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璃音編 I'm crazy about you
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そして人生初のコロッケと、
最高に美味しい生ハムサラダとオムライスを
あっと言う間にぺろりと食べた璃音はこの後、
玲と一緒にリビングルームの大きなソファーに移動して、
それはそれは上機嫌な態度で食後のアイスコーヒーを飲みながら
「なぁ玲、さっきの料理を作る為に
いったい、いくら使ったんだ?3万位か?」
と財布の中から諭吉を出して
思った事を素直に聞いてみたのだが
*****
そんな璃音を見上げた玲は、結構ビックリした表情で
「えっ?全然そんなに使ってないですよ?」と即答してすぐに
「今日のメニューはデザートを入れても三千円位だったから
普通にお小遣いの範囲だし、だから今日は私に奢らせてくれませんか?」
て感じの健気な事を言ってくれたので、
思わず璃音はこの場で玲を抱き締めていたけれど
だからと言って高校生の女に金を出させるつもりは全くないから
「そうか、俺の為に小遣いをはたいて料理を作ってくれたのか、
じゃあ俺も、自分の小遣いを使って『庶民の食いもん』を
可愛いお前に買ってやりたいから、この金は受け取ってくれるよな?」
とメチャクチャな理論で高校生の玲に無理矢理3万円を握らせた後
「さてと、じゃあそろそろ俺は
一人でシャワーを浴びてくるから……
お前は先に服を脱いでベッドで俺を待っててくれるか?」
「えっ?そっ、そんな……
えっと、あの、ちょっと待って下さい璃音さん」
「じゃあ後でな」
こうして早くも真夜中限定のワイルドな犬になる為に
トンデモナイ口説き文句で大人しい玲を困らせながら
一人でサッサとバスルームに向かったが……
いつも下を向いて恥ずかしがっている『あの』玲が、
自分から先に服を脱いでベッドに行けない事くらいは、もちろん百も承知なので
*****
この後いそいでシャワーを済ませて、黒いガウンをサラリと羽織り、
ベッドルームを華麗に無視してこのまま真っ直ぐリビングへと向かい、
そして今夜もソファーに座って冷えたコーラを飲みながら
「ん?どうした玲……
まだ服を脱いでいなかったのか?早く脱げよ……」
「でっ、でも自分で服を脱ぐのは……
やっぱり出来ないって言うか、えっと そのぉ、
つまりダイレクトに、とっても恥ずかしいので……」
とモジモジ恥ずかしがっている玲を
愉悦を含んだ熱い眼差しでジーッと見つめていたけど
この時の璃音はもう既に
「恥ずかしいのはわかったから、サッサと服を脱いでくれないか?
俺も毎日ハードな仕事でヘトヘトに疲れてて、色々と忙しいんだよ~、フフフッ」
な~んて明らかに わざとらしい意地悪な言葉で
内気な玲を苛めて楽しむエロいエロい自宅限定の……
「えっと あの、やっぱり私……あっ!…あぁっ!」
「まったく仕方がない子だなぁ……
自分でちゃんと脱げないのなら…俺が手伝ってやるしかないだろう?」
て感じのワイルドな犬になっていたから
「今日もお前の身体から…甘い香りがするのは何故だ?
俺の為に……家でシャワーを浴びてきたのか?…んん?」
こうして今夜も情熱的な熱い夜を玲と一緒に過ごした璃音は
まるでパラダイスみたいな甘い時間が終わったその後で、
玲と一緒にキンキラキンのバスルームに向かい、
そしてそのままの勢いで、メッチャ豪華なバスタブのお湯に
二人で仲良くチャポンと浸かってみたのだが……
*****
よく考えてみれば28年の人生で
女と一緒に風呂に浸かった事は今回が初めての経験だったから
メチャクチャ広いジェットバスの湯の中で、愛しい女の身体を抱いて……
(普段はあまり湯舟に浸かる事はないが……
こんなに幸せな気分になれるなら、毎日玲と二人で湯に浸かるのも悪くはないかもな)
そんな事を考えながら優しいバックハグをして、
玲の細い首筋に軽くキスをしてみたが、まるで夢の様に甘い今のひと時が
あまりにも幸せすぎたせいなのか、なんとなく璃音は二人の将来に若干の不安を感じたので……
「なぁ玲、俺がお前と結婚したら、生活費はいくら掛かるんだ?」
と早くもスーパーセレブな脳内で、人生初の新婚生活をシミュレーションしていたが
唸るほどの財産を手に持つ御曹司の璃音は、ついつい うっかりいつもの癖で、
「とりあえず100万位あれば足りるのか?」と贅沢すぎる金額を提案しちゃった挙句の果てに、
「えっ!?100万はいくらなんでも使い過ぎだと思いますよ?
