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62 文化祭 其の1
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文化祭、また楽しみな行事がある。それなのに、胸の中に黒い怖さがある。眠る前、ふと私を掴んだ手を思い出す。
もしあのまま引かれたら?
連れ去られたら…
「もうすぐ文化祭です。我がクラスは、クリネット王国を東西南北に分けて、特産品の展示や紹介、今後特産になり得る品を紹介したいと思います」
クラスの代表者から、発表された。
「大丈夫?ミランダ」
「リリエット、少し呆けてしまったわ、大丈夫よ」
私は、イズリー領なので、南に区分けされますね。リリエットと分かれて班活動です。
「南地区は、このクラスは少ないな。4名か」
男子学生が言った。確かに周りは、10人前後の塊がある。
「まぁ頑張ろうよ、僕達の地区で一番大きなイズリー領のミランダ様がいるんだから、大丈夫だよ」
えっ!?まさか期待されている?
これは、私、話を振られていますか?
「あ、あの、私は、イズリー領しか分かりませんので、皆さんのこと教えて下さい」
「今年の祭りは派手だったね。沢山旗が飾ってあって、出店も多くて見て回るだけでも楽しかったわ」
あら、あなた来て下さったのね。
「ダンスは踊りましたか?広場の」
と言うと、女生徒は、入れなかったそうで、外側から見ていたと、来年は、参加したいと言われてしまった。
これは、来年のイズリー領の祭りの改良点だわ。お義兄様に伝えなくては!
「おい、早く書き出していこう。時間がないぞ」
主にわかったことは、果物、酪農も豊富、魚関係は、イズリー領が港を独占しているので周辺領地は、加工を取り扱っていた。
「私もこの干し魚好きです」
男子学生もこれは、うちの自慢の特産品だと教えてくれた。海風がいい加減をつけて乾かしてくれる崖沿いの領地に、果物が豊富な領地の子の自慢は、ドライフルーツを紹介したいと決まった。
しかしどのような紹介の仕方が良いのか?
確かに干し魚の展示は無理ね。ドライフルーツは試食が良いけど、渡されたのは、大きな紙だけ…
「干し魚の作り方を書くか」
と言われて、海をアピールする方向に決まった。
「私、貝殻拾いも祭り用に沢山拾ったので、もしかしてまだあるかもしれません」
「いいね、展示しよう。俺は、魚拓がある」
「ちょっと待て!それは特産品か?」
「魚は持って来られなければ、魚拓しかないだろう」
「確かにな。でも絵を描くで良いのではないか?」
「面倒じゃないか…」
…
私達の班は、魚問題で煮詰まりました。
お昼になって休憩です。
「ミランダ、ディライド様が来たわよ、食堂に行きましょう」
「ええ、そうよ、お義兄様に相談すればいいのよ」
お義兄様をじっと見る。
「どうした、ミランダちゃん?」
「文化祭でイズリー領の特産品の紹介をしたいのですが、魚問題に当たりました。展示として魚拓を貼るというアイデアがで出て、もう一人は、それなら絵を描くべきだと言うのです」
と言えば、お義兄様は、
「サタンクロス商店に頼めばいいよ」
と気軽にアドバイスをくれました。
あぁ、そうでした!商店がありました。
「あの、ディライド様、我がクラスは、展示と紹介できっと、一年生なので予算は、紙やペンの雑費のみかと思います」
リリエットが、窺いをたてるように聞いた。予算、というものがあるのね。
「大丈夫さ、そんなのはどうとでもなるよ、リリエット嬢」
あら、お義兄様が大丈夫と言うなら大丈夫なのね。
「お義兄様では、私、サタンクロス商店に連絡を取りますわ」
「あぁ私も沢山用事があるから、ミランダちゃんは要望をまとめた紙を出すといい」
「いや、ミランダ、多分違う…商人が入ったら…」
「リリエット大丈夫よ。サタンクロス商店のみなさんは、釣り下手な私に釣りを成功させたプロよ。きっと魚の展示も良いアイデアをくれるわ。さぁ、午後から班のみんなに伝えないと」
*
文化祭前日
「おい、どんどん水槽が運ばれているぞ」
「何だよ、これは」
「えっと、南地区は魚が飾りで、各領地の特産品は紙に一覧で書きました。今後おすすめの特産品の発表はドライフルーツを使った料理です。そうですよね、ミランダ様ーーー」
あぁ~、呼ばれてしまったわ。
隠れられない…
南地区の班員のみなさんが、オロオロしてしまっている。私も、班員のみなさんと相談の上、飾りに魚と書いてお義兄様に渡してしまった。
まさか生きている魚だとは!?
