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第六章
450 クロッシング
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「なあ、あんたたちは魔物にどれくらいの知性があると思ってるんだ? ああ、もちろんセイノス教抜きで答えてくれ」
「……少なくとも、集団で暮らし、戦うことができることは知っている」
「その程度の認識なのか? オレが生まれる前から国家と呼んでもいい位の集団はあったぞ?」
「そ、そんなに……?」
……さっきから、驚いてばかりだな。こいつホントに転生者か? えらいアホだな。ちょっとオレの部下たちが馬鹿にされているようで気分が悪い。
もしかすると管理局の連中に記憶や思考でも操作されていたのか? それならしょうがないけれど。
「それにさあ。オレに能力があったらおかしくないか? 転生管理局……ああ、あんたたちが言うところの神様とやらが何でオレに能力を与えるんだ? あいつらがオレを殺そうとしてたのは気付いてるだろ」
「それは……いや、例えば……君が無理矢理力を奪ったから……とか」
あ、なるほど。確かにそういう解釈はできるか。
「でもそれじゃあ、あらかじめ転生者は五人いるって言っとくんじゃないか?」
タストは反論できずに押し黙った。落ち込んだり喜んだり忙しいやつだなあ。
「一つ、聞いていいかい?」
「あいよ。オレに応えられることならなんでも」
「転生管理局って言うのは何だい? どうして君を殺そうとしていたんだい?」
「転生を管理している連中だよ。神様なんて名乗ってるけど実際はもともと転生者だった連中が出世して中間管理職になっただけだよ。オレを狙っている理由は一言で言えば不祥事の隠蔽」
「な!? 彼らはもともと人間なのかい!? それどころか……不祥事の隠蔽!? そんな理由で戦わせていたのか!?」
「いや、人間かどうかはわかんない」
人間以外にも転生者はいるしな。
「そこは気にするところじゃ……そもそも君はどうやってそんなことを知ったんだい?」
「連中がオレに差し向けた刺客の一人から聞き出した」
今考えれば鵺との戦いが一つのターニングポイントだったのかもな。
「……君は、そんな相手にも、僕らにも……自分の力だけで立ち向かったのか……?」
「オレの力だけじゃないよ。オレは弱いから、いろんな奴らの力を借りなきゃ、どうにもならない。力で思い出したけど、銀髪も転生者だよな?」
「……ああ、そうだよ」
「ですよねー」
さすが寧々。正確かつ重要な情報を届けてくれていた。
「あいつ、アホすぎない?」
「……彼女はまだ幼いころに転生したんだ。そう見えても仕方がない。信じてもらえないかもしれないけど、彼女は本気で魔物と仲良く暮らせると思っているみたいだ」
仕方がない、か。こっちはあいつに数十万どころじゃない部下を殺されてるんだが……いまさら仲良くしろと言われてもな。まあオレが間接的に殺したタストの部下はもっと多いか。
結局のところ、オレたちはお互いに敵を過大評価していたわけだ。
あまりにも多くの味方を殺され、敵が強大でないわけがないと思い込み、その結果醜態をさらしてしまった。
それだけだ。そんな過去はさっさと忘れて未来の話をしようか。
あっさりと自分の失態を受け入れた紫水に対してタストの胸中は静まらない。彼の主観にとっては去年死んでしまったクワイの民は自らが殺したも同然なのだ。
実際にはその責任も、功績も何ひとつとして彼のものにはならないのだが、自責の念は彼の心に決して消えない傷跡を残しており、思考の切り替えを困難にさせていた。
失敗を受け入れられるかどうかこそがその人物の将来性を占う重要な要素であるとすれば、二人の差は歴然だったのだろう。
「お互いの誤解が少しは解けたところで、一つ提案がある。お前らオレたちの国に亡命しないか?」
「ぼ、亡命?」