璃音さんと私が2人で暮らす生活費なら…えっと、そうですねぇ、
10万位あれば毎月少しは貯金が出来る筈ですから、
だから あまり無駄遣いはしない方がいいと思いま~……!」
「はあぁあ~!?俺とお前の生活費がたったの10万だと?
いやいや流石に10万なんて、2回くらいの外食費用で消えてしまう金額だろ?」
と再びうっかり、トンデモナイ外食の費用までバラしてしまったので
「えっと、二人で2回外食をしたら~……
5千円位あれば全然たりると思うんですけど」
「5千円?5万円の間違いじゃないのか?」
「えっ?5万円って、何を食べたらそんな金額になるの?」
「そりゃあ普通に~、フレンチとか懐石とかステーキとか~」
こんな風に桁外れな金銭感覚の違いをどうにかする事は
きっとこれからの課題なのかもしれないけれど、そんな事よりも今の璃音は心から、
愛する女と一緒の空間に居られるだけで、全てが幸せだったので
(龍崎グループの当主である俺が、
庶民と同じ生活をする事は、おそらくきっと無理な話だが、
でも一般市民の玲と二人で穏やかな生活をする為ならば……
たまには5千円の質素な外食とやらを試してみるのもいいかもな?)
と心の中で庶民のデートを夢に見ながら……
「卒業は来年の春か…まだまだ先だな……」
「そうですね、あと8ヶ月位先ですね~」
て感じの会話を最後に二人でお風呂を上がったが
この時の璃音はもう既に……
(来年の春、お前が高校を卒業したら
卒業式の当日に、もう一度正式なプロポーズをしたいから……
だから近い内に最高級のダイヤモンドリングを自分でデザインしておくよ)
と早くもドラマティックな脳内で
最高に盛り上がるプロポーズのシチュエーションを本気で考えていたから
*****
こうして璃音はこの日をさかいに、
玲が高校を卒業する日をひたすら待つ事になったけど
来年の春が待ちきれない璃音はこの後、
夏休みは勿論の事、週末の夜も必ず玲をこの部屋に泊まらせて……
ベッドの上で蕩ける様な快楽を味わっていた事は、もちろん今さら言うまでもない。
最高に美味しい生ハムサラダとオムライスを
あっと言う間にぺろりと食べた璃音はこの後、
玲と一緒にリビングルームの大きなソファーに移動して、
それはそれは上機嫌な態度で食後のアイスコーヒーを飲みながら
「なぁ玲、さっきの料理を作る為に
いったい、いくら使ったんだ?3万位か?」
と財布の中から諭吉を出して
思った事を素直に聞いてみたのだが
*****
そんな璃音を見上げた玲は、結構ビックリした表情で
「えっ?全然そんなに使ってないですよ?」と即答してすぐに
「今日のメニューはデザートを入れても三千円位だったから
普通にお小遣いの範囲だし、だから今日は私に奢らせてくれませんか?」
て感じの健気な事を言ってくれたので、
思わず璃音はこの場で玲を抱き締めていたけれど
だからと言って高校生の女に金を出させるつもりは全くないから
「そうか、俺の為に小遣いをはたいて料理を作ってくれたのか、
じゃあ俺も、自分の小遣いを使って『庶民の食いもん』を
可愛いお前に買ってやりたいから、この金は受け取ってくれるよな?」
とメチャクチャな理論で高校生の玲に無理矢理3万円を握らせた後
「さてと、じゃあそろそろ俺は
一人でシャワーを浴びてくるから……
お前は先に服を脱いでベッドで俺を待っててくれるか?」
「えっ?そっ、そんな……
えっと、あの、ちょっと待って下さい璃音さん」
「じゃあ後でな」
こうして早くも真夜中限定のワイルドな犬になる為に
トンデモナイ口説き文句で大人しい玲を困らせながら
一人でサッサとバスルームに向かったが……
いつも下を向いて恥ずかしがっている『あの』玲が、
自分から先に服を脱いでベッドに行けない事くらいは、もちろん百も承知なので
*****
この後いそいでシャワーを済ませて、黒いガウンをサラリと羽織り、
ベッドルームを華麗に無視してこのまま真っ直ぐリビングへと向かい、
そして今夜もソファーに座って冷えたコーラを飲みながら
「ん?どうした玲……
まだ服を脱いでいなかったのか?早く脱げよ……」
「でっ、でも自分で服を脱ぐのは……
やっぱり出来ないって言うか、えっと そのぉ、
つまりダイレクトに、とっても恥ずかしいので……」
とモジモジ恥ずかしがっている玲を
愉悦を含んだ熱い眼差しでジーッと見つめていたけど
この時の璃音はもう既に
「恥ずかしいのはわかったから、サッサと服を脱いでくれないか?
