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初めての共同作業
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そしてこの後、あっと言う間に璃音のペントハウスに着いた玲は
到着早々、たくさんの食材が入ったレジ袋を持って広いキッチンに向かい
「じゃあ、今から台所をお借りしますね~」と明るい声で挨拶をしてすぐに
さっそくオシャレなシステムキッチンの流し台で、
先ほどスーパーで買ったメッチャ高い野菜を洗っていたのだが、
そんな事よりも、なんと この直後……!
*****
サラダ用のレタスとトマトを洗っている最中に、
ガラガラガラガラ
ガッシャーーーン!!
なぜか突然、キャビネットの方向から大きな金属音が鳴り響いたので、
びっくりした玲は急いで璃音の元に駆け寄ってみると
(うわぁ~…これはまた凄い事になっちゃいましたね~)
どうしてこんな事になってしまったのか、
だいたいの想像はつくけれど、とにかく璃音の周りは鍋だらけになっていたから
*****
白いキャビネットの前で呆然と立っている璃音の隣に行った玲は
なるべく優しい穏やかな声で……
「大丈夫ですか璃音さん、怪我は~ないみたいですね?
えっと璃音さんはそのぉ~…ここで何をしているんですか?」
無理はしないでくださいね~とフレンドリーに聞いてみたけれど、
「んん?そりゃあ勿論、お前のサポートをする為に、
このキャビネットの棚から新品の鍋を取り出していたんだが
不思議な事に棚から奇妙な雪崩が起きて…こうして鍋が落ちてきたんだよ玲」
なんと!適当に鍋を並べた危険な食器棚が
いきなり奇妙なポルターガイストを起こしたそうなので
(えっと、お前のサポートをするって事はつまり、
璃音さんも一緒にお料理をするつもりなんだろうけど……
食器棚からお鍋を出しただけで不思議な雪崩が起きてるし、
とても料理の経験があるとは思えないから、これは困ったなぁ……
下手にガスとか包丁を使ったら、もっと最悪な事になるかもしれないし、
…かと言って、私だけで料理をするから、貴方はリビングに居て下さい、
なんて事を言ったら彼の好意を思いっきり無視した事になっちゃうし……
この場合は一体どうしたら~…ん?あっ!そうだー!二人で一緒にやればいいじゃん!)
こうして最高のアイディアが浮かんだ玲は、
決してガスと包丁を使わない事を条件にして、
簡単な作業だけを璃音に手伝ってもらおうと思ったのだが、
いつの間にかハイテンションになっていたアホの玲は哀れな事に
自分が口下手なコミュ障である事をすっかり忘れた状態で
結構ながい文章の、二人で一緒にやればいいじゃんを……
「えーっと、璃音さん…じゃあ是非その~…
わ、わ、私と一緒に、お料理を~してくれますか?
あのですねぇ…実は璃音さんと~、一緒に料理を作る事がその~、
と、と、とにかく私の夢なんですよ!だから今から是非是非ご一緒に~……」
…って感じの壊滅的な語彙力でウダウダと説明したモンだから、
もちろん、この後、案の定
(はぁああ?ぜひぜひ夢とか何言ってんの私!)
こんなの絶対ヤバいよ もう!と後悔しながら華麗な自爆を遂げたのに
そんなみっともない玲とは真逆の冷静な璃音は、まるで真冬の木枯しみたいな寒い寒い空気の中で
「そうか…じゃあ今から二人で一緒に作ろうか?」と優しい言葉をかけてくれたから
「はい、もちろんです!ありがとうございます璃音さん!