「オレの意思一つですべてが決定できるわけじゃない。さらに言えばお前らを恨んでいる奴がいっぱいいるのは理解できているよな」
特に摩耶とかエシャのヒトモドキ、特に銀髪への恨みつらみは溶岩のように激しい。空あたりも普段はそういう態度を見せないけど、いざ銀髪を目の前にして冷静でいられるかは確信がない。
「わかっているつもりだ」
「うん。そういうわけでクワイを見逃してやるのは無理。でも転生者を匿うくらいならできるはずだ」
タストだってこれが現実的な提案であることくらい理解できるだろう。和睦だの和解だのうまくいくはずがない。こちら側よりもクワイ側が絶対に認めないし、認めるわけにはいかないだろう。
だからこそ攻撃をやめてくれって頼みに来たんだろうし。
まあそれに……。
「……つまり君は銀の聖女が邪魔なわけだね?」
あらら。あっさり真の目的がばれてしまった。ぶっちゃけ転生者とか真実を知った今、どうでもいい。しかし銀髪は邪魔だ。あいつをたった数人の命を保証するだけで排除できるなら願ってもない。
「まあね。いい加減あいつとの因縁を清算したいんだよ。いい機会だと思わないか? お互い戦いはうんざりだろう?」
タストの疲れ切った顔は心労によるものだろう。クワイという国家はもう滅亡寸前だ。それを支える苦労は並大抵のものではないだろう。
が、しかし。
「君はクワイをどうするつもりだ?」
タストの目に剣呑な光が宿る。どうやら護国精神を発動させたらしい。あんな国にそんな価値があるとも思えないけど。
「滅ぼす。跡形もなく」
「それは……認められない」
「さっきから気になってたんだけど、どうしてそこまでクワイを守ろうとするんだ? あんなイカレ宗教どもの国、さっさと滅ぼした方がいいだろう?」
「僕らは……人間だ。人間として生まれて、人間として生まれ変わった。だから人間の国を守らないといけない。人間に生まれかわらなかった君には、申し訳ないけれど……」
それは、タストにとって最期の鎹だった。
人間を守る。それがどれだけ醜悪であっても、愚かでも、人間だから人間を守る。生物にとっての普遍的な同族愛。それだけが彼を護国に駆り立てていた。
だが……。
「えっとさあ……あんた、頭大丈夫?」
心の底から、本気でタストの正気を心配する。何を言ってるんだこいつ。
「……? どういう意味だい?」
「どういう意味も何も、あんたたちが人間なわけないだろう?」
「君こそ何を言っているんだ? 僕たちは人間だよ」
今度こそようやく何をすれ違っているのか完全に理解した。何故そんな考えに至ったのかはさっぱり理解できないけど、どうやらタストは自分たちが人間だと思い込んでいるらしい。
転生というものの正体を知らなかったとしても、そんな結論に至るはずはないのだけれど……いや、やっぱり真相に気付かないように管理局の連中が何かしたのだろうか?
「人間、つまり地球のホモサピエンスがたった数年で大人になるか? 骨がなかったりするか?魔法を使えるか? その時点であんたらが人間じゃないのは明らかだろう?」
「た、確かに地球とは少し違うところもあるけど、僕らは人間だよ!」
いや、少しじゃないだろう。そうツッコみたくなったけれどこれだけ意地になった奴にどう説明すれば納得してもらえるのやら。
「それともなんだ!? 君たちはDNA鑑定でもできるのかい!?」
「え、できるけど」
「そうだ無理に――――え?」
勢い込んでいたタストはぽかんと、蒼白になった顔をさまよわせた。
「正確に言うとその十歩くらい手前の技術だけどな。あんたも染色体くらいわかるよな」
「それは、わかるけど……」
聞きたくない。聞かせないでくれ。そう懇願するような視線を虚空に向けるけれど、今更でしかない。
「染色体は一部の例外を除いて生物ごとにその数が決まっている。ホモサピエンスの場合、二十三対の合計四十六本」
「……」
タストはもう結論がわかったのだろう。駄々をこねる子供のように何も答えない。