俺も毎日ハードな仕事でヘトヘトに疲れてて、色々と忙しいんだよ~、フフフッ」
な~んて明らかに わざとらしい意地悪な言葉で
内気な玲を苛めて楽しむエロいエロい自宅限定の……
「えっと あの、やっぱり私……あっ!…あぁっ!」
「まったく仕方がない子だなぁ……
自分でちゃんと脱げないのなら…俺が手伝ってやるしかないだろう?」
て感じのワイルドな犬になっていたから
「今日もお前の身体から…甘い香りがするのは何故だ?
俺の為に……家でシャワーを浴びてきたのか?…んん?」
こうして今夜も情熱的な熱い夜を玲と一緒に過ごした璃音は
まるでパラダイスみたいな甘い時間が終わったその後で、
玲と一緒にキンキラキンのバスルームに向かい、
そしてそのままの勢いで、メッチャ豪華なバスタブのお湯に
二人で仲良くチャポンと浸かってみたのだが……
*****
よく考えてみれば28年の人生で
女と一緒に風呂に浸かった事は今回が初めての経験だったから
メチャクチャ広いジェットバスの湯の中で、愛しい女の身体を抱いて……
(普段はあまり湯舟に浸かる事はないが……
こんなに幸せな気分になれるなら、毎日玲と二人で湯に浸かるのも悪くはないかもな)
そんな事を考えながら優しいバックハグをして、
玲の細い首筋に軽くキスをしてみたが、まるで夢の様に甘い今のひと時が
あまりにも幸せすぎたせいなのか、なんとなく璃音は二人の将来に若干の不安を感じたので……
「なぁ玲、俺がお前と結婚したら、生活費はいくら掛かるんだ?」
と早くもスーパーセレブな脳内で、人生初の新婚生活をシミュレーションしていたが
唸るほどの財産を手に持つ御曹司の璃音は、ついつい うっかりいつもの癖で、
「とりあえず100万位あれば足りるのか?」と贅沢すぎる金額を提案しちゃった挙句の果てに、
「えっ!?100万はいくらなんでも使い過ぎだと思いますよ?
璃音さんと私が2人で暮らす生活費なら…えっと、そうですねぇ、
10万位あれば毎月少しは貯金が出来る筈ですから、
だから あまり無駄遣いはしない方がいいと思いま~……!」
「はあぁあ~!?俺とお前の生活費がたったの10万だと?
いやいや流石に10万なんて、2回くらいの外食費用で消えてしまう金額だろ?」
と再びうっかり、トンデモナイ外食の費用までバラしてしまったので
「えっと、二人で2回外食をしたら~……
5千円位あれば全然たりると思うんですけど」
「5千円?5万円の間違いじゃないのか?」
「えっ?5万円って、何を食べたらそんな金額になるの?」
「そりゃあ普通に~、フレンチとか懐石とかステーキとか~」
こんな風に桁外れな金銭感覚の違いをどうにかする事は
きっとこれからの課題なのかもしれないけれど、そんな事よりも今の璃音は心から、
愛する女と一緒の空間に居られるだけで、全てが幸せだったので
(龍崎グループの当主である俺が、
庶民と同じ生活をする事は、おそらくきっと無理な話だが、
でも一般市民の玲と二人で穏やかな生活をする為ならば……
たまには5千円の質素な外食とやらを試してみるのもいいかもな?)
と心の中で庶民のデートを夢に見ながら……
「卒業は来年の春か…まだまだ先だな……」
「そうですね、あと8ヶ月位先ですね~」
て感じの会話を最後に二人でお風呂を上がったが
この時の璃音はもう既に……
(来年の春、お前が高校を卒業したら
卒業式の当日に、もう一度正式なプロポーズをしたいから……
だから近い内に最高級のダイヤモンドリングを自分でデザインしておくよ)
と早くもドラマティックな脳内で
最高に盛り上がるプロポーズのシチュエーションを本気で考えていたから
*****
こうして璃音はこの日をさかいに、
玲が高校を卒業する日をひたすら待つ事になったけど
来年の春が待ちきれない璃音はこの後、
夏休みは勿論の事、週末の夜も必ず玲をこの部屋に泊まらせて……
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