かなり場所の幅を取る水槽。
一個、また一個、運ばれてくる。
…なんかとんでもない事になりつつあるのよね、きっと。
どうしましょう、とても飾りとは思えない数の水槽と魚達が現れた…
「どう見ても水族館だろう?」
「教室の半分が、埋め尽くされているぞ。東西南北なんだから、スペースは、四等分だろう」
真実を突かれてしまった。
「凄い、綺麗~」
ありがとう、別目線からの慰めね。
「おい、おい、いくつ運びこまれるんだよ。こんなの一個で予算は過ぎているだろう?」
予算!?
確かにリリエットがそんなことを言っていたわ。
きっと、今の言葉は私によね?既に何人かは私を見ているし、怒られてしまったわ。謝らないと。知らんぷりは出来ない状況だわ。私の実費でと言うしかない!
「どうもサタンクロス商店ですー。本日は、招待頂きましてありがとうございますー。こちらの水槽は、すべて無料です。控えというべきかおまけというべきか…文化祭でサタンクロス商店のご利用ありがとうございますー」
?
「無料?」
「えっ無料なの、この展示物?」
みんながざわついた。
「これは…
我がクラスは、水族館で、壁に東西南北の領地特産品の紹介の紙を貼ろう」
クラス代表の人が声を上げて、男子学生が水槽の並べ方を工夫して、女生徒が水槽に魚の紹介を書いてくれる。
あぁ~とんでもないことをしてしまったわ。まさかクラスの催しの主題を変えてしまうなんて!
「みなさん、ごめんなさい。うちのクラスがイズリー領の特産になってしまったわ。みなさんの所が目立たない!」
「ミランダ様、ご安心してください!一年生どのクラスも領地紹介なんです。一年は、毎年恒例なんです。違うことが紹介出来る我がクラスは、間違いなく客が入ります!金一封は、我がクラスの手中にあり!!」
「「「「金一封、金一封」」」」
文化祭で、優秀賞や入場者数など評価されると聞き、クラスが何故か大変盛り上がっております。
*
文化祭当日
「はい、こちら水族館です。見学は無料です。お並び下さい~」
「おい、入場の数を数えろ。入場数で全学年で一番になれる可能性があるからな」
*
文化祭終了
クラス代表者が戻ってきた。
「結果発表ーーーー」
「我がクラス、敢闘賞で金一封です!食堂で好きなメニュー食べれます~」
「どこが、最多入場数だったんですか?委員長ー」
「二年生のディライド様のクラスが、利益、人数ともに一位です。我がクラスは、やはり回転数が悪かったようです」
「魚をじっくり見る人いたよな。確かに内陸の領地には、見ない魚や貝がいるからな」
みんな、水族館として文化祭を乗り切ってくれてありがとう。
「ミランダ、どうしたの?」
「感動してしまったの。みんな私を責めずに臨機応変で、対応してくれて、仲間っていいなって」
「感動してくれている所、言い辛いのだけど。後ろ見て、東西南北、各領地みんな紙一枚しか特産品書いてないのよ、前日であの状況だったのよ!もし水槽がなかったら…この広い教室に紙4枚よ。スカスカよ。みんな徹夜で何か書いてくるのも覚悟していたのよ。
ミランダ、あなたこそこのクラスの救世主だったの」
救世主だったそうです。
もしあのまま引かれたら?
連れ去られたら…
「もうすぐ文化祭です。我がクラスは、クリネット王国を東西南北に分けて、特産品の展示や紹介、今後特産になり得る品を紹介したいと思います」
クラスの代表者から、発表された。
「大丈夫?ミランダ」
「リリエット、少し呆けてしまったわ、大丈夫よ」
私は、イズリー領なので、南に区分けされますね。リリエットと分かれて班活動です。
「南地区は、このクラスは少ないな。4名か」
男子学生が言った。確かに周りは、10人前後の塊がある。
「まぁ頑張ろうよ、僕達の地区で一番大きなイズリー領のミランダ様がいるんだから、大丈夫だよ」
えっ!?まさか期待されている?
これは、私、話を振られていますか?
「あ、あの、私は、イズリー領しか分かりませんので、皆さんのこと教えて下さい」
「今年の祭りは派手だったね。沢山旗が飾ってあって、出店も多くて見て回るだけでも楽しかったわ」
あら、あなた来て下さったのね。
「ダンスは踊りましたか?広場の」
と言うと、女生徒は、入れなかったそうで、外側から見ていたと、来年は、参加したいと言われてしまった。
これは、来年のイズリー領の祭りの改良点だわ。お義兄様に伝えなくては!
「おい、早く書き出していこう。時間がないぞ」
主にわかったことは、果物、酪農も豊富、魚関係は、イズリー領が港を独占しているので周辺領地は、加工を取り扱っていた。
「私もこの干し魚好きです」
男子学生もこれは、うちの自慢の特産品だと教えてくれた。海風がいい加減をつけて乾かしてくれる崖沿いの領地に、果物が豊富な領地の子の自慢は、ドライフルーツを紹介したいと決まった。
しかしどのような紹介の仕方が良いのか?
確かに干し魚の展示は無理ね。ドライフルーツは試食が良いけど、渡されたのは、大きな紙だけ…
「干し魚の作り方を書くか」
と言われて、海をアピールする方向に決まった。
「私、貝殻拾いも祭り用に沢山拾ったので、もしかしてまだあるかもしれません」
「いいね、展示しよう。俺は、魚拓がある」
「ちょっと待て!それは特産品か?」
「魚は持って来られなければ、魚拓しかないだろう」
「確かにな。でも絵を描くで良いのではないか?」
「面倒じゃないか…」
…
私達の班は、魚問題で煮詰まりました。
お昼になって休憩です。
「ミランダ、ディライド様が来たわよ、食堂に行きましょう」
「ええ、そうよ、お義兄様に相談すればいいのよ」
お義兄様をじっと見る。
「どうした、ミランダちゃん?」
「文化祭でイズリー領の特産品の紹介をしたいのですが、魚問題に当たりました。展示として魚拓を貼るというアイデアがで出て、もう一人は、それなら絵を描くべきだと言うのです」
と言えば、お義兄様は、
「サタンクロス商店に頼めばいいよ」
と気軽にアドバイスをくれました。
あぁ、そうでした!商店がありました。
「あの、ディライド様、我がクラスは、展示と紹介できっと、一年生なので予算は、紙やペンの雑費のみかと思います」
リリエットが、窺いをたてるように聞いた。予算、というものがあるのね。
「大丈夫さ、そんなのはどうとでもなるよ、リリエット嬢」
あら、お義兄様が大丈夫と言うなら大丈夫なのね。
「お義兄様では、私、サタンクロス商店に連絡を取りますわ」
「あぁ私も沢山用事があるから、ミランダちゃんは要望をまとめた紙を出すといい」
「いや、ミランダ、多分違う…商人が入ったら…」
「リリエット大丈夫よ。サタンクロス商店のみなさんは、釣り下手な私に釣りを成功させたプロよ。きっと魚の展示も良いアイデアをくれるわ。さぁ、午後から班のみんなに伝えないと」
*
文化祭前日
「おい、どんどん水槽が運ばれているぞ」
「何だよ、これは」
「えっと、南地区は魚が飾りで、各領地の特産品は紙に一覧で書きました。今後おすすめの特産品の発表はドライフルーツを使った料理です。そうですよね、ミランダ様ーーー」
あぁ~、呼ばれてしまったわ。
隠れられない…
南地区の班員のみなさんが、オロオロしてしまっている。私も、班員のみなさんと相談の上、飾りに魚と書いてお義兄様に渡してしまった。
まさか生きている魚だとは!?