「あんたたちの染色体数は三十八対、合計七十六本。生物学的に見て、ホモサピエンスと一切関係がないのは間違いないよ」
タストは、すべての希望を失い、絶望に染まり切った顔をした。
「……少なくとも、集団で暮らし、戦うことができることは知っている」
「その程度の認識なのか? オレが生まれる前から国家と呼んでもいい位の集団はあったぞ?」
「そ、そんなに……?」
……さっきから、驚いてばかりだな。こいつホントに転生者か? えらいアホだな。ちょっとオレの部下たちが馬鹿にされているようで気分が悪い。
もしかすると管理局の連中に記憶や思考でも操作されていたのか? それならしょうがないけれど。
「それにさあ。オレに能力があったらおかしくないか? 転生管理局……ああ、あんたたちが言うところの神様とやらが何でオレに能力を与えるんだ? あいつらがオレを殺そうとしてたのは気付いてるだろ」
「それは……いや、例えば……君が無理矢理力を奪ったから……とか」
あ、なるほど。確かにそういう解釈はできるか。
「でもそれじゃあ、あらかじめ転生者は五人いるって言っとくんじゃないか?」
タストは反論できずに押し黙った。落ち込んだり喜んだり忙しいやつだなあ。
「一つ、聞いていいかい?」
「あいよ。オレに応えられることならなんでも」
「転生管理局って言うのは何だい? どうして君を殺そうとしていたんだい?」
「転生を管理している連中だよ。神様なんて名乗ってるけど実際はもともと転生者だった連中が出世して中間管理職になっただけだよ。オレを狙っている理由は一言で言えば不祥事の隠蔽」
「な!? 彼らはもともと人間なのかい!? それどころか……不祥事の隠蔽!? そんな理由で戦わせていたのか!?」
「いや、人間かどうかはわかんない」
人間以外にも転生者はいるしな。
「そこは気にするところじゃ……そもそも君はどうやってそんなことを知ったんだい?」
「連中がオレに差し向けた刺客の一人から聞き出した」
今考えれば鵺との戦いが一つのターニングポイントだったのかもな。
「……君は、そんな相手にも、僕らにも……自分の力だけで立ち向かったのか……?」
「オレの力だけじゃないよ。オレは弱いから、いろんな奴らの力を借りなきゃ、どうにもならない。力で思い出したけど、銀髪も転生者だよな?」
「……ああ、そうだよ」
「ですよねー」
さすが寧々。正確かつ重要な情報を届けてくれていた。
「あいつ、アホすぎない?」
「……彼女はまだ幼いころに転生したんだ。そう見えても仕方がない。信じてもらえないかもしれないけど、彼女は本気で魔物と仲良く暮らせると思っているみたいだ」
仕方がない、か。こっちはあいつに数十万どころじゃない部下を殺されてるんだが……いまさら仲良くしろと言われてもな。まあオレが間接的に殺したタストの部下はもっと多いか。
結局のところ、オレたちはお互いに敵を過大評価していたわけだ。
あまりにも多くの味方を殺され、敵が強大でないわけがないと思い込み、その結果醜態をさらしてしまった。
それだけだ。そんな過去はさっさと忘れて未来の話をしようか。
あっさりと自分の失態を受け入れた紫水に対してタストの胸中は静まらない。彼の主観にとっては去年死んでしまったクワイの民は自らが殺したも同然なのだ。
実際にはその責任も、功績も何ひとつとして彼のものにはならないのだが、自責の念は彼の心に決して消えない傷跡を残しており、思考の切り替えを困難にさせていた。
失敗を受け入れられるかどうかこそがその人物の将来性を占う重要な要素であるとすれば、二人の差は歴然だったのだろう。
「お互いの誤解が少しは解けたところで、一つ提案がある。お前らオレたちの国に亡命しないか?」
「ぼ、亡命?」
「オレの意思一つですべてが決定できるわけじゃない。さらに言えばお前らを恨んでいる奴がいっぱいいるのは理解できているよな」
特に摩耶とかエシャのヒトモドキ、特に銀髪への恨みつらみは溶岩のように激しい。空あたりも普段はそういう態度を見せないけど、いざ銀髪を目の前にして冷静でいられるかは確信がない。