じゃあ私は今から急いでお米を洗って、美味しいご飯を炊きますから
璃音さんは さっき私が洗ったレタスをちぎって、ザルに上げてくれますか?」
「わかった、サラダは俺に任せておけ」
こうして奇跡的に寒い冬の木枯らしが、煌めく夏のそよ風に変わったところで
お後がよろしい感じの玲は 今から璃音と二人で一緒に、はじめての共同作業をする事になった。
*****
そして楽しい作業はトントン拍子にドンドン進み……
「ところで玲…これは~、一体どうすればいいんだ?」
「あっ、人参の皮はですね~、ピーラーを使ったら便利ですよ」
「ピーラー?」
「え~と、どの袋に入ってたっけ……
あっ!これだ!はい璃音さん これをこうして~……」
「ほぉ?なるほど、これがピーラーの性能か」
こんな感じで初めてのピーラー体験をした、真面目な璃音の隣で玲は
いつもの様に慣れた手付きで美味しそうな料理を次々と完成させてゆき
そしてこのままの勢いで、大きなダイニングテーブルにサッサと料理を運んだ後で
「じゃあえっと最後に、このオムレツの上にですねぇ、
この赤いケチャップソースをこんな感じでオシャレに掛けて、
はい、これでオムライスの出来上がりです。お疲れさまでした璃音さん」
と料理の終了を告げてすぐに
フワフワ玉子の可愛いオムライスにケチャップソースをたっぷりと掛けて
「ほぉ?これはなかなか美味そうだなぁ、じゃあ早速 一緒に食べようか?」
「はい、じゃあ えっと、いただきます!」
と返事をしながら璃音と同時にスプーンを持った後、
至って普通のシンプルなオムライスと
カニカマをトッピングした和風ドレッシングのトマトサラダと、
中華だしで作った野菜スープを一緒に食べる事にしたのだが
今回玲が作った料理は、一般的な庶民の味なので……
全てが高級志向の璃音の口に合うのかどうかが正直不安だったけど
初めてのオムライスをパクっと一口食べた璃音は、次の瞬間ニッコリ微笑んで、
「うまい!これが巷で有名なオムライスなのか~」
な~んて上機嫌な様子で美味いと感想を言ってくれたので
(やったー!うまいって言ってくれたよ~、
…って言うか いっぱい食べてるし~、よかった よかった~)
とは言えない庶民的なコミュ障の玲も、心で密かに安心しながら
一週間ぶりに作ったフワフワ玉子のオムライスをモグモグと食べていたのに、
このあと何故か璃音は突然、わりと真剣な眼差しで、
「俺は子供の頃をイタリアで過ごしたから、
日本の一般的な家庭料理がなんなのかを殆ど知らない訳だが、
でも玲が作ってくれた今日の料理は、本当に美味いと思うから……」
と含みを残した話を振ったその直後
(えっ?今日のご飯が美味しいから……何??)
とは言えないヘタレの玲に向かってこのままの勢いで
「だからまた近いうちに……
カニカマサラダとオムライスを作りに来てくれないか?
なぜなら俺は この先一生 自分の人生を、毎日お前と一緒に過ごしたいんだよ」
なんて微妙に意味不明な事を言ったから
(えっ?そんなにオムライスが美味しかったんですか?
でも流石に毎日オムライスはやめた方がいいと思いますよ?
だって毎日こんなの食べたら胃腸に悪いし、頭はハゲるし、血圧が~!)
めっちゃ上がりますよ璃音さん!と心の中で騒ぎまくるハイテンションな玲が今
璃音の切ない気持ちなんて、全然わかっていない事はもちろん言うまでもないけれど
そんな事よりも今から璃音が、最高レベルの暗い表情で、
本邦初公開となるイタリア編の話をしてくれて、しかもその後、結局やっぱり
何がなんでもプロポーズに向かってグイグイ攻めてくる事を……
世界の情勢に疎いオタクの玲は全く気付いていなかった。
到着早々、たくさんの食材が入ったレジ袋を持って広いキッチンに向かい
「じゃあ、今から台所をお借りしますね~」と明るい声で挨拶をしてすぐに
さっそくオシャレなシステムキッチンの流し台で、
先ほどスーパーで買ったメッチャ高い野菜を洗っていたのだが、
そんな事よりも、なんと この直後……!
*****
サラダ用のレタスとトマトを洗っている最中に、
ガラガラガラガラ
ガッシャーーーン!!
なぜか突然、キャビネットの方向から大きな金属音が鳴り響いたので、
びっくりした玲は急いで璃音の元に駆け寄ってみると
(うわぁ~…これはまた凄い事になっちゃいましたね~)
どうしてこんな事になってしまったのか、
だいたいの想像はつくけれど、とにかく璃音の周りは鍋だらけになっていたから
*****
白いキャビネットの前で呆然と立っている璃音の隣に行った玲は
なるべく優しい穏やかな声で……
「大丈夫ですか璃音さん、怪我は~ないみたいですね?
えっと璃音さんはそのぉ~…ここで何をしているんですか?」
無理はしないでくださいね~とフレンドリーに聞いてみたけれど、
「んん?そりゃあ勿論、お前のサポートをする為に、
このキャビネットの棚から新品の鍋を取り出していたんだが
不思議な事に棚から奇妙な雪崩が起きて…こうして鍋が落ちてきたんだよ玲」
なんと!適当に鍋を並べた危険な食器棚が
いきなり奇妙なポルターガイストを起こしたそうなので
(えっと、お前のサポートをするって事はつまり、
璃音さんも一緒にお料理をするつもりなんだろうけど……
食器棚からお鍋を出しただけで不思議な雪崩が起きてるし、
とても料理の経験があるとは思えないから、これは困ったなぁ……
下手にガスとか包丁を使ったら、もっと最悪な事になるかもしれないし、
…かと言って、私だけで料理をするから、貴方はリビングに居て下さい、
なんて事を言ったら彼の好意を思いっきり無視した事になっちゃうし……
この場合は一体どうしたら~…ん?あっ!そうだー!二人で一緒にやればいいじゃん!)