かなり場所の幅を取る水槽。
一個、また一個、運ばれてくる。
…なんかとんでもない事になりつつあるのよね、きっと。
どうしましょう、とても飾りとは思えない数の水槽と魚達が現れた…
「どう見ても水族館だろう?」
「教室の半分が、埋め尽くされているぞ。東西南北なんだから、スペースは、四等分だろう」
真実を突かれてしまった。
「凄い、綺麗~」
ありがとう、別目線からの慰めね。
「おい、おい、いくつ運びこまれるんだよ。こんなの一個で予算は過ぎているだろう?」
予算!?
確かにリリエットがそんなことを言っていたわ。
きっと、今の言葉は私によね?既に何人かは私を見ているし、怒られてしまったわ。謝らないと。知らんぷりは出来ない状況だわ。私の実費でと言うしかない!
「どうもサタンクロス商店ですー。本日は、招待頂きましてありがとうございますー。こちらの水槽は、すべて無料です。控えというべきかおまけというべきか…文化祭でサタンクロス商店のご利用ありがとうございますー」
?
「無料?」
「えっ無料なの、この展示物?」
みんながざわついた。
「これは…
我がクラスは、水族館で、壁に東西南北の領地特産品の紹介の紙を貼ろう」
クラス代表の人が声を上げて、男子学生が水槽の並べ方を工夫して、女生徒が水槽に魚の紹介を書いてくれる。
あぁ~とんでもないことをしてしまったわ。まさかクラスの催しの主題を変えてしまうなんて!
「みなさん、ごめんなさい。うちのクラスがイズリー領の特産になってしまったわ。みなさんの所が目立たない!」
「ミランダ様、ご安心してください!一年生どのクラスも領地紹介なんです。一年は、毎年恒例なんです。違うことが紹介出来る我がクラスは、間違いなく客が入ります!金一封は、我がクラスの手中にあり!!」
「「「「金一封、金一封」」」」
文化祭で、優秀賞や入場者数など評価されると聞き、クラスが何故か大変盛り上がっております。
*
文化祭当日
「はい、こちら水族館です。見学は無料です。お並び下さい~」
「おい、入場の数を数えろ。入場数で全学年で一番になれる可能性があるからな」
*
文化祭終了
クラス代表者が戻ってきた。
「結果発表ーーーー」
「我がクラス、敢闘賞で金一封です!食堂で好きなメニュー食べれます~」
「どこが、最多入場数だったんですか?委員長ー」
「二年生のディライド様のクラスが、利益、人数ともに一位です。我がクラスは、やはり回転数が悪かったようです」
「魚をじっくり見る人いたよな。確かに内陸の領地には、見ない魚や貝がいるからな」
みんな、水族館として文化祭を乗り切ってくれてありがとう。
「ミランダ、どうしたの?」
「感動してしまったの。みんな私を責めずに臨機応変で、対応してくれて、仲間っていいなって」
「感動してくれている所、言い辛いのだけど。後ろ見て、東西南北、各領地みんな紙一枚しか特産品書いてないのよ、前日であの状況だったのよ!もし水槽がなかったら…この広い教室に紙4枚よ。スカスカよ。みんな徹夜で何か書いてくるのも覚悟していたのよ。
ミランダ、あなたこそこのクラスの救世主だったの」
救世主だったそうです。
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