荊軻断章

古崎慧

文字の大きさ
上 下
18 / 18
終章

名垂後世

しおりを挟む
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(4件)

2024.06.25 ユーザー名の登録がありません

退会済ユーザのコメントです

古崎慧
2024.06.26 古崎慧

ご感想ありがとうございます。初高漸離が拙作ということで、ただただ光栄です。お気に召していただけたのならいいのですが…。
荊軻の友として彼と同じく不朽の名を残した人物を描くことができていたらなと、今は願うばかりです。
最後までお目を通してくださいましてありがとうございました!

解除
おさる
2024.06.19 おさる

ひとことで言うと、切なくやるせないのに清々しい、と言った印象でした。

始皇帝暗殺と言うと、どうしても思いを遂げられなかった後悔や口惜しさが残りそうなのですが、荊軻も高漸離もそれぞれが自分自身に課した信念のようなものは全う出来たように感じられ、それが読後に感じた、どこか寂しい清々しさになったように思います。

市井の楽師である高漸離と良家の教育を受けてる荊軻の雰囲気も、二人の言葉遣いや態度で自然に感じ取れてモブになって酒場の二人を眺めてるようでした。高兄、柄悪い(笑)

荊軻の待ち人を軸に、とても新鮮な「始皇帝暗殺」の物語。
聞いた事のない筑の音が聴こえてくるような美しいお話、ありがとうございました。

古崎慧
2024.06.19 古崎慧

最後までお読み下さってありがとうございました。史実では始皇帝暗殺未遂ということで、二名ともやり残してしまったもののある話なので、それをどうやって昇華させればいいのかずっと悩んでました。今回いただきましたご感想で、もしかしたら達成できたかなという気持ちでいっぱいです。
酒場のシーンなどはこちらもノリノリで書いていました、楽しんでいただけたのなら嬉しいです。光栄なお言葉、本当にありがとうございました。

解除
あかいかかぽ

完結おめでとうございます。
ネタバレになってしまうので詳しく書けませんが
荊軻にしろ漸離にしろ行動原理が大義や私怨ではなく別の理由だったのが、なるほど、こうきたかと膝を打ちました。膝割れた。
面白い作品をありがとうございました。

古崎慧
2024.06.11 古崎慧

ご感想ありがとうございます、読んでいただけただけでもありがたいのにお言葉までいただけて嬉しいです…!
荊軻の話は既に多くの作品があるので、王道以外の話にするしかないなと最初から決めていました。二人の行動原理にご納得いただければそれだけでも書いた甲斐がありました、ありがとうございます!

解除

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

夕映え~武田勝頼の妻~

橘 ゆず
歴史・時代
天正十年(1582年)。 甲斐の国、天目山。 織田・徳川連合軍による甲州征伐によって新府を追われた武田勝頼は、起死回生をはかってわずかな家臣とともに岩殿城を目指していた。 そのかたわらには、五年前に相模の北条家から嫁いできた継室、十九歳の佐奈姫の姿があった。 武田勝頼公と、18歳年下の正室、北条夫人の最期の数日を描いたお話です。 コバルトの短編小説大賞「もう一歩」の作品です。

首切り女とぼんくら男

hiro75
歴史・時代
 ―― 江戸時代  由比は、岩沼領の剣術指南役である佐伯家の一人娘、容姿端麗でありながら、剣術の腕も男を圧倒する程。  そんな彼女に、他の道場で腕前一と称させる男との縁談話が持ち上がったのだが、彼女が選んだのは、「ぼんくら男」と噂される槇田仁左衛門だった………………  領内の派閥争いに巻き込まれる女と男の、儚くも、美しい恋模様………………

夜珠あやかし手帖 ろくろくび

井田いづ
歴史・時代
あなたのことを、首を長くしてお待ちしておりましたのに──。 +++ 今も昔も世間には妖怪譚がありふれているように、この辻にもまた不思議な噂が立っていた。曰く、そこには辻斬りの妖がいるのだと──。 団子屋の娘たまはうっかり辻斬り現場を見てしまった晩から、おかしな事件に巻き込まれていく。 町娘たまと妖斬り夜四郎の妖退治譚、ここに開幕! (二作目→ https://www.alphapolis.co.jp/novel/284186508/398634218)

天狗斬りの乙女

真弓創
歴史・時代
剣豪・柳生宗厳がかつて天狗と一戦交えたとき、刀で巨岩を両断したという。その神業に憧れ、姉の仇討ちのために天狗斬りを会得したいと願う少女がいた。 ※なろう、カクヨム、アルファポリス、ノベルアップ+の各サイトに同作を掲載しています。

検非違使異聞 読星師

魔茶来
歴史・時代
京の「陰陽師の末裔」でありながら「検非違使」である主人公が、江戸時代を舞台にモフモフなネコ式神達と活躍する。 時代は江戸時代中期、六代将軍家宣の死後、後の将軍鍋松は朝廷から諱(イミナ)を与えられ七代将軍家継となり、さらに将軍家継の婚約者となったのは皇女である八十宮吉子内親王であった。 徳川幕府と朝廷が大きく接近した時期、今後の覇権を睨み朝廷から特殊任務を授けて裏検非違使佐官の読星師を江戸に差し向けた。 しかし、話は当初から思わぬ方向に進んで行く。

北条を倒した男

沢藤南湘
歴史・時代
足利尊氏の半生を描いてみました。

帰る旅

七瀬京
歴史・時代
宣教師に「見世物」として飼われていた私は、この国の人たちにとって珍奇な姿をして居る。 それを織田信長という男が気に入り、私は、信長の側で飼われることになった・・・。 荘厳な安土城から世界を見下ろす信長は、その傲岸な態度とは裏腹に、深い孤独を抱えた人物だった・・。 『本能寺』へ至るまでの信長の孤独を、側に仕えた『私』の視点で浮き彫りにする。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。