こうして最高のアイディアが浮かんだ玲は、
決してガスと包丁を使わない事を条件にして、
簡単な作業だけを璃音に手伝ってもらおうと思ったのだが、
いつの間にかハイテンションになっていたアホの玲は哀れな事に
自分が口下手なコミュ障である事をすっかり忘れた状態で
結構ながい文章の、二人で一緒にやればいいじゃんを……
「えーっと、璃音さん…じゃあ是非その~…
わ、わ、私と一緒に、お料理を~してくれますか?
あのですねぇ…実は璃音さんと~、一緒に料理を作る事がその~、
と、と、とにかく私の夢なんですよ!だから今から是非是非ご一緒に~……」
…って感じの壊滅的な語彙力でウダウダと説明したモンだから、
もちろん、この後、案の定
(はぁああ?ぜひぜひ夢とか何言ってんの私!)
こんなの絶対ヤバいよ もう!と後悔しながら華麗な自爆を遂げたのに
そんなみっともない玲とは真逆の冷静な璃音は、まるで真冬の木枯しみたいな寒い寒い空気の中で
「そうか…じゃあ今から二人で一緒に作ろうか?」と優しい言葉をかけてくれたから
「はい、もちろんです!ありがとうございます璃音さん!
じゃあ私は今から急いでお米を洗って、美味しいご飯を炊きますから
璃音さんは さっき私が洗ったレタスをちぎって、ザルに上げてくれますか?」
「わかった、サラダは俺に任せておけ」
こうして奇跡的に寒い冬の木枯らしが、煌めく夏のそよ風に変わったところで
お後がよろしい感じの玲は 今から璃音と二人で一緒に、はじめての共同作業をする事になった。
*****
そして楽しい作業はトントン拍子にドンドン進み……
「ところで玲…これは~、一体どうすればいいんだ?」
「あっ、人参の皮はですね~、ピーラーを使ったら便利ですよ」
「ピーラー?」
「え~と、どの袋に入ってたっけ……
あっ!これだ!はい璃音さん これをこうして~……」
「ほぉ?なるほど、これがピーラーの性能か」
こんな感じで初めてのピーラー体験をした、真面目な璃音の隣で玲は
いつもの様に慣れた手付きで美味しそうな料理を次々と完成させてゆき
そしてこのままの勢いで、大きなダイニングテーブルにサッサと料理を運んだ後で
「じゃあえっと最後に、このオムレツの上にですねぇ、
この赤いケチャップソースをこんな感じでオシャレに掛けて、
はい、これでオムライスの出来上がりです。お疲れさまでした璃音さん」
と料理の終了を告げてすぐに
フワフワ玉子の可愛いオムライスにケチャップソースをたっぷりと掛けて
「ほぉ?これはなかなか美味そうだなぁ、じゃあ早速 一緒に食べようか?」
「はい、じゃあ えっと、いただきます!」
と返事をしながら璃音と同時にスプーンを持った後、
至って普通のシンプルなオムライスと
カニカマをトッピングした和風ドレッシングのトマトサラダと、
中華だしで作った野菜スープを一緒に食べる事にしたのだが
今回玲が作った料理は、一般的な庶民の味なので……
全てが高級志向の璃音の口に合うのかどうかが正直不安だったけど
初めてのオムライスをパクっと一口食べた璃音は、次の瞬間ニッコリ微笑んで、
「うまい!これが巷で有名なオムライスなのか~」
な~んて上機嫌な様子で美味いと感想を言ってくれたので
(やったー!うまいって言ってくれたよ~、
…って言うか いっぱい食べてるし~、よかった よかった~)
とは言えない庶民的なコミュ障の玲も、心で密かに安心しながら
一週間ぶりに作ったフワフワ玉子のオムライスをモグモグと食べていたのに、
このあと何故か璃音は突然、わりと真剣な眼差しで、
「俺は子供の頃をイタリアで過ごしたから、
日本の一般的な家庭料理がなんなのかを殆ど知らない訳だが、
でも玲が作ってくれた今日の料理は、本当に美味いと思うから……」
と含みを残した話を振ったその直後
(えっ?今日のご飯が美味しいから……何??)
とは言えないヘタレの玲に向かってこのままの勢いで
「だからまた近いうちに……
カニカマサラダとオムライスを作りに来てくれないか?
なぜなら俺は この先一生 自分の人生を、毎日お前と一緒に過ごしたいんだよ」
なんて微妙に意味不明な事を言ったから
(えっ?そんなにオムライスが美味しかったんですか?
でも流石に毎日オムライスはやめた方がいいと思いますよ?
だって毎日こんなの食べたら胃腸に悪いし、頭はハゲるし、血圧が~!)
めっちゃ上がりますよ璃音さん!と心の中で騒ぎまくるハイテンションな玲が今
璃音の切ない気持ちなんて、全然わかっていない事はもちろん言うまでもないけれど
そんな事よりも今から璃音が、最高レベルの暗い表情で、
本邦初公開となるイタリア編の話をしてくれて、しかもその後、結局やっぱり
何がなんでもプロポーズに向かってグイグイ攻めてくる事を……
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