかは、まだ秘密なんですか?」
聞くと、笑うだけで答えてくれなかった。
可愛いレオンと行く場所ならどこでもきっと楽しいわ。
「ラナ、お出かけですって。今日がとても楽しみになったわ」
「はい、散歩というなら、動きやすい服と歩きやすい靴ですね」
と言われて思い出した。
「薬草園での見学でマリアーノ様が、歩きにくい靴を履いてきたので、馬車に乗ると言っていたわね…つい最近なのに…随分と前に感じるわ」
「何を言っているんですか、お嬢様は!もうすぐ年締め、年明け、感傷に浸るのはそのせいですよ!学校が楽しくて、次から次と新しい思い出が増えるから、前に感じるのですね。良かったですよ、お嬢様が笑っていて、もちろんディライド様にレオン様も、一家皆様が笑ってくれているのを見るのが、使用人一同の幸せでもありますから…」
今日はレオンに合わせてなのか、いつもはしないサイドの三つ編みと後ろ髪も二本にリボンで結び肩から垂らした。
「可愛いわね。レオンも可愛いから、意識して私まで幼くなったみたいね」
「はい、レオン様がデートだとおっしゃっていましたので!イメージを合わせました。青紫の瞳が輝いています」
もう、ラナったら。
しっかりスーパー眼鏡を装着して、
「お待たせしました!」
馬車に乗ると、レオンが沢山話してくれる。またまた気を遣われているのかしら?
「凄いわ、強いのね、レオンはその第二王子様シュナイツ様と一緒に剣の稽古をしているなんて!お友達と一緒なんて楽しそうね」
「お義姉様、違うよ。友達じゃない!ライバルだよ。今、どっちが勝つかの勝負中だから」
「ライバルでも友達よ。勝負が終わればいっぱいお話すればいいのよ」
「そんなの出来ないよ。だって…あの攻撃の組合せは良かったとかあれは危なかったとか言ってしまいそうだし…情報を与えてしまうから…」
あら、レオンったら負けず嫌い?
「何故?学校ではみんな仲良く競いあっているわよ。刺繍のコンテストでも順位がついたし、試験の結果も順位が出るわ。私の友達は、刺繍のコンテストに入賞して凄かったわ。私の自慢よ。私も次回は頑張るし、今も練習しているのよ!わからない所は教えてもらうわ。レオンは違うの?シュワルツ王子様と更に剣術を高めないの?」
「それは….。
でもお義姉様、そんなことをしたら馴れ合いになって、勝負がつかないかもしれないし…勝ちたいし」
「レオン、シュワルツ王子様は、ライバルであって敵じゃないわ。もしどこかの国が戦争を仕掛けてきたら、戦う仲間でしょう?やっぱり友達よ、二人は!」
とても可愛らしい悩みだと思った。
…
「そうか、ライバルで友達でいいのか!最近ずっと遊べてなくてつまらなかったんだよ。剣の対戦ばかりしかしていないから、何度も負けが続いて…勝ちたいが強くて、その思いがいっぱいで」
レオンが言った後、お義父様が、
「うん、そうだね。シュワルツ王子様も凄い寂しいらしくてね。ずっと塞ぎ込んでいると相談を受けたんだよ。今日は、一緒に遊ぶといいよ。もちろん剣術抜きだ。どっちがその日勝っても、翌日に勝っても、何回でも勝負が出来る。それだって仲が良いから続けられるわけだろう?お互い負けたくないと思うのは、お互いを意識しているってことだ。大切な友達ってことだよ」
お義父様が言った言葉に共感してしまった。
私は、大切な友達として…意識しているんだ…きっと。
「さぁ、もうすぐ着きそうだ」
馬車の小さな窓を見ると、見たことある景色。
「薬草園ですね」
「あぁ、今日はレオン達には植樹を手伝いながら遊んで欲しい」
先程の話で、シュワルツ王子様がお見えになることはわかったので、私は後ろをついていけば良いのかしら?
お義父様にエスコートされ、研究員に挨拶をした。所長が義父と話すと言い席を外すと、丁度、シュワルツ王子様と…アンドル王子様が、入り口から現れた。
レオンは、シュワルツ王子様の元に行った。私は…
足が動かなかった。
どうしてでしょう?驚いたから?
ほら、「お久しぶりです」って言いなさい!言いたいのよ!だけど、口がくっついてしまったみたいで、開いてくれない。
困ったわ。
じっとこちらを見る視線を感じる。
目が合っているはずなのに、心と頭がこの状況をついて来ない。
「久しぶりだね、ミランダ嬢。…元気だったかな?」
すぐに歩み寄ってくれたアンドル王子様が話しているのに、まだ口が開かない。
「どうかしたか?」
心配そうにされた。
大丈夫よ、驚いただけですから!
そんな不安そうな困った顔をしないで下さい。
私が、あなたを心配していたのですから…
バタバタと足音が近づいて、
「お義姉様、大丈夫ですか?」
レオン!
レオンが驚いた顔をしている。
あぁ、ごめんなさい、みんなに心配させてしまったわ。
「フゥ、申し訳ございません、王子様方。ここにいらっしゃる事に驚いてしまって、言葉が出ませんでした」
「…
今日は偶然ですね。私は、シュワルツを薬草園に送り、保護者として見守る予定でして、本日は共によろしくお願いします、ミランダ嬢、レオン殿」
アンドル王子様が挨拶をされた。
「えっ!はい、よろしくお願いします?」
私も釣られて挨拶をした。
「おや、アンドル王子様じゃないですか!あなたがこちらに見えたのですか?珍しいですね。今、所長と話していたのですが、薬草園は、一年生の見学場所であなた様は、見学出来なかったとか。せっかくだから見学したらいかがですか?若いうちに色々体験するべきだと思います。丁度、我が家のミランダはこちらを見学したばかりなので、案内につかせますよ。シュワルツ王子様は、私が見守りましょう」
お義父様は、この場全員に聞こえるように話した。
ここには、護衛や研究員がいる。
だからだろうか…場所を特定するとか、そういう感じ?別にみんなで見学しても良いのではないか?
あ、植樹と言ってましたね。
…
アンドル王子様は、手を差し出した。
「一緒に薬草園を回ってくれますか?」
その表情は、とても真面目でいつもの口角を上げて少しの笑みが見えない…
手の指先が揺れている…
最近お会いしてなかったから、人見知りのようなものが発生したのかしら?
違うわ、私だって驚いて動けなかったもの。
…ただ目の前にいる人が、安心して欲しいと思った。
「もちろん、こちらこそよろしくお願いします」
と頭を下げてから、王子様の手の上に私の手を重ねる。人の肌の温もりを感じた。
…急に、熱が湧き上がるように身体中に指令が走った。
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