「わかっているつもりだ」
「うん。そういうわけでクワイを見逃してやるのは無理。でも転生者を匿うくらいならできるはずだ」
タストだってこれが現実的な提案であることくらい理解できるだろう。和睦だの和解だのうまくいくはずがない。こちら側よりもクワイ側が絶対に認めないし、認めるわけにはいかないだろう。
だからこそ攻撃をやめてくれって頼みに来たんだろうし。
まあそれに……。
「……つまり君は銀の聖女が邪魔なわけだね?」
あらら。あっさり真の目的がばれてしまった。ぶっちゃけ転生者とか真実を知った今、どうでもいい。しかし銀髪は邪魔だ。あいつをたった数人の命を保証するだけで排除できるなら願ってもない。
「まあね。いい加減あいつとの因縁を清算したいんだよ。いい機会だと思わないか? お互い戦いはうんざりだろう?」
タストの疲れ切った顔は心労によるものだろう。クワイという国家はもう滅亡寸前だ。それを支える苦労は並大抵のものではないだろう。
が、しかし。
「君はクワイをどうするつもりだ?」
タストの目に剣呑な光が宿る。どうやら護国精神を発動させたらしい。あんな国にそんな価値があるとも思えないけど。
「滅ぼす。跡形もなく」
「それは……認められない」
「さっきから気になってたんだけど、どうしてそこまでクワイを守ろうとするんだ? あんなイカレ宗教どもの国、さっさと滅ぼした方がいいだろう?」
「僕らは……人間だ。人間として生まれて、人間として生まれ変わった。だから人間の国を守らないといけない。人間に生まれかわらなかった君には、申し訳ないけれど……」
それは、タストにとって最期の鎹だった。
人間を守る。それがどれだけ醜悪であっても、愚かでも、人間だから人間を守る。生物にとっての普遍的な同族愛。それだけが彼を護国に駆り立てていた。
だが……。
「えっとさあ……あんた、頭大丈夫?」
心の底から、本気でタストの正気を心配する。何を言ってるんだこいつ。
「……? どういう意味だい?」
「どういう意味も何も、あんたたちが人間なわけないだろう?」
「君こそ何を言っているんだ? 僕たちは人間だよ」
今度こそようやく何をすれ違っているのか完全に理解した。何故そんな考えに至ったのかはさっぱり理解できないけど、どうやらタストは自分たちが人間だと思い込んでいるらしい。
転生というものの正体を知らなかったとしても、そんな結論に至るはずはないのだけれど……いや、やっぱり真相に気付かないように管理局の連中が何かしたのだろうか?
「人間、つまり地球のホモサピエンスがたった数年で大人になるか? 骨がなかったりするか?魔法を使えるか? その時点であんたらが人間じゃないのは明らかだろう?」
「た、確かに地球とは少し違うところもあるけど、僕らは人間だよ!」
いや、少しじゃないだろう。そうツッコみたくなったけれどこれだけ意地になった奴にどう説明すれば納得してもらえるのやら。
「それともなんだ!? 君たちはDNA鑑定でもできるのかい!?」
「え、できるけど」
「そうだ無理に――――え?」
勢い込んでいたタストはぽかんと、蒼白になった顔をさまよわせた。
「正確に言うとその十歩くらい手前の技術だけどな。あんたも染色体くらいわかるよな」
「それは、わかるけど……」
聞きたくない。聞かせないでくれ。そう懇願するような視線を虚空に向けるけれど、今更でしかない。
「染色体は一部の例外を除いて生物ごとにその数が決まっている。ホモサピエンスの場合、二十三対の合計四十六本」
「……」
タストはもう結論がわかったのだろう。駄々をこねる子供のように何も答えない。
「あんたたちの染色体数は三十八対、合計七十六本。生物学的に見て、ホモサピエンスと一切関係がないのは間違いないよ」
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