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〜花見る少年友を知る〜
#3
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「……不思議な子だったなぁ。」
家に帰り部屋のベッドでぽつりと呟いた。
「ドロームごはんできたわよ」
夕飯だ。食卓に向かいながらも僕の頭の中はヴレーデゥとひまわりの事で頭がいっぱいだった。
「……ム、ドローム聞いてるの?」
「ん?うん……」
お母さんが心配そうにしてるのを他所にヴレーデゥが言っていた事がぐるぐると流れていた。
「下向いてないで上向けバカやろう!」
お父さんの一喝で上の空だった僕が地に戻ってきた。
「ごめんお父さん!あ、お母さんもごめんね!え~とご馳走様!!」
僕はお父さんの顔も見ずに、自分の部屋へと逃げるように戻った。
ひまわりを探してる……どうして知っていたんだろう?
「やあドローム君はひまわりを見つけたんだね。」
おじちゃんの家に向かう途中ふらっとヴレーデゥが現れ微笑みながら話しかけてきた。
「僕は見つけてないよ?」
「いや、君は確かに持ってる僕は人の心の花が見えるんだ。」
この人は少し変だ。僕はそそくさとおじちゃんの家に向かおうとした。
「どんな形か見たくないかい?ひまわり。」
「見れるの!?見たい!!」
おじちゃんの家行きの僕の足がヴレーデゥの方へと行き先を変えた。
今まさに喉から手が出るほど見たい見せたいと思う花ひまわり、それを見せてくれるなんてこれ以上嬉しい話しはない
「ひまわりの花言葉は○○○○○○○○○…この町じゃ見れない花も君なら見える。」
目を瞑って見えた景色。僕はそっと目を開け天を仰いだ。
家に帰り部屋のベッドでぽつりと呟いた。
「ドロームごはんできたわよ」
夕飯だ。食卓に向かいながらも僕の頭の中はヴレーデゥとひまわりの事で頭がいっぱいだった。
「……ム、ドローム聞いてるの?」
「ん?うん……」
お母さんが心配そうにしてるのを他所にヴレーデゥが言っていた事がぐるぐると流れていた。
「下向いてないで上向けバカやろう!」
お父さんの一喝で上の空だった僕が地に戻ってきた。
「ごめんお父さん!あ、お母さんもごめんね!え~とご馳走様!!」
僕はお父さんの顔も見ずに、自分の部屋へと逃げるように戻った。
ひまわりを探してる……どうして知っていたんだろう?
「やあドローム君はひまわりを見つけたんだね。」
おじちゃんの家に向かう途中ふらっとヴレーデゥが現れ微笑みながら話しかけてきた。
「僕は見つけてないよ?」
「いや、君は確かに持ってる僕は人の心の花が見えるんだ。」
この人は少し変だ。僕はそそくさとおじちゃんの家に向かおうとした。
「どんな形か見たくないかい?ひまわり。」
「見れるの!?見たい!!」
おじちゃんの家行きの僕の足がヴレーデゥの方へと行き先を変えた。
今まさに喉から手が出るほど見たい見せたいと思う花ひまわり、それを見せてくれるなんてこれ以上嬉しい話しはない
「ひまわりの花言葉は○○○○○○○○○…この町じゃ見れない花も君なら見える。」
目を瞑って見えた景色。僕はそっと目を開け天を仰いだ。
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