2 / 17
【第1章】三浦遥陽と植田美月
君と、俺
しおりを挟む
「あ、じゃあさ。逆に俺のこと知ってる?」
「え。三浦遥陽くん…ですよね。」
「うん。よかった、俺知られてた。」
そう言うと彼女はふふっと可笑しそうに笑った
「俺ずっと植田さんと話してみたいって思ってたんだよね。」
「え?」
どうして、と言う顔
「いつも何の本読んでるのかな~って気になってたんだ」
「そ、そうなんですか」
「うん。植田さんが本を読んで笑ってたらあ、いま面白いシーンなんだ。って見守ってた」
「えぇ!?」
私、そんな顔に出ていましたか?と顔を赤くして俯く。
「それでさ、植田さんを一喜一憂させる本ってどんな物語なんだろう。って気になってたんだよね。」
「…って話している間に図書室に着いたね」
「本当に助かりました。ありがとうございました。」
「いいよいいよ」
「あ、荷物はあの机にお願いします」
「わかった」
指定された場所にダンボール箱を置く
「そういえば…このダンボール箱の中には何が入ってるの?結構重かったけど…」
「えっとですね…」
ダンボール箱から1枚の紙を取り出す
「これです!」
「梅雨こそ本を読もうキャンペーン…?」
紫陽花を背に読書をする女の子と男の子のイラストが描かれている
「はい!雨が多くなるこの季節にこそ図書室を利用してもらおうと皆で考えたんです。」
そう言うとなにやら手のひらサイズの紙を見せてくれる
「スタンプカード?」
「はい。1冊読む事に私たち図書委員がスタンプを押します。そしてこのスタンプカードがいっぱいになれば…ちょっとした景品が貰えます」
「へぇ~!なんだか面白そう!いいアイデアだね」
「ありがとうございます!」
「俺も参加しようかな」
「え。三浦遥陽くん…ですよね。」
「うん。よかった、俺知られてた。」
そう言うと彼女はふふっと可笑しそうに笑った
「俺ずっと植田さんと話してみたいって思ってたんだよね。」
「え?」
どうして、と言う顔
「いつも何の本読んでるのかな~って気になってたんだ」
「そ、そうなんですか」
「うん。植田さんが本を読んで笑ってたらあ、いま面白いシーンなんだ。って見守ってた」
「えぇ!?」
私、そんな顔に出ていましたか?と顔を赤くして俯く。
「それでさ、植田さんを一喜一憂させる本ってどんな物語なんだろう。って気になってたんだよね。」
「…って話している間に図書室に着いたね」
「本当に助かりました。ありがとうございました。」
「いいよいいよ」
「あ、荷物はあの机にお願いします」
「わかった」
指定された場所にダンボール箱を置く
「そういえば…このダンボール箱の中には何が入ってるの?結構重かったけど…」
「えっとですね…」
ダンボール箱から1枚の紙を取り出す
「これです!」
「梅雨こそ本を読もうキャンペーン…?」
紫陽花を背に読書をする女の子と男の子のイラストが描かれている
「はい!雨が多くなるこの季節にこそ図書室を利用してもらおうと皆で考えたんです。」
そう言うとなにやら手のひらサイズの紙を見せてくれる
「スタンプカード?」
「はい。1冊読む事に私たち図書委員がスタンプを押します。そしてこのスタンプカードがいっぱいになれば…ちょっとした景品が貰えます」
「へぇ~!なんだか面白そう!いいアイデアだね」
「ありがとうございます!」
「俺も参加しようかな」
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
女子高生は卒業間近の先輩に告白する。全裸で。
矢木羽研
恋愛
図書委員の女子高生(小柄ちっぱい眼鏡)が、卒業間近の先輩男子に告白します。全裸で。
女の子が裸になるだけの話。それ以上の行為はありません。
取って付けたようなバレンタインネタあり。
カクヨムでも同内容で公開しています。
完結【R―18】様々な情事 短編集
秋刀魚妹子
恋愛
本作品は、過度な性的描写が有ります。 というか、性的描写しか有りません。
タイトルのお品書きにて、シチュエーションとジャンルが分かります。
好みで無いシチュエーションやジャンルを踏まないようご注意下さい。
基本的に、短編集なので登場人物やストーリーは繋がっておりません。
同じ名前、同じ容姿でも関係無い場合があります。
※ このキャラの情事が読みたいと要望の感想を頂いた場合は、同じキャラが登場する可能性があります。
※ 更新は不定期です。
それでは、楽しんで頂けたら幸いです。